スパ郎

2015年2月21日 連載

 ジョニー・デップがよく来日する。しかしなぜか、彼の映画はどれもつまらない。ティム・バートンから離れてなおさらだ。彼を大事にする日本のファン、それは収益に直結する。だから彼は、何度でも来てくれる。おそらく本意でないと思われる。

 彼の立ち位置は窮屈なところにある。堅物でなく、非情でなくダンディでもいけない。客が望むのは<害のなさ>。女性らがこれを彼に求め続けるあまり、彼のそのキャラすべてが<スパロウ>になってしまった。

 母親たちが子供らに求め続けているもの、それに似ている。母親は子供は育てるが、害への免疫をつけさせようとはしない。その結果が、今のユトリくんたちだ。

 するとジョニデの母は、ティムバートンだったか。

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