不満の背景

2012年2月4日 連載

 大阪市の職員らの手当てが減らされているが、確かに彼らの基本手取りは多い。しかし生活は意外と厳しい。いや何も大阪市の職員だけでなく、金持ち全般に言えることだ。持ってるようで肝心の現金は持ってない。無駄遣ったのか?いや、<預けている>からだ。

 自分の記憶・経験によると、ヒトは金が貯まってくるとそれを銀行で寝かせようとはせず、金に働いてもらおうとする。投資して、あとは寝てる間に増やしたい。その間、豪遊する。投資してそれが目減りしても増えることもあり、やはりそこで金を寝かせる。

 ギャンブルと同じで、差し引きだとマイナス。不思議なことに「それが楽しいから元取ってる」と皆うそぶく。で、手元には現金がない。結局、生活は息詰まっている。返済(追証)におびえ、追われて生きている。最近は、銀行からいきなりの請求も珍しくない。

 なので、追われている彼らは人一倍防衛本能が強い。そこで橋下氏がああいった締め付けを行うと、月1~2万で「生活できない」という。でもそれは(先ほどの理由より)決して大げさではない。

 投資自体をしていない一般からすると、上層部の人間の身をまず削れというが・・・思った以上に深刻なことのようだ。





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