英語の重要性

2012年9月5日 読書
 医者の世界で充分経たが、果たして英語はどれだけ必要だったのか。留学、万年的な論文作成は別として、勤務医の場合はどうか。

 正直、医師の最初の時期というのは珍しい症例を経験することができる。最初は基幹病院だから、貴重な症例が集まってくるからだ。そのため症例発表や病理解剖、資格の獲得に欠かせないレポートなど、できるのは今のうちといったところ。あとは講演会にも意欲的に出席すべき時期だから、ヒヤリング力もかなり問われる。知識人が集まる会ほど、英語が弱ければ置いていかれる。

 しかしおおよそ5年もして民間病院に配属されるようになると、論文も日本語でなんとかなり講演会も寝るようになり、外人とも接しなくなる。

 でもやはり意欲的な時期の英語は能力を問われる。特にヒヤリング力は、医師になって身に着くものとは思えない。今でも「スピードラーニング」とか聞くと、自分の浅はかな英語力を思い出してしまう。

 書く力・読む力は時間をかけてなんとかなるが、聞く力は速さを問われる。医学生時代に鍛えておくべき。

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