新しく開局したBS11、毎週日曜日に放映されてる「ゼニセン」。韓国での放送は終了しているが、このドラマが熱い!

 借金王から闇金王へとのし上がろうとする情熱的な男。最初パッとしなかった彼が、金のためのサバイバルにとりつかれ・・・人間関係やタブーを打破していく。結婚式だろうが葬式だろうが、彼は自分の若さでもってブチ壊す。

 まさに、自民党をぶっつぶすほどの勢いだ!

 彼は教えてくれる。這い上がりたければ、他人と違うことをやれ(やりすぎ!)。前述のあみんへのメッセージに通じる。

 はて学会会場でも、こうやってくれる奴いないかな。

「あんたらはンミダ!医者が金持ってるって搾取してハン?認定試験受けて金取り、通っても金を取るのかミダ?ハァン?それにこんな贅沢な会場作るならハン?困ってる人たちの医療費に回せダラミアョ!(札、まき散らし)」

 それにしてもこの主役、ヘアスタイルといいラフなファッションセンスといい、勝ち気で自信過剰で傲慢な態度といい・・・あれはまさに。循環器医タイプだと断言できる。

 
 紅白で久しぶりに見た、あみんに感動!

 確か岡村孝子の父親が経営していたホテルが不良債権化し、彼女はその借金に巻き込まれてしまったというエピソードがあった。そして今回の再デビュー。

 医者でも開業に失敗した場合、また一勤務医として再出発することになる(3人に1人が失敗している現実がある)。返済のためには、今まで以上にどうやったら<自分が売れるか>ということを真剣に考える。<なんでもやります!>精神で、これまで以上に働かないといけないのは確かだ。

 「夢をあきらめないで」が心に痛い。

 あ、それはソロの曲か。もう1人の方、すんません。
 

 以前、これをカラオケで歌った自分が情けない。

 給料が出なくなる時。静かにしかし突然破綻するのは、病院も例外ではない。不思議とニュースにならないが、潰れる病院候補が日々、(大阪でも)あちこちで浮上している。

 病院の破綻・・・噂は流れても大半の職員は、最後まで知らされない。1度目の不渡りが出た時点で噂は出る。問題は2度目の不渡り。ここまでに引き上げる(退職する)必要がある。

 しかし、病院の職員らは日々の診療で一生懸命なためそれを疑う心の余裕がない。不安で騒ぐよりも、忙しさに身を任せたほうがある意味楽だからだ。ある意味<集団心理>の盲点といえる。これは日本人特有のものと思われる。背後にあるのは「事なかれ主義」。何も官僚・政治家だけでない。そういうとこ、ひょっとして君らにもあるか?

 給料が出なくなっても、病院スタッフは会社のように反乱する時間は少ない。目の前の患者・診療が今日も待っている。そして誰かが言いだす。「訴えよう」。弁護士が雇われる。

 破たんした場合、職員の給料はまず守られる(給料優先で弁償されていく)。しかし僕が知ってるケースでは、弁護士を介すると結局かなりの額を巻き上げられるらしい(確か戻ったのは7-8割しかも半年後)。

 何が言いたいかというと、こういう情報は上から回ってくる。それをいち早くキャッチすることで救われることもある。「ま、ええんとちゃう?」という人は逃げ遅れる。

 だって上から情報が回ってこなかったから・・・というのは言い訳だ。ちょっと話せる(上の)人間の話を日頃から聞いてあげること。 

 とにかく危険な集団心理。一緒に笑うな一緒に合わすな・・・そして、これに呑まれるな。

 

夏の終わり

2007年9月16日 音楽
 そろそろ感染症が落ち着き、病棟が空いてくる時期にさしかかるのが常。<行路病院>といわれる病院からの紹介が(各民間病院にとって)重宝される時期でもある。

 医療関係者なら誰でも「辞めようかな」と思ったことがあるはず。しかしある程度多忙な時期を越えて深呼吸ができたとき、もう一度踏みとどまる。

 俺はまだ・・まだダメになりゃしないさ〜!(尾崎豊)

 しかし、夏の最後はこの人の曲で締めくくろう。

 http://www.megaupload.com/jp/?d=1EH7ML54

 
 ♪(自治体が)「医者が欲しい」と漏らしただけで、すべてなくした でも(大学は)引き上げずにはいられなかった〜・・・

 
 R35とはそのなんだつまり?バブル期に青春(ドラマ)を謳歌した世代ってことか?自分もたぶん、あてはまる(笑)。

 これらの歌は、その後自分が医者になって数年間(カラオケブームの頃)もよく歌われていた。

 珍しく、思いつくままコメントしてみよう。

  http://megaupload.com/jp/?d=P2XM4THN

1.SAY YES/CHAGE and ASKA ・・ 101回目のプロポーズ。武田鉄也がトラックの前に飛び出し、浅野温子が茫然と目を見開き、涙顔。今では考えられない見事な演出だ。兄は司法試験に受からなかったが、弟(江口洋介)はそのあと救命医師に成長?

2.君がいるだけで/米米CLUB ・・ 結婚式で歌わされた。「わかあってえぇ〜!」が上手くできるかどうかがポイント。

3.何も言えなくて…夏/JAYWALK ・・ カラオケで前奏が流れると、本をめくる女どもの手が止まった。「ときがいつか〜ときがいつか〜」の反復演出がウけた。

4.Get Along Together 〜愛を贈りたいから〜/山根康広 ・・ これも結婚式でよく歌われた。自分は最後の1節をわざと歌わず(フォエバー!で終わり)妙な余韻を残すのが好きだった。

5.TRUE LOVE/藤井フミヤ ・・ 街を歩くと、酔っ払いが歌う「きいみだけをお傷つけてえ〜うおおお!」のフレーズが流れてきたのを覚えている。「あっちゃー!俺の方が上手上手!」とうぬぼれてみせる。

6.シングルベッド/シャ乱Q ・・ カラオケで女性陣が部長クラスにせがんでいた歌。すると僕らがこぞって「ズルい女」で報復した。

7.離したくはない/T-BOLAN ・・ 「ん!はなしったくうはっ!ないい〜!」

8.クリスマスキャロルの頃には/稲垣潤一 ・・ 略して「クリキャロ」。2番目が終わったとこのダーダダン!タタタダーダダン!はいそこで歌ったアナタ正解!

9.Woman/中西圭三 ・・ 「ウーマン」じゃない。「オーマン」なんだよ!と注意したら引かれた。み〜らいはきみいの!ア〜!と合いの手。

10.夏の日の1993/class ・・ 最初この曲を聴いた時「和田アキ子すげえ!」と勘違いした。こんな〜にい〜っしょに、いった〜のに〜いった〜のに〜いったのに〜・・(拍手)
 
11.もう恋なんてしない/槇原敬之 ・・ その日ナースに振られたオーベンが、カラオケでみんなを巻き込み合唱。

12.サボテンの花 〜""ひとつ屋根の下""より〜/財津和夫 ・・ どう考えてもあのドラマの主題歌。両手に花状態のとき「何なら店ごと買い占めるか!」と言うのが常だった。 

13.接吻 Kiss/オリジナル・ラヴ ・・ 真似して歌おうとしたら、バット将軍みたいな声になってしまった。

14.壊れかけのRadio/徳永英明 ・・ カラオケの最後のほうで病院スタッフ皆で歌った曲。「ししゅんきに!」のとこで皆声が揃う。

15.愛が生まれた日/藤谷美和子・大内義昭 ・・ 結核予防会の忘年会に呼ばれて、そこの女性職員(70点/200点)と無理やり歌わされた。恥ずかしかった・・・。

16.世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS ・・ 僕の周囲では控え目なナースが歌う傾向があり、それで人気がブレイクした者もいた。その後デキ婚していたが。

 
 http://www.jmp3.net/singer/singer_466.htm

 ヒット曲でも単なる流行で終わらず、(季節。場面などにより)時々やたらと聴きたくなる曲がある。

 単なる流行であった曲は、月日が経つと堀り起こされることもなく置き去りにされる。中古CDショップに行けばよく分かる。おニャン子、小室系などが所恥ずかしと並ぶ。

 同じアルバム(アーティスト)を探す人間が多いせいか、ふと欲しい曲を探しに寄っても、それがいつも見つからないのだ。そういう時はAmazonに神頼み。
 ※ ところが田舎の中古屋に行くとあっさり見つかったりします。

 レンタルシングルCDを借りてた頃、コピーするにあたりある程度の曲数が必要だった時。徳永英明の新曲が(たいてい)隅に置いてあって「ま、最後は渋い曲でしめるか・・・」とお約束のように借りていた。

 病院で2連直して帰ってきて、聴いた編集CDの最後が「恋人」。その独特な雰囲気に、奈落の底まで突き落とされた。

 (http://www.jmp3.net/cd_html/cd_1542.htmにあり)

 ♪恋人よ〜とおいムカシに〜もどおってっみない!か・・・

  もおおっとお!熱く! もおおっと!んうっ! マアイ、ラ(ブ)〜

 この「んうっ!」の部分はカラオケでチェックする重要ポイントだ。

 院内食堂でよく、「ずずず・・・うん!まい!なあ!」と喜んでいたのがアイアム寒い。
 
 「リフレイン」とは<繰り返し>。

 どうして僕たちは出会ってしまったのだろう・・・?

 なぜ、あのとき優しくしなかったのか。

 あんなに愛しあったのに。

 あんなに仲が良かったのに。

 あんなにおいしかった(ラーメン)のに。

 あんなにカネあったのに(パチスロ前)。

 年を取るほど重みを増していく歌。これがバブル期に唄われたのだから驚く。

 どことなく以前の仲間が以前に戻りそうな気がして、そしてみんなが傷ついた。

 今回の話は以上。
 
 ・・・どうしてもコロッケのモノマネ(ロボット)を思い出してしまうのは私だけではないだろう。

 阪急グループ職員の保険未加入のニュースがあったが、医療関係者(ナース・事務員)でも他人ごとではない。さすが公立・大きな民間病院は問題なさそうだが、開業医では平然とやってるとこが多々ある。

 今の経営者のボヤキ一言目は「人件費」。しわ寄せは<文句を言いそうにない労働者>に全て向かうことになる。弱い者いじめと変わりない。正確には<弱いものからいじめ>である。

 保険未加入のとこは、たいてい従業員に「近々検討する予定」とか言って延々と先延ばしにしているケースが多く、期待してもまず実現しない(するつもりはない)と言っていい。

 保険だけに限らない。最近は明細の内訳をきちんと確認・理解しない人も多く、それを逆手に取られてるケースもある。

 少なくとも曖昧な問題があれば、契約採用時に客観的な証明(文書・サイン)をしてもらう必要がある。それもできない所は就職すべきでない。今の時代、<口約束>ほどいい加減で危険なものはないのだ。

 こういう契約時のトラブルを回避するには会計士を立ち会わせるのが一番らしい(でもそのコストが問題だろな)。

 ※ 医師の場合は・・バイト先の料金が一部常勤先に断りなくピンハネされてた、というケースも案外多い(バイト料金を常勤先から受け取る場合)。健診業務など、病院契約でたまに派遣される人は要チェックだ。

 
 日本人としての誇りを捨てないことで、彼らは救われた・・・。そう納得したい。日本人の誇りというのは<ものづくり>という、世代へと受け継ぎ永遠と伝え語られるもの・・・と自分は考える。

 海外特にアメリカでは、誇りというのはたいてい海軍や先人の支配の歴史が基盤にあるが、実はその中身は「征服」「略奪」である。日本とは根本的に心の地盤が違う。

 そういう国は戦争によって需要を生み出し生活を豊かにし、コトを全て正当化してみせる。なので原爆落としてでも、勝つまでやる。どこか考え方が違う。こんな国に任せてはいけないと思ってしまう(映画はいいけど)。

 ≪日本人でよかった≫。少なくとも<ハゲタカ>はそう思わせてくれた。

 NHK、受信料払ってるかいがあった。
  
 
 唐突に目に焼き付いてくる、「ダイハード4」の予告編。映画館に行くまでに、どれだけネタをばら撒かれるのか!

 散髪屋で病院の情報収集するのは自分の習慣だが、ときどき最新映画のストーリーを平気でばらすオヤジ(店の主人・客)がいて困る。デリカシーのない人間の多いこと多いこと。

 野球の結果をダイジェストで見ようとしたときに、「あ。今日は阪神負けたね」とはさんでくる同僚も、しかり。

 ネタばれ注意報。だがそれは、何も散髪屋に限らない。

 タクシーに乗ってて流れるラジオ。ガソリンスタンドで流れてる場合もある。ツタヤなどレンタル店でも関係ない。<ネタばらし>は常にあなたを狙っている。

 最悪なのは、映画館でもそれをやってる輩がいることだ(立ち話で)。おいそこの奴。上映前にパンフ開けるな!

 もし、あなたの前で<ネタばれ>が炸裂しそうになったらそのときは・・・!

 「(両耳に人差し指突っ込み)わー!わー!わー!」

 これに限る。イッピカイエイマザファッカー!
 
 今さらだが、最近まで<音楽ダウンロードサービス>をバカ正直に利用して浪費癖がついていた。今は自力で辿り着いたサイトでいろいろ聴いている。

 http://btiofuiw.alink2.uic.to/

http://www.jmp3.net/newcds.htm

 タダとなると、古い曲のほうに目が行く。中でも「郷ひろみ」!上司が(ナースらにふられたあとで)よく歌っていた。

 最近の曲がうるさく感じるようになったら、いろいろ探してみるといい。
 最近はCM戦略があからさまで、番組で芸能人が自分の趣味と称して商品を紹介したり、ドラマではやたらモノが登場するし、記者会見では過激な発言で目立とうとするし・・・。ま、こういうのは以前からだし、そういう世界だからいいとして。とにかくスポンサーの力は、最近特に凄い。

 覚えてる人はいるだろうか?昔(10年くらい前?)、毎週人気のスペシャル番組で病院の特番が組まれ、研修医の働きぶりが紹介された(生放送)。そこで泉谷しげるが研修医をバカにした発言が出て、その直後番組自体が打ち切りになるという事態があった(その場で司会が最終回通告)。問題視したスポンサーが撤退した結果である。

 さて映画で気になるのは、ソニー・ピクチャーズの作品。どうもこの会社が関係する作品はソニー製品がやたら登場して鼻につく。確か「バッドボーイズ」で「スリー・リバーズ」のシーンを引用し初めてからだろうか。その後パート2ではソニー製品会場?のようなものまで登場。

 この007の傑作でも<バイオ>がこれ見よがしのアングルで登場。今後はQなる人物が登場でもして、ソニー製品をデモするのだろうか?「スパイウェア」とかね。

 ブルーレイの出来も上の下といったところで、アマゾンの評も出来すぎの感がある(みんな表現うますぎ)。

 医療の世界ではやってはならないことだが、MRがたまに一線を越えて(接待など利用して)特定の薬剤を勧めに来る。でも最近は旧製品を再宣伝するよう指導されてる会社が多く、どうやってアピールすべきか困ってるMRが多い。

 接待で効果があるとすれば・・・

 <ボンドガール>なら間違いない。

「これはこれは医学生のみなさん。地元大学で奨学金をお渡しする代わりに、卒業後もここで働いてもらいますぞ」
「なるほど。では私が危険でルーズな人間で社長出勤でセクハラ大魔王でも、ずっとこの地域のどこかで雇って頂けるわけだな?」
「う?それは・・・あなたのお名前は?」
「ボン。ジェームズボン。私はずっとこのマチに・・マチーニ、シェイクして!」
「うぬぬ!た、ただしボンドガールは地元で調達を!」
「よ〜めに〜・・こないか〜・・・」

 地元の就職を前提で頑張る人は、それ(恋愛・結婚相手)も大事な因子であることも考えておこう。

「田舎には、出会いがないのだ」(シャア調)
 6月に入る。夏休みとは気が早いが、7月にとる人は宿泊・交通など予定を早めに立てないと、泣きをみる。

 医療スタッフの場合夏休みは各人によりバラバラ。大学では週単位で取れるようだが民間では数日程度しかないことが多い。

 自分も数日しか余裕がないので、無駄にならぬよう予定を立てたい。いつか≪トワイライト・エクスプレス≫に乗るのが夢だが、現状でそれを使うとすぐ飛行機で戻ってこないといけない。

 テレビではバカな政治家どもが自分の利益のためだけに(今さら)アピールしているが、皆さんはこんな奴らに惑わされることなく、計画性のある休息を取ってほしい。

 それにしても医者が夏休み取ってるだけで、何か言われそうだな。朝ズバとかで。

「夏休み。ねぇ。信じられないよ。そりゃ医者だって人間です。そりゃ分かる。分ります。でも最近の医者は、すぐ休むんだよこれがまた。ねえ。知り合いの医者が言ってました。休むなら!ね!いいですか。休むなら。一人前になってから休め!これですよ!あのこれね。私の知り合いの専門医が言ってました」
「では次のニュースです」(女性)
「どうなっちゃうんだろうねぇ。この国の医療は!はい次いこ!」

 ここまでヒドくないとは思うが。

 メディアはもうちょっと、医者を人間扱いしてください。

 僕の周囲の医者の夏休み(多い順)

? 海外旅行(長期休める人のみ)
? ゴルフコンペ
? 国内旅行、特に別荘・リゾート
? 実家帰省(若い人ほど)
? 家でゴロゴロ
? 競馬・スロット
? 通常通り出勤(なんと?すいちょうけん)
? お見合い
 たとえ肺への癌転移があった(そこまで進行していた)その身の上でも、音楽に対する情熱・夢は変わらなかった・・・。自分が特に感銘を受けたのはそこだった。

 こういう病院の仕事をしてると、トラブルに見舞われる予感からだんだん憶病になり、ついつい<保身>に向かってしまう。無難に生きることで精一杯だと自分に嘘をつき、そのまま年を取ることになりかねない。そして孫ら子孫に尊敬という代償を求める。人間の心は狭い。

 しかし、<保身>ではせいぜい金しか残らない。今の政治家など見れば明らかだ(彼らは<ツケ>も残すが)。

 音楽という遺産を残すアーティストというのは、それだけで偉大な存在だ。自分は何か残せるだろうか?と自問自答せずにはいられない。『今あるのは、俺の血にまみれた手だけだ・・・』。

 尾崎の「永遠の胸」

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8237/ETERNAL/eien.html

      <そこには様々な正義があり>

 僻地に旅立つ医者は、この歌詞をよく噛みしめてもらいたい。

寺尾聰。

2006年12月17日 音楽
あのリメイクが発売。

個人的に嬉しいのは・・・これは芸能人がよくやるような、

「ドラマ」「歌」→「結婚」→「スキャンダル」→「離婚」→「暴露本」「ヘアヌード」→「ショッピング番組」「バラエティ番組(ものまねでは本人登場)」→「Vシネマ」「CD復刻盤」→ヒットせず借金 という路線とは一線を画している。

 過去の絶対的な完成作を、自らが再びアレンジに乗り出す。その冒険心が羨ましい。別に仕事に困ってるわけもなく、俳優で成功している。

 浜田省吾も先日リメイク盤を出したが、あれは失敗だろう。なぜか?彼の曲は、オリジナルアルバムのその順に聴かないとダメだからだ。バラバラのコンセプトを並べたら、聴き手は混乱する(ただし<サンド・キャッスル>は名作)。

 そういう意味で、アルバム1つをリメイクするというのは実に単純でも好意的。

寺尾聰 CD A&A 2006/12/20 ¥3,150Re-Cool HABANA EXPRESS

Re-Cool 渚のカンパリ・ソーダ
Re-Cool 喜望峰
Re-Cool 二季物語
Re-Cool ルビーの指環
Re-Cool SHADOW CITY
Re-Cool 予期せぬ出来事
Re-Cool ダイヤルM
Re-Cool 北ウィング
Re-Cool 出航 SASURAI
ルビーの指環 1981

・・と、しっかりオリジナルの曲も入ってる!

 昔、おふくろがステレオのある部屋に僕ら(兄弟)を呼び出して、「これ(ルビーの指環)、ええやろええやろ!」と何度も聴かされたのを思い出す。

 お〜。これが大人の恋愛か〜!と理解もせず尊敬していたが・・大人の女ほど、ある意味面倒でワガママだとんでもねえ!あたしは神様だよ!

※ そ〜して2年の月日が流れ去り〜街でべ〜ジュのコ〜ト〜を見かけると〜指にルビ〜のリング(←ここ<指輪>と間違いそう!>)を〜探すのさ〜〜あ〜なた〜を失ってから〜(←超低音)

(※ 以下繰り返し)

 ↑カラオケでうまい人は、この部分で息継ぎしない。

 以前のベストテン番組では、たいてい「そ〜して」のところで照明が倍になり、後ろに《10週連続トップおめでとう!》とか派手に祝福されたものだった。

 たしかそのあと、「西遊記」があったような。

「あ!ここにもマチャアキ(←死語)出てる!」

 いや、違うような・・ま、ええか。

 今日も路地で聞こえる、オヤジらの「ルビーの指輪」。

 だがダメだ。この歌は、この人でしか許可できない。

では1曲歌ってから、寝ることにしよう。

ベストテン番組風に。

プップルルル〜ンシャシャ!カカ!
プップルルル〜ンシャシャ!カカ!
プップルルル〜ンシャシャ!カカ!
プップルルル〜ンシャシャ!カカ!

プルルル〜ルルル〜ルルル〜ルルル〜ルルル〜ン

くんも〜りガッラスの向こうは風の街、問わずんがったりの心が切ないね〜枯れ葉〜ひっとつの重さもない命〜あ〜なた〜を失ってから〜

(後ろでダルく手拍子する2位のマッチ)

背ん中を〜(間)丸めながら〜(間)指の〜リング〜抜き取おったね〜おれに返すチュ!チュウン!つもりならば〜チュ!チュウン!捨て〜てくれ〜〜〜〜

ポンポンポンポンポポン

そ〜おね、(ハモリ→)誕生石ならルビーなの、そんな言葉が頭に渦巻くよ〜(間)あれは8月まばゆい陽(ひ)の中で〜(間・カメラアップで)誓〜った愛の幻〜プップルルル〜ンシャシャ!カカ!

孤独が〜(間)好きな俺さ〜気にしな〜いで〜(間)行っていいいいよ〜アッ!ウ〜ン!気が変わらぬアッ!ウ〜ン!うちに早くアッ!ウ〜ン!消え〜てくれ〜

(間奏)

(→ハモリ)くんも〜りガッラスの向こうは風の街、冷めた紅茶が残ったテエ(間)ブルで(間)襟を合わせて日暮れの人並みに(間。ドアップ)まぎれ〜るあなたを見てた〜プップルルル〜ンシャシャ!カカカン!

そ〜して〜・・・(3秒)

 2年の月日が流れ去り〜街でべ〜ジュのコ〜ト〜を見かけると〜(間)指にルビ〜のリングを〜(間)探すのさ〜〜あ〜なた〜(←カメラ、観客の誰か映す)を失ってから〜

 そ〜して2年の月日が流れ去り〜街でべ〜ジュのコ〜ト〜を見かけると〜(間)指にルビ〜のリングを〜(間)探すのさ〜〜あ〜なた〜(←カメラ、観客の誰か映す)を失ってから〜

 チャチャ!チャチャ!チャン!(←適当な終わり方)
サンダル休日木曜日の、シャア調な迷セリフ。

『医者の休みというのは、無事終わってからそう感じるものだ』

その日は、休日で終わるはずだった。

「休日、なんとか無事に終わりそうだな。寝るか・・」

来生(きすぎ)たかおの歌が流れる。

グ〜ッ、バ〜イデ〜イ 今日が終わり〜
                  
ワンモ〜アデ〜イ、

また一日
                  
何ごともなく〜、それでいい〜〜〜〜〜〜よぉ〜〜〜〜

闇にいきなり光る携帯。寸後に音が鳴る。

「も、もしもし・・」
『病棟詰所です。モニターが変です』
「うう・・・変って、なんだよ?もっと具体的に・・」
「とにかく、来て見てください」
「と、当直の先生は」
「えっ?年配の先生ですが。起こすんですか?」
「くく・・わかったわかった」
「なるべく早くお願いします。プツッ」

胸騒ぎと諦めを隠しつつ、着替え始める夜中。

チャリチャリと持ち出す車の鍵。


Good bye day 

そしてI love you
                  
One more day 

また一日 
                  
おだやかならば〜 それでいい〜〜〜

・・・・・

〜〜〜〜〜よぉ〜〜〜〜〜

(と、なぜか無限に続く)
サンダル医長の、一場面。

「でも不安だな。ホントのところはどうなんだろ。オレは期待されて行くのか、このまま用なしで終わるのか・・・」

 誰でもそう思うときはある。聞いてみたいが答えは怖くて聞けない。だいいち誰に聞いたらいいのか。

 もう皇帝が勝ったも同じだな・・・。

 ぽつんと僻地に飛ばされたり、開業したりするとこのようにプチうつっぽくなることがあるそうだ。理由は簡単。話し相手が減るためだ。事実はやってる開業医でも、鬱になる人は意外と多い。目の先の年収に囚われてはいけない。条件がいいところは、それなりに意味があるのだ。

 みんなで話し合った結論としては、趣味を持つこと、気の知れた友人をもつことが良いQOLにつながる。家族をもつ?まあそれがベストなんだろう。しかしそれはそれで大変らしい。

 女とチャラチャラ遊ぶ?まあそれも楽しいんだろうが、引っ付き虫も疲れるだろう。だが中には美人局(つつもたせ)に引っかかるケースもあるので要注意!

 チューブの<サマードリーム>の歌詞の意味がようやく分かってきた。

♪ スリルと孤独を、わかっちあえたら〜・・・

 その両者を、奈良で嫌というほど味わうことになる。

 その前の異動の際、受け持ち患者さんたちへ<お別れ>を告げるべく<金曜日>が待っていた。だが異動の前は、早く切り上げてリラックスするのがお約束だ。

♪ お気にめぇすまま!(烏合の衆で→)サマ〜ア、スィリィ!

 そこのサビだけ元気に歌っていた、あの野郎ども(医学部・薬学など同級生)は何をしているのだろうか・・・。

※ 彼らは「怪傑ズバット」のとこでも邪魔してきた。もちろん「アスカー!」のところだ。

夏らしい曲

2006年6月20日 音楽
 
 年に1度は、いかにも夏、という曲に巡り合う。忙しくて病院から抜けられないときでも、ある大部屋から流れてきた曲に足が、いや耳が止まる。

 「サーガ」のこの季節は「ミュージック・アワー」が全盛。この影響で、僕の以前のあだ名「うさぎさん」も少し長くなった。

「♪キ〜ミが夢を願うから!今も!ユ〜メ〜はユメのま〜まあ!」
「(酔った年上スタッフ)おいキミ。ユメ、ユメ言う前に、ヨメ(嫁)を願わんかっかっかっ(←エコー)!」

<間奏>のときに語ってくる酔った年上スタッフ。
彼らはサビのとこにも、ついてくる。

「♪見守〜ってる、ミューズィック!」
「♪(一同)アワ〜アー!」

 ところでこの頃はCDを率先して買っていたが・・。今はダウンロードサービスとかあって、一見便利。

 ところが実際。曲をパソコン⇔車⇔ウォークマン⇔コンポなどと自由に移動するのがなかなか困難なのだ。著作権法に起因する、コピー制限や機器の仕様によるもの。安易にデジタルダビングをさせない、レコード会社の陰謀だ。

 アイ・チューンズも期待はしたが、いかんせん曲のバラエティさに色がない。

 浜崎あゆみのアルバムでも未だにCCCD(パソコンで編集不能)のものもあり、なかなか一手に集められない、などとストレスが募るばかりだ。

 となると・・ここは地道にCD+MDコンポで、車はMDチェンジャー、MDウォークマンがベストなのか結局は?CCCDは諦めるかダウンロードソフトでプロテクトを外すか。

 それかCD買えってことか?
 でもCD、高いからなあ・・・。

 
 
 「ヤマト」の偉大な作曲家のあの方が、とうとう亡くなった。享年75歳。死因は虚血性心不全となっている。

 この映画のサントラは貴重だ。ビデオがなかった頃はサントラを聴くことで壮大で自由な作品世界に触れることができた。小学校のそうじの時間のリクエスト曲としてお願いしたこともあったほどだ(しかし却下された)。

 続編のほうはどうかというと、古代進の声優も亡くなってしまったし、近々噂されている<新ヤマトhttp://www.enagio.com/yamato/>の公開が危ぶまれる。宮川泰無くして、誰がヤマト音楽を手がけろというのか?喜太郎?目玉おやじ?

 さて、その<新ヤマト>の内容だが。今風な、変に明るい話にされても困る。ファンとして以下のようなお約束は踏まえておいてほしい。

(ストーリー進行順に)
? 圧倒的な敵の出現(当然、血も涙もない)
? ヤマト発進
? 大規模な会戦(太陽系を出てすぐあたり)
? 女神キャラの出現(幻影として?)
? 2番目ボスの出現、撃破するがヤマトも傷だらけに(本命の敵の居場所が分かる)
? 地球艦隊が本命を叩くが全滅。一方のヤマトは修理中
? ヤマト、1隻で本命と戦う。心配する腸管、いや長官
? 主要キャラが必ず1名死ぬが、敵に致命傷を与える。それを利用しとどめを刺す。
? 沈黙のあと、よいしょっと椅子に腰掛け「ヤマト・・発進!」(エンジン音:シュ〜・・・コキコキコキ、シュッ・・バ〜ヒュイイイ〜〜〜)
? 歌が流れる。戦死した乗組員たちの影が映る。地球の向こう、ヤマト消える。

 あ、これを忘れていた。大事なお約束。

(?と?の間) 絶体絶命のところ、<新兵器>が登場する

 

真田「いやあ、こんなこともなかろうかと実は用意してたんだ」

古代「だったら最初から教えろよ!」

佐渡「よさんかい!まあまあ、2人とも。ケンカはいかんぞ。ケンカは・・・!」

 佐渡先生は宇宙一の名医らしい。いったいどのような頭を持っているのか分からないが、私が引用しているセリフがある。それは・・・

「さもないと、入院ですぞ!」

真田さん的には

「オレが行かなきゃ、カテのことはどうにもならんぞ」
    (↑ これは言ってない言ってない)
 
 僕が予備校生のときはバブル真っ盛りの時代で、不満を言う者はほとんどいなかったと思う(浪人して学部をじっくり選べるからという発想)。時代の流れの恩恵だけでリッチに過ごす大人たちに、いろいろ説教されたものだ。つまり僕らは当時の<負け組>だった。型は古いがシケには強い・・兄弟船か?

 なので<今の自分の生活が苦しいのはすべて国の政策が悪いから>と不平をぶちまけたところで、今さら同情できる話ではない(例外的な場合は別)。庶民に一見同情的な辛口番組、現実逃避的なドラマ、ミスだけを叩き背景を考えないニュース番組。こういうのを作って大衆を感染させる奴らがホントの悪人だと思うよ。

 「サーガ」世界もこの頃から不景気を身をもって感じるようになる(のちの9/11で大打撃を受ける)。経済的な圧迫を抱えるケースが増え、患者層の変化が顕著となってきたのだ。<予後>は単に治療の内容だけで測れるものではないのだ。

 さてその予備校時代、当時の流れに逆らうようにこのアルバムが登場した。当時の予備校生のバイブルだ。2枚組で高くCDも普及しておらず、テープで持ってる人間が多かった。

 印象的なのは・・・

「♪テレビじゃこの国、豊かだと悩んでる・・だけど、オレの暮らしは、何も変わらない」
「♪頼りなく豊かなこの国に 何を賭け何を夢みよう」
「♪乗り越えろ・・その!・・空しさってヤツを!」

 受験生は、燃えていた。そう、今でも<19のままさ>。3浪だった当時の先輩が<21のままさ>とイヤに字余りに歌ったのを覚えている。

ジェ、ボ〜イ!アイムア!ジェ、ボ〜オオオ〜イヤカモン!

カラオケでこの<アイムア!>に力が入るかどうかがポイントだ。

※ このアルバムの完成直後、ハマショーが初めに聴かせたのが尾崎だったことはあまりにも有名。

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