悪い例

2015年3月19日 連載
 経営者(病院長や社長など)と仲の良い医師。経営者はコネがあるから、おいしい話をいうものを持っている。株式投資や病院の買い取りなどの話だ。

 こういう人種とは決して仲良くなるな。そもそも、どうして<おいしい話>を君だけに話すのか?そいつが独占しないのはなぜか?他人がなぜ?

 そんな疑問を呈しても、彼らはその話にとびついていく。いや最初はビギナーズラックみたいに花火が何本も打ち上げられる。小銭話が馬鹿らしくなる。すると何人も崇拝者が現れる。ひとつのグループができ、医師はそのリーダーの地位に立たされる。

 医師は支払い能力が高く、それ自体が担保みたいなものだ。なので経営者は集団は、その担保を利用して利ザヤで儲けようとする。そもそも困っている彼らは、他人を思いやる余裕などない。ただし笑顔でも、なんでもする。とにかく医師の実印。それが重要なんだ。

 で、みな50代くらいでやっと気づく。気づいたら貯蓄は投信や株など、よく考えると手持ち現金はすべて<出撃>しており、家や車は数年で回転。自分のもののようで、実はそうでない。他人が自分の責任のもとで遊んでいる。

 いやほんとにそんな50代が多いんだ。困ったことにここまでくるともはや反省などない。むしろそれを否定する流れに攻撃的になる。しかし年齢的なリミットが近づき自暴自棄になる。診療には当然、身が入らない。患者がきちんとついてない。こういった医者に限って20-30代、わりと豪腕だったりするから驚きだ。

 いや、彼らはある意味一貫していた。常に輝きを求め放っていたという点では。

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