20%のゆとり

2012年1月8日 連載
 学生自分の勉強はあまり役には立たないが、試験というものはそれ相応のトレーニングだと感じる。

 テストは時間が限られていて、難しいものほど時間の割き方が重要になる。簡単なところはチョチョイと進んで、比重の高い文章題にゆっくり時間をかけるのが理想だ。

 しかも見直しの時間も重要なため、ある程度のたとえば試験時間の1~2割は残しておきたい。「あっ!」と思わず声が出て消しゴム取った経験は誰でもあるだろう。

 要領が悪い人ほど馬鹿正直に1から同じペースでやっていくから、時間も足りないし文章題もおろそかになる。結果的に、いい点数が取れない。日頃の勉強も1ページから丁寧すぎる。

 予備校でもいいクラスにいるのに毎年うまくいかない人もいる。不思議だがそういった現実がある。

 病院でもそういう医者は・・いやむしろ多い。外来にしても1つずつ、1つずつ、救急受け入れも時間があれば取る、空いてないからダメ。カテーテルなど処置も、今日は枠が一杯だからもう無理、というふうに。自分のペースでキャパを読んでしまう。経営的にはマイナスだ。

 経営者にはゴマをする必要はないが、それではむしろ相手側に読まれてしまい、他の医者との有意差が出ない。与えられた時間が限られているなら、ほぼ有効に使う姿勢は貫きたい。

 ほお、ならすべてやってやるというのも不正解。大事なのはいやそれでもと、枠だろうと時間だろうと「今のペースをちょっとずらしてもう一声」といった気持ち120%の精神が、行動が取れるかどうか。非常によいバランスだと感じる。

 つまり、日頃は制限時間のうち80%ぐらいで仕上げる試験のつもりで。残りの20%が余力。ここを<無理して>利用できるようにしておく。

 ワイフに対するサイフ事情も実は・・・。5万持ってて外では6万。それくらいが理想と感じる今日この頃。

 だがみんな。女性は男性が思ってる以上に、多くヘソクリしていることもお忘れなく。








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