現在のほとんど多くの病院・会社など組織は、巨大なリスクを背負った経営者と、そこから恩恵(金)を頂くその他から構成されている。なぜにそんなリスクを背負おうかというと、誰も背負いたくないリスクを背負ってでも夢を持ちたい人間が、ちょうどよい頻度で存在するからと思われる。ある意味、バランスが取れている。

 そのリスクというのは、当然<負債>のことだ。負債を背負えば、とりあえず目の前に大金が転がり込む。もちろんそれは組織存続のための運転資金であり手は出せない。その代わり、経費という手数料がつく。非常に心の狭い話だが、日本の社会はこの<経費>があるからこそ、命知らずがリスクを背負ってくれる。

 経費は私用のためにも使えるし、組織の構成にもある程度役立つものとなる。この経費をもらい続けるためには、銀行に手のひら返されないよう次々と前向きな書類を提出しないといけない。業績を上向きにする最も単純な方法は、<次の事業着手>だ。建て替えや、他病院の買い取りなど。

 こうして、会社・社会は動いている。さきほどの「俺はまだ本気出してない」愛すべきキャラとは対照的に、「俺はとっくに本気出してんだよ(リスク負ってるけど)」的な者も世の中には必要だということだ。

 自分は・・・まだ出してないほうがいい。周囲が呆れるようなものでもいいから、何か追っかけていたい。







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