アカデミー賞は、いちおう経済効果のある祭りだから、必要悪だ。医療ものでの受賞とかあればいいが、社会性のあるメッセージとなると難しそうだ。
自分なら、これまでの訴訟などを踏まえたドキュメンタリーだ。個人的な訴訟でなく、企業を対象としたような。以前<ブラックフィッシュ>という水族館でのシャチ事故(スタッフが襲われた)が海外で公開されたが、秀逸な内容であったものの賞には恵まれていない。その内容が経済的逆効果をもたらしそうなのか、日本でも公開されていない
。日本は原発以後、あからさまな隠蔽が続いているので、(僕らにとっての)ドキュメンタリータッチの映画に対する吸収意欲は盛んだ。テーマの対象は製薬会社、その体質だ。最近のある薬は問題続きだから、これを取り上げてもいい。
なぜ、そんな薬を使ってまで売らなければいけないのか・・・。副作用報告が簡瓶になった理由は、MRの給与体質は・・・ゾロ品発売前の焦り、データの巧妙な仕組み、企業に従事する医師たちなどなど。上層部の役人態度、MR内での表彰式、実生活などにスポット。
まず上層部へ突撃。
「重大な副作用が出てますが。死亡例も多数・・」
「・・・・・・」
MRらの合宿へ。お寺。
「お前らは、なっとらん!」「ヒッ!(一同)」
1週間後の大円団。
MR表彰式。選ばれた上位者。
「ボーナスをどのように?」
「その前に海外旅行だ。この仕事?やめられんよ。イーハー!撮ってる?」
企業医師
「完璧な薬さ。神が俺に作れというんだ。ゴッドラッグ。ゴッドラック、グッドラック」
もと企業医師
「あいつらは、血も涙もない・・・」
プログラマー
「統計をちょっといじりゃさ、ほら。世の常さ。ハミだし組は切り捨てる。俺たちみたいににね」
そして、業界の尻尾すらつかめないレポーターたち。
「さっきのMRはどこ行った!ああ!消えている!辞めたのか?もしくはこれは・・」
「(通行人)おいどうしたんだ!」
「未確認飛行物体・・・」
それはMRじゃなく、MMRだろ!
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