ゆとり   ⑩

2013年6月23日 連載
 さておき実際の見習い技術ですが、たとえば自分は超音波や内視鏡、カテーテル手技などを教えています。

 センスがどうか技術が上手いかでなく、まずその態度を見ることにしています。表情や言葉遣いでなく、きちんと<教えて頂く>という態度であるかどうか。ここは重要です。

 教えてもらうなら、当然その下準備が必要なはずですので予定検査であるなら直前の予習が必要です。高価でも必要なら本を買うべきですし、その症例のカルテや検査データも目を通すべきです。

 検査には下準備や前処置もあるので、そこも配慮して欲しいです。こういうのも、医師が把握しておく必要があるからです。どこに何があるか、など知るのにいい勉強です。

 最も大事だと思うことですが、手技はそのはるか前から待機して上司の伝票記入に至るまで引っ付いておくこと。抜ける場合は、理由と<すみません。失礼します>の声掛けをハッキリと。

 当たり前のようですが、今の若い医師らは驚くほどこれらができていません。印象が悪いと、上司は少なくとも<もっと教えてやろう>と他人に思わないわけですよ。

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