特筆すべきは、イーサン・ホークの劣化ぶりだ。ビジュアルでなく、そのだらしなさ具合がうまい。苛立たせる笑顔にかけては、彼の右に出る者ナシ。
男はどうしても、だらしなくなっていく。記憶も曖昧で、要はアバウトだ。なんとなく、といった生き方に安住する。しかし女性は異なる。しっかりとした目標を持ってきて、しかも子供ができるとまるで変わる。つねに要求は具体的で、愛に関しても明白な表現を求めてくる。
しかし男は愛の定義さえも曖昧で、ついつい外で浮気したりもする。女はついに秘めたる感情を爆発させる。しかし・・・。
クレジットが過ぎ、観ている僕らは気づく。はて私たちは、憎しみ合ううちにも果たして許しあっているだろうか・・・?それも同時に。
この両立が、難しい。
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