ジ・オジン

2015年3月11日 映画
 安彦良和のキャラが際立っているのは、キャラの個性をいとも短時間にその表情でもって説明・表現してしまうところにある。つまり無駄な語りなしでも、キャラの性格付けが格段に上手い。OVAという限られた時間ならなおさらだ。

 しかし、いまどきのマーケティング戦略。商品が売れなければストーリーも続かない。あとあと面白い展開と分かっていてもだ。なのでどうしても色んな層にウケが良くなければいかず、2199の萌えDJみたいな不必要描写が加わっていく。

 そういう意図が、ファーストのファンであるオジン軍たちには見透かされてしまうのだ。彼らの想像力は、アニメの背景まで及んでいた。本編以外の想像力も豊富だったから、今になって実はこうだと言われても矯正が難しい。

 ああもっとも、ジ・オリジンのマンガ世代からの人は別か。なら、その人々はなおさら失望している点もあるんじゃないか。

 生き残っている声優たちが、まだまだ長生きでありますように・・・。

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