生理学

2012年2月16日 読書
 これが大の苦手だった。とりあえず覚えるものではなく、理解するといっても「これがはて、将来どう役に立つのか?」なんて、同級生には分からない。物理・化学が好きな人なら人の倍速で理解できる。しかし自分には当時、その良さというものが分からなかった。

 しかし仕事を始めて、特に人工呼吸管理後の動脈血液ガス分析の理解のためそこでやっと役に立った。ICUでずっと本とにらめっこ。ああなるほど、行きつくのはこの事実か。と何度も何度もページをめくった。生物の「なぜ?なに?」の機序をたどると、ここにいきつく。それが生理学。だったのだ。

 ああ、あと尿細管のイオンの交換の仕組み。つまり電解質。ああ、こういうメカニズムが事実で、これが仮定で・・・!そうだったのか!・・と、仕事を始めて改めて偉大さが分かった学問。

 なので、その意味も分からぬままの学生に難解な問題を出して、生理学アレルギーを作るのは問題だ。あ、でも試験せんと学生は勉強せんからな。

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