給与面

2015年3月9日 連載
 
 古畑任三郎ライクに読んでください。

 最近わどの医師も。医局でそんな話ばかり。院長室にははい、よーく聞こえてくる。自分のイビキは必ずしもそれではないのですからして。

 頑張る医師は確かに重症患者を好んで担当し、治療の密度も濃くて、救急を積極的にとる。だがどこかしか、他の医師に追随を許さないという見栄みたいなものが出てくるんですねーこれが。他の医師のカルテを見て、ナースら背景に「これはダメだな!」とか自慢をする。そういった話ははい。すーぐ聞こえてきます。

 そんな医師は半年もたつと、総務・院長室へ給与の増額を求めにくるんですね。だいたい年200万くらいの増しが多いかな。まあ口約束はする。しましょう。すると彼はまあ、もっと頑張りだすんです。しかし、破たんが見えてくるアレヨアレヨと(処置や患者数に手が回らなくなる)。そして患者に迷惑がかかりそうになるんですねそこで。自分がフォローに入る。打って変わり、ひと説教浴びせる。これで彼ははいパチン。目を覚ます。

 すると不思議なことに、もうあの話はしなくなったんですねーもちろん給与は増やさない!だって口約束だよ。あのときの空気が証人なら、そいつを袋に入れて連れてくることですね。そういうことですよ。ワトソン君。

 これぞ、ムービー・マジック。

※ 最後が惜しかった!



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