自分が末端なら

2012年10月17日 連載

 末端の頃だと、ついつい中堅どころの信者になってしまい特定のコンビを組んでしまいがちになる。病院という世界はこの2による割り算からできていて、これが2+2になったりもしくは6になったりと慎重な集団が出来上がる。さすがに受験を勝ち抜いた集団であって、負けるような賭けはしない。

 さてその中堅はさらに各部署トップみたいな者への信者であって、つまりは「あなたが昇進の際は私めをよろしく」といった計算がある。もちろんそのトップが転落した場合、それ以下は敗戦国のような仕打ちを受け続ける。

 いまの時代、何があるか分からない。たとえば業績重視の循環器グループでも、人間関係のどこかで破綻すればグループはそのうち解散・再編、業績は落ち価値も低く見直される。特に負けのほうの末端は苦しい再出発を強いられる。

 グループそのものの破たんが避けられなくても、その小グループの末端になる必要はない。ハッキリ言うと、修行中でない限り子分になるべきではない。経営者から動かしやすい駒とみなされる危険がある。

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