よく医師がそうやって誤解するわけだが、病院で上げた利益というのは・・・医師個人のものではない。それに協力した者たちすべてのものだ。と、言いたいところだが、そうでもない。

 実際に病院の経営のケツを叩かれているのは総務・医事課の長あたりであって、彼らがベッドコントロールを調整しナースサイドの隙を狙って過剰な診療を達成する。そもそも過剰な診療をやらないと利益は上がらない。国公立の場合、借金は国が背負うからそこは伸び伸びしているわけだが。

 この長らの評価は毎月の売り上げにある。毎月の会議で経営者に報告する。売り上げが高いときはいいが、下がったときは叩かれる。つまり「何とかしろ」ということだが利益が上がると「何とかした」と言えるようになり、長の首がまたそこでつながる。

 事務側の長でも腰の低い者はいることはいるが、自分の経験上9割以上は陰でアッカンベーのクズどもだ。医師の功績が自分の功績、彼らの評価がそれだから仕方のないことかもしれない。だから医師らはそんな奴らのために、無理してまで利益にしがみつく必要はない。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索