予告編で流れたセリフだが、これが本編で流れて鳥肌が立った。

 WOWOWでようやく観ることができた。公開当時は中学2年あたりでアイドル全盛期。アニメはガンダム、999も山場を迎えており、いきなりハーロックではテンションが足りなかった。主題歌が渋谷哲平http://www.aigumi.com/man/shibuya_teppei/st_p.htmlというのも、今一つインパクトに欠けた。

 ところが今見ると・・まぁ確かに地味な作りになっているのだが、松本零士の庶民性がほどよく生かされた作品になっていて(しかも商業的でない)感心した。子供には正直退屈な展開ではあるものの、友情というテーマを時間をかけてじっくりと大人向けに描いている。

 ハーロックはヒーローなのに孤独だ。せっかく人類のための正義をなしても、逆に迷惑がられてしまう。バットマンにも通じる人間像。だがさらにハーロックは1対1の友情にもかなり固執する。この友情は今のスポ根にある建前的なものではなく、自己犠牲にまで通じるものだ。

 君は患者のためにどこまでできるか・・・?そんな声が聞こえてきそうだ。当然、井上真樹夫の声で。

 星くん。




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