どちらかというと、増田貴久のほうに感情移入すべきドラマだろうか。研修医は最初ああいうものでいいのだが、最初から個性が強すぎるとのちのち苦労する。個性に譲れない<我>があると、取り返しのつかないことに巻きこまれる。
研修になれるとだんだん各自個性を出すようになり、そのまま生かせはしてもそれを変えなければならないときがくる。たとえば、強気→謙虚、弱気→大胆、暗→明、それらの逆もある。研修時期は医師が人間として変われる最初で最後の機会だ。良くも悪くも、そのあとは多少しか変われない。
恋愛でもそうだが、打算なしにまっすぐものを見れる時期というのは・・・そうないことに気付く。しかし今どき、研修医は(ほとんど)夕方には帰れるシステム。これでは身をもって修行することは不可能だ。
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