奈良の一連の病院のニュースは、勤務医らにとって決して他人ごとではない。なにせ、経営側の自分勝手によって病院の存続が阻止されそうなのだ。まあ買い手は見つかるだろうが、乗り込み側は強気で残存スタッフを<見積もり>できる。あの山本病院の次の話題、というところか。

 乗っ取りの模様は自分が小説として描写してきたが、実際はもっとスローリーで幼稚・残酷極まりないものだ。いっそ、クビ勧告されたほうがマシだ。というか、代わる時点その前で辞めるべき。

 経営側が<看護基準>を欲張ったためにこうなった、というのが発端と思われる。基準を有利にするためには重症長期患者をコンスタントに集める必要があり、正看をかなり雇えるほどの体力(資金力)が必要だ。

 と同時に急性期にスタンばった医師らを集める必要もあるが、そこは読みが浅かったのか・・循環器医療チームはあっという間に分散してしまった(不仲という噂)。

 結果的に経営側が改ざんに走ったというわけだ。名乗りを上げた法人も、病院イメージがあまりに悪くなると、あるいは明らかな借金額それらに驚いて撤退してしまうのだ。


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