さきほどの<欠点>が人生の<X>ならば、寅さんは<Y>にあたる。寅さんはトラブルメーカーとして周囲からどことなく見下されているが、しかしその副作用でもってして人の心に奇跡さえ起こしてしまうことがある。
寅さんキャラをそのまま医師像に投影することはできないが、純粋な思いやりの原点として参考にすべきところがある。その反面、あのムキになる子供みたいなところはこれまた医師像の裏面をリアルに演じてるようだ。
「な、なんだとお?今、なんて言ったんだ!お前が病気を治しただあ?とんでもねえ、病気を治したのは患者さんの免疫だろが!それをおめえが治したつもりで威張りやがって!インターロイキンだかインキンだか知らねえが!くれてやらあ!」
ちょっと兄さん!あんまりじゃないですか!
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