発作

2012年4月12日 時事ニュース
 一過性に意識を失うものとしては、低血糖、TIA(脳梗塞の前兆のようなもの)、不整脈のSSSなどあるが、若年では迷走神経反射(ワゴトニー)、それとてんかん発作の頻度が多い。脳外科に受診することが多いように思えるが、落ち着いている場合は開業医に紹介されていくケースが多い。なので内科でも珍しくない。

 てんかんの発作が起きそうかどうか探るため、地震計のごとく<脳波>を記録する。数回行って念を押すこともある。明らかな異常波形、または疑われる場合は内服処方がなされ、以後定期的な通院が必要になる。血液検査で内服の血中濃度を測定するのは最低の義務だ(内服の量が至適か確認)。

 ただ、今でも悩むのは通院に法的な拘束力まではなく、中には転院で情報が薄まってしまいそのうち自己申告的な内容になりがちなこと。主治医もそのうち変わり、古いカルテは処分され漫然とした治療にもなりがちだ。もっと困るのは家族が薬だけ取りにやってくるケースも。ドロップアウトも多いが、呼び戻す法はない。

 そして、患者本人への指導。ここも正直、曖昧なところはあると思う。どこまで生活を制限すべきか。これは悩む。特に忙しいサラリーマンの場合、大部分は定期的検査を受ける時間もままならず、判断材料も少ない分こちらも甘い判断になりがちだ。結局、まあいいでしょう的な内容で利害が一致してしまい丸く収まる。これが果たしていいのか・・・。

 原発でも学んだことだが「何も起こってないから大丈夫」的な考えから日本人は脱却しなければいけない。今回の交通事故は詳細が不明だが、自分なりにいろいろと考えてみることにした。





 


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