胆道系は膵管とつながっており、肝臓の地下水的な位置にある。採血検査によって正常と断定できるものではなく、精密な画像検査で確認する。漫然と数だけ見ている医者は、かなり遅い時期で見落としている。

 検診で施行する胆道系検査はせいぜい腹部超音波までで、実際は肝臓内の胆管拡張という所見をきっかけに、次の精密検査を勧められる。しかし、この時点でかなり進行しているものと予測される。ただでさえ数ミリの管が目立って確認されるまで、気付かれることはほとんどない。症状がないからだ。症状がないから、検査の必然性が発生しない。かかりつけの患者が黄疸になって初めて主治医が気づくようでは、その医師は責任を感じなくてはいけない。

 有機溶剤との関連はより詳しい調査が待たれるが、好発の中年女性、いや中年以上は特に超音波検査下での<肝内胆管の拡張所見>をより意識したい。腫瘍マーカーの測定も、常に異常がなくても追っかける価値がある。


コメント

nophoto
Jordan
2012年10月29日16:39

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