心不全の初発症状に食欲不振があり、また心臓からの血液供給不足による症状(貧血と同じく倦怠感、脱力感、動悸など)、胸水つまり水が肺の外にたまって肺を圧迫するため呼吸回数が増える。
通常できればこの胸水は利尿剤の投薬で徐々に減らしたいところだが、穿刺したということはよほど貯留していたのか、利尿剤の反応そのものが悪かったか。など。
ただ穿刺によって血管から肺の外に圧力がかかってしまい、再び水が貯まることも多い。これに伴い栄養分のアルブミンまで漏出し低栄養となり、栄養補給したいが点滴負荷が過剰になりがち。こういったジレンマを医者は毎日抱えている。
こういう問題に慣れていない医者だと、助かる患者も助からない。
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