老後

2012年10月6日 連載

 かつて自分を指導してくれた先生方も50歳後半以降に差し掛かり、老後の生き方を模索している。一番多い理想は、人里離れた田舎に引退し、健診業務で食いつなぐ・・・といったのどかな夢。目指すはあの「北の国から」。

 田舎に行くかどうかは別として、こういった<オヤッサン>は現場から離れた途端、あっという間に隔絶される。馴染みの医療の現場を去るわけだから当然だが、寂しいのは人間関係・利権など全てリセットすることになるからだ。これは会社でも同じこと。求めたはずの生活のスタートが、実は今さら真白一面であることに気づくという。

 では、そんなときに残されるものは何か。それでもなくならないものは何か。自分は、それが詩でいう<真実>というものと思うのだ。

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