もうちょっと話しておこう。金持ちになるのは、銀行と親密になることだ。いやいや、銀行との親密があってこそ楽にローンが組めて儲かる事業が許される。病院がどんどん増築したり、多角経営に乗り出す背景がそこにある。
銀行としては、個人に儲けてもらうその一方で<税金対策>などという名目でマンションなど物件の購入などを勧める。カケヒキ的に、医者らは購入する。その分、経営面での優遇が図られる。周囲からすると、あの医者マンション何件も持っててすごいね、ということになる。
やがて不動産の価値は落ち続け、持ち主は手放そうにもできなくなる。すると銀行は賃貸としてなど、あるいは医療関連施設などの利用を提案してくる。もちろん、その際にも負債を背負う。気がつけば<施設長>とかになっている。
さらに負債が増え続けると、今度は共同経営などで攻めてくる。見知らぬ人間とセットにされ、これまた施設か何かの責任者に。その反面、自営のクリニックの立て直しなど便宜を図ってくれる。
そう、これらのループはまるで・・・船頭にロープを首に巻かれて餌を取らされる、<鵜(う)飼い>のようなシステムだ。もちろん観客は、賞賛する。だがそのロープは死ぬまで永遠に外れない。
だからその、つまり・・・なんでも<そこそこ>にしておけよ。
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