占領軍

2012年2月4日 連載
 原発の歴史とか遡るうち、太平洋戦後いかに日本が不利な取り決めをさせられていたかをよく学ぶことができる。考えてみれば占領した植民地をどう生かすか、生かすとすればどう利用するか考えるはずだ。当然、経済はコントロールされるし安全と引き換えに基地という担保を頂く。

 病院の医局、教授選もそれに似る。例えばの話だが・・・心臓内科の医局だとする。ある日、教授選でまったく遠方の教授が選挙に勝った。勝った新たな教授は、よそから次々と部下を呼んできて重要ポストにつける。関連病院のヘッドもすり替えが可能。自分の部下で気に入らないのがいれば、遠隔地へ。

 その医局にもともといた上層部には暗黒時代だが、末端にとっては意外と革命的なリフレッシュ週間だ。秩序自体は守られる。しかし、結局はその末端の進む奥には限定的なルートしか残ってない。おいしいところは埋められている。つまり勝ち負けはすでに決まっている。そういう医局を選んだのもある意味勉強不足だったりする。

 支配されるとはそういうことだ。された部分は仕方ない。だが、それから平和や共存を見出すなということだ。そのあと何か計算があったのだ、と考えておかねばならない。

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