サバイバル

2012年1月21日 映画
 サバイバルもの映画の世界では、肉体的・精神的に強いもの、なおかつ運に恵まれたものが生還する。状況的には追い詰められ、希望の光が小さくなっていく。しかし映画なのであくまで<観客のために>助けられねばならない。

 病院、特に入院患者の診療。特に重症患者は最初、複雑な症例であればあるほどみな興味を持ち、大きなスケールでとりかかる。いろんな意見を聞き、治療法を決定、実行する。

 しかし重症化がさらに進むと投薬適応、検査方法が限られてくる。すると、わずかな情報から少ない手段でもって治療を進めなくてはならなくなる。ここで足踏みすると、助かる可能性は日々遠のいていく。週末だから主治医が病院に来れないでは、すまされない。

 それでも何かはあるはずだ、と考える。目の前には道が常に2つある。<いい場合>と<悪い場合>。なら、<いい場合>のありかを探そうと努める。目の前が暗闇なら、どっちを見つけるかも自分次第のはずだ。

 あるはずの<いい場合>を探そうとする行動・・・それこそが、医療での真のサバイバルと考える。





 

 

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