決定的なネタばれあり。要注意。

実話に基づくストーリー。悪魔払いで悪魔を追い出そうとしたその結果、少女は死に追いやられてしまう。医学治療に専念せず悪魔払いに徹したための死か、それとも悪魔払いによってしても救えなかった命なのか。

 この話をもっと身近な医療に置き換えればかなり考えさせられる。具体的には<悪魔払い>→<常識的にはしない、しかし患者が望んだ治療(たとえばエビデンスなしの民間療法的治療)>。

 これを基にすると、「病気に打つ手なしの患者は、その医師の治療法を信じて病気と正面から闘うことを決意した」。そして最後の治療に共に賭けた。しかし助かることはなかった。確かに医師のした治療は法的に問題があった。だが何よりも真実は「患者を救おうとした医師のその熱意」であったのだ。

 そう置き換えて観れば、かなり考えさせられる作品。

 でもこれ、ソニー・ピクチャーズじゃないか!でも<バイオ>は映ってなかったな。

 

波紋

2007年6月5日 趣味
 
 「開業医ってええなあ」とつい口走ったのがあちこち噂を呼び、訂正にすごく時間がかかったことを覚えている。

 そのときの反響。

 一般的にも当てはまるリアクションだと思う。

● 院長より
「あんねえ。先生。開業は今はあまりもうからんよ。銀行もそう金は貸してくれへんし。うちにおりいな!」
 ※ それは5年くらい前の話で、今は銀行はむしろ積極的。1千5百万くらいまでは何とかなることが多いという。

● 一部ナース
「先生。よろしければ場所など詳細を。ただし内密で」
 ※ 要するに、病院を辞めて楽に転職したい輩が多いのである。彼らは群れでやってくる!

● 業者(卸やMRなど)
「先生。すべて私たちがサポートいたします!金銭面もお任せください!で、いつごろに・・・?」
 ※ 彼らが大前提で勧めてくるのが電子カルテ。かなりの利益になるためだ(要注意)。

 病院経営者は別として、このようにハイエナどもが群がってくる。その顔はすべて共通してハートマーク(目を見開き、気がありそうな顔)である。

 病院というのはけっこう狭い世界で、つい出た一言が大騒動にまで発展する。それこそ「口は災いのもと」なのである。口数の多い人は特に気をつけよう。
 

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