試験について

2012年1月15日 連載

 センター試験に限らず、ある程度試験勉強を進めてきた人間にとっては・・・すでに分かっている。どういう問題が来たら自分はお手上げか。ヤマが当たれば満点。外せば賭け。ダメなところは捨てて、基本問題を着実に・・・。

 なので、ある程度以上の点がとれない人はいつも同じ難問から逃げている傾向にある。いや、その難問については知ってるが自らの頭でじっくり(悩んで悩んで)取り組んだことがないので、ちょっと手を加えられると全く歯が立たない。

 医療の現場でも「ああ、その分野は俺ダメだから」という医師が割と多い。苦手なら恥かいてでも教えてもらったらいいのに、その労力そのものが嫌なのだ。これがまた、優秀な者に限ってきわめて多い。

 そのため、意外と<優秀な>医師に限ってその<ダメ>を避けてしまい、結局患者・自分にかえってくる。試験ではないので埋め合わせもできず、再試もない。これは訴訟・解雇理由の焦点にもなりやすい。

 この「ダメだから」と理由にしてしまうところが、医師のエリート意識の弱点だと思われる。




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