「救急隊も気にしている」
2007年5月15日 救急隊が患者を搬入、そこから情報を聞き出してそこからは引き継いだ病院スタッフの仕事。救急隊は次の現場に向かうわけだが、患者のその後の状況は知らされないままのことが多い。
患者の紹介などで救急車を利用するとき、(その後の状態が)気になって眠れないこともあると、彼らからよく聞く。自分の処置が正しかったのかという(謙虚な意味での)不安もあるが、これは人間として持つべき正常な反応だ。
しかし、通常は落ち着いた場所での接点が少ない隊員と医師スタッフらだけに、そういう情報のやりとりが欠けてしまうのは非常に残念だ(積極的なところは症例検討などやっている)。
病院側も接待役に<美女軍団>を雇うだけでなく、各部署の連携距離を縮める対策が重要だ。
離れた連携はやがて腐敗を生み、組織(ひいては自治体)そのものを崩壊させる。
患者の紹介などで救急車を利用するとき、(その後の状態が)気になって眠れないこともあると、彼らからよく聞く。自分の処置が正しかったのかという(謙虚な意味での)不安もあるが、これは人間として持つべき正常な反応だ。
しかし、通常は落ち着いた場所での接点が少ない隊員と医師スタッフらだけに、そういう情報のやりとりが欠けてしまうのは非常に残念だ(積極的なところは症例検討などやっている)。
病院側も接待役に<美女軍団>を雇うだけでなく、各部署の連携距離を縮める対策が重要だ。
離れた連携はやがて腐敗を生み、組織(ひいては自治体)そのものを崩壊させる。
作者、最近のシリーズを大いに<超>語る ?
2007年5月23日「自分がこのストーリーを開始したのが、約3年前・・・・この間に医療制度が大きく変化した」
<「ユウキと申します。よろしくお願いします」>
「病院を取り巻く側の制度としては、療養病棟の縮小・閉鎖への方向性、在宅医療への移行・・・国は医療費を抑制するため強硬な手段に出る」
<「国は、俺たちに何をさせようというのか・・?」>
「そのツケというか負担は、医療関係者へと回される。ちょうど役人の無駄遣いが・・国民に税金として回されるように」
ナレーション
≪作者の希望により、ニュース特番を編成。対話形式で進みます≫
『病院を取り巻く環境の変化。患者への負担もある。そして医療スタッフの負担。それが病院内部まで変えていくと?』
「イエス。主にはマスコミの責任もあるが、患者側、つまり国民側にも問題がある」
『国民の?それってモラルの低下?』
「そうだな。道徳的な問題が大いに関係する。国もいろいろ努力はしてきたようだ。生活習慣病や介護への取り組み・・」
『で、結果は?』
「身近なことから始めるはずが、まれにみる医療事故・ミスばかりが話題になってしまって、過剰な警戒心を植え付けてしまった。そもそも先行き見えない不景気で、国民が病気を予防したいとか長生きしたいとかいう、積極的な意思が生まれるはずがない」
『いい土台あってこそ、人間らしいQOLがある』
「そうだ。だがこれら行き場のない怒りは、実際には身近なものへと向かっている。身近な医療への不信、学校、家族・・・当然、モラル・士気は低下する。熱くなったな。水」
(2人、水を飲み数秒間をおく)
『では始めましょうか。<サンダル先生2部作>。これは・・』
「正確には間に<ナースサイド>を挟んだ3部作だ。最初に描かれていたストーリーは今となっては古い制度のもとのもので」
『臨床研修制度?』
「イエス。ご存知のように研修医は最初に各科をローテーションし、希望の科を選んでいく。だからといって、話の焼き直しはできない。そこで・・いっそのこと、研修医にこだわらない、ある程度の年数を経た現状での話にしたわけだ」
『ある程度経験のあるドクターの、生活そのものを描いてる?』
「そうだ。結果的にはドクターのかなりの割合を占める、民間病院での話になった」
『国公立は含まない?』
「ああ」
『ただ先生の場合、大学派遣ではない』
「そうだな。それは割合としては少ないかも。しかし今大学からのドロップアウトが増えている分参考になるんじゃないかな」
『大学を辞めていく人間が増える原因は・・』
「一方的な人事配置だろう。それは以前からあって当たり前のものではあった。たいていは意見の相違で辞めていく」
『最近は、研修医が病院を選べるから・・』
「そうだ。大学離れが簡単にできるようになった。とりあえず大学に籍を置く必要がなくなったからね」
『研修先の病院から大学病院へ戻るとしたら・・・覚悟が必要なの?』
「というか、おそらく研修医らはその研修先とやらで・・もう吹き込まれてる」
『オーマイ。その手があったか』
「ジーザス。僕のセリフを取るな!」
『まず<サンダル先生>を』
「車が変わってる。マーク?からGTRに変えた。まだ数年しか乗ってなかったが、車検を前に買い替えた。ローンでな」
『ローンだとしても、余裕が?』
「医者も民間に落ち着けば、給料は安定してくる。ただし最初の交渉が肝心だ。大学からの派遣なら文句はいえず<定額制>だが」
『交渉?』
「イエス。言えば長くなる。年俸にするか月額か・・交通費はどうか住居費は・・などなど。弱気で人がいいと、すぐつけこまれるので注意だ。チューイ!うおお〜ん」
『医師の給料の是非も問題になるね』
「マスコミは好きだな。だがこの職業、退職金の保証がほとんどないんだ。毎日リスクを背負ってる。並の神経ではやってられない背景がある。一生リスク・介入がついてまわる仕事だ。もちろんスタッフも、それなりにお返しはしないといけない」
『研修生がいきなり来てたね』
「<北野>か。今どきの学生だ。といっても学生ではなかったが」
『民間には研修生がよく?』
「研修生と呼ぶべきかどうか・・ま、とりあえず見学させてくれっていう。こちらとしては歓迎だ。当院のアピールにもなる」
『医療行為はさせず、共同生活を?』
「そうだ。だがあまりホントの現状は見せたくないのが本音だ」
『しかし、学生はそれを見たくて・・』
「これから試験が控えているような人間に、暗い姿は見せられんだろ?」
『暗い姿というのは・・・』
「壁だ、壁。受験勉強は、意図的に作られた壁を乗り越えるように出来ている。乗り越えた充実感がある」
『現実の壁は乗り越えられない?』
「・・ものが多い。具体的にはそうだな・・・(意味もなく見回す)」
「(客)イエア!」
「イエア!人間関係。あるいは治療の限界、その臨界点。自分そのものの限界」
『<サンダル先生>は、その人間関係を強調した描写を?』
「そうだ。君、今うまく繋げたな。医者スタッフの間、他の科の人間、放射線の医者の話とかあっただろ?医師会の人間や開業医」
『同じ人間なのに・・』
「同じ人間だからさ。同じものは・・絶えず確認しようとする。相手が自分より強いか、弱いかをね」
『人間の本能?』
「社会的生存本能というか。医者だけじゃない。今は世の中すべてがそうなってしまって、力関係が極端に目に見える。上が下を押し付けて押し付けて・・・これって格差社会そのもののことだろ?」
『なるほど!』
(会場;拍手)
『医療の世界の中は、格差が明瞭?』
「何段階にも分かれる。なので命令系統はしっかりしてはいるが、いざネジが狂ったときの対処ができない。結果的に事故、誤診が増える」
『誤診まで?』
「間違った医師、指摘されるはずの問題点までがそのまま生きて、間違った機構・慣習を下にそのまま伝授するわけだ。今になってメッキがハゲてきた。そこでだが・・<サーガ>の目的そのものは、その慣習の絶滅そのものにある」
『内容がよく分らないが・・・』
「いいんだよ。分かってない人間がちょっと分かればそれが収穫だ。上に立つ人間が1人変わるだけで、何百人も変えられる。ちょっと分かれば。微分積分」
『ちょっと分かった・・?』
「わかった、つもり。ではジーザス!いけないぞ!」
≪CM≫
<「ユウキと申します。よろしくお願いします」>
「病院を取り巻く側の制度としては、療養病棟の縮小・閉鎖への方向性、在宅医療への移行・・・国は医療費を抑制するため強硬な手段に出る」
<「国は、俺たちに何をさせようというのか・・?」>
「そのツケというか負担は、医療関係者へと回される。ちょうど役人の無駄遣いが・・国民に税金として回されるように」
ナレーション
≪作者の希望により、ニュース特番を編成。対話形式で進みます≫
『病院を取り巻く環境の変化。患者への負担もある。そして医療スタッフの負担。それが病院内部まで変えていくと?』
「イエス。主にはマスコミの責任もあるが、患者側、つまり国民側にも問題がある」
『国民の?それってモラルの低下?』
「そうだな。道徳的な問題が大いに関係する。国もいろいろ努力はしてきたようだ。生活習慣病や介護への取り組み・・」
『で、結果は?』
「身近なことから始めるはずが、まれにみる医療事故・ミスばかりが話題になってしまって、過剰な警戒心を植え付けてしまった。そもそも先行き見えない不景気で、国民が病気を予防したいとか長生きしたいとかいう、積極的な意思が生まれるはずがない」
『いい土台あってこそ、人間らしいQOLがある』
「そうだ。だがこれら行き場のない怒りは、実際には身近なものへと向かっている。身近な医療への不信、学校、家族・・・当然、モラル・士気は低下する。熱くなったな。水」
(2人、水を飲み数秒間をおく)
『では始めましょうか。<サンダル先生2部作>。これは・・』
「正確には間に<ナースサイド>を挟んだ3部作だ。最初に描かれていたストーリーは今となっては古い制度のもとのもので」
『臨床研修制度?』
「イエス。ご存知のように研修医は最初に各科をローテーションし、希望の科を選んでいく。だからといって、話の焼き直しはできない。そこで・・いっそのこと、研修医にこだわらない、ある程度の年数を経た現状での話にしたわけだ」
『ある程度経験のあるドクターの、生活そのものを描いてる?』
「そうだ。結果的にはドクターのかなりの割合を占める、民間病院での話になった」
『国公立は含まない?』
「ああ」
『ただ先生の場合、大学派遣ではない』
「そうだな。それは割合としては少ないかも。しかし今大学からのドロップアウトが増えている分参考になるんじゃないかな」
『大学を辞めていく人間が増える原因は・・』
「一方的な人事配置だろう。それは以前からあって当たり前のものではあった。たいていは意見の相違で辞めていく」
『最近は、研修医が病院を選べるから・・』
「そうだ。大学離れが簡単にできるようになった。とりあえず大学に籍を置く必要がなくなったからね」
『研修先の病院から大学病院へ戻るとしたら・・・覚悟が必要なの?』
「というか、おそらく研修医らはその研修先とやらで・・もう吹き込まれてる」
『オーマイ。その手があったか』
「ジーザス。僕のセリフを取るな!」
『まず<サンダル先生>を』
「車が変わってる。マーク?からGTRに変えた。まだ数年しか乗ってなかったが、車検を前に買い替えた。ローンでな」
『ローンだとしても、余裕が?』
「医者も民間に落ち着けば、給料は安定してくる。ただし最初の交渉が肝心だ。大学からの派遣なら文句はいえず<定額制>だが」
『交渉?』
「イエス。言えば長くなる。年俸にするか月額か・・交通費はどうか住居費は・・などなど。弱気で人がいいと、すぐつけこまれるので注意だ。チューイ!うおお〜ん」
『医師の給料の是非も問題になるね』
「マスコミは好きだな。だがこの職業、退職金の保証がほとんどないんだ。毎日リスクを背負ってる。並の神経ではやってられない背景がある。一生リスク・介入がついてまわる仕事だ。もちろんスタッフも、それなりにお返しはしないといけない」
『研修生がいきなり来てたね』
「<北野>か。今どきの学生だ。といっても学生ではなかったが」
『民間には研修生がよく?』
「研修生と呼ぶべきかどうか・・ま、とりあえず見学させてくれっていう。こちらとしては歓迎だ。当院のアピールにもなる」
『医療行為はさせず、共同生活を?』
「そうだ。だがあまりホントの現状は見せたくないのが本音だ」
『しかし、学生はそれを見たくて・・』
「これから試験が控えているような人間に、暗い姿は見せられんだろ?」
『暗い姿というのは・・・』
「壁だ、壁。受験勉強は、意図的に作られた壁を乗り越えるように出来ている。乗り越えた充実感がある」
『現実の壁は乗り越えられない?』
「・・ものが多い。具体的にはそうだな・・・(意味もなく見回す)」
「(客)イエア!」
「イエア!人間関係。あるいは治療の限界、その臨界点。自分そのものの限界」
『<サンダル先生>は、その人間関係を強調した描写を?』
「そうだ。君、今うまく繋げたな。医者スタッフの間、他の科の人間、放射線の医者の話とかあっただろ?医師会の人間や開業医」
『同じ人間なのに・・』
「同じ人間だからさ。同じものは・・絶えず確認しようとする。相手が自分より強いか、弱いかをね」
『人間の本能?』
「社会的生存本能というか。医者だけじゃない。今は世の中すべてがそうなってしまって、力関係が極端に目に見える。上が下を押し付けて押し付けて・・・これって格差社会そのもののことだろ?」
『なるほど!』
(会場;拍手)
『医療の世界の中は、格差が明瞭?』
「何段階にも分かれる。なので命令系統はしっかりしてはいるが、いざネジが狂ったときの対処ができない。結果的に事故、誤診が増える」
『誤診まで?』
「間違った医師、指摘されるはずの問題点までがそのまま生きて、間違った機構・慣習を下にそのまま伝授するわけだ。今になってメッキがハゲてきた。そこでだが・・<サーガ>の目的そのものは、その慣習の絶滅そのものにある」
『内容がよく分らないが・・・』
「いいんだよ。分かってない人間がちょっと分かればそれが収穫だ。上に立つ人間が1人変わるだけで、何百人も変えられる。ちょっと分かれば。微分積分」
『ちょっと分かった・・?』
「わかった、つもり。ではジーザス!いけないぞ!」
≪CM≫
作者、最近のシリーズを大いに<超>語る ?
2007年5月23日コメント (2)『患者の経営するカラオケ屋に行って、病気を見つけて運んでいくケースがあった』
「あれは本当にあった話が元で、実際あちこちで起こってる。飲み会とかいうのは勤務地の近くで行われてて、当然そこらで根強く働いてる人々も近隣の病院を利用する」
『自営業とか、病気があったら大変だね』
「地方に限らず、都会でも人件費・後継ぎの問題で、経営者1人でやってるような店も多い。辞めようにも辞めるわけにいかない状況だ」
『寂びれた商店街などもそうだね』
「イエス。特に地方は追い詰められてる。無理もするので病気も増える。近隣と密接な付き合いがあれば、身近な病気もこうやって見つかることがある」
『でも飲みに行きたい理由にはならないね』
「シェッ(くそっ)!」
(会場;爆笑)
『<サンダル医長>で先生は医長を?』
「アメリカンジュリームでも何でもない。次の勤務地へ行かせるための口実だ」
『医長の責任は・・』
「重いよ。大学でいう医局長の役目もある。すべてのしわ寄せの終着駅さ」
『具体的には・・』
「とにかくよく挟まれる。患者側からのクレーム対スタッフ、スタッフ対スタッフ、エイリアン対プレデター」
(会場;ブーイング)
「ソーリー。すまない。しかし、予期せぬ事態の時などの行動が必要だ」
『患者の急変?』
「それは茶飯事だ。むしろそれが続いたり・・圧倒的に人手が足りなくなったり」
『救急患者ラッシュの場面が』
「そう、あれだ。スタッフの意志とは無関係に患者が運ばれる・・そんな病院もある」
『あそこまで極端には?』
「実際はあそこまで強引ではないが、経営者側としては<救急を掲げている以上すべて取れ!>だ。特に当直帯。その医師の経験、人手の配慮は二の次になってる」
『当直医師によって当たり外れが?』
「それはある。当然。そこまで配慮してる救急隊も、なくはない」
『当直医師さえも見つかりにくいんだよね?』
「ああ。実際に任された医者が嫌がって、あちこち断られ患者が宙に浮く事態は・・あってはならないことだ」
『救急を掲げてても、断るんだね』
「極端に言えば、ドクター次第で断れるわけだ。かといって、各病院には事情があるし病棟での激務で手足取られることもある。一方的には責められない問題だ」
『真田病院では救急は断ってないと見えるね』
「当時、事務長がうまいことやっていた。救急隊の連絡が事務長にも回ってたんだ」
『もし断ってたら・・』
「次の日、呼び出しだ。でもそれもしなくなった」
『なぜ?』
「医者が逃げ出すという危機感だ。大学とのパイプが確保されてれば、医者は簡単には逃げないが。安定した人材を誇れない(つまりパイプのない)病院は、今後正直厳しい」
『<ナースサイド>では師長が、キレてしまう』
「イエス。結局精神的に支障をきたしてこの病院を去るが、周囲のスタッフはそれまで<見て見ぬふり>をしている。それを描きたかった」
『確か、周囲のナースは師長に不満があって・・』
「そうだ。自分たちの仕事が増えてしまった。ミチルは若手のうちに上にのし上がった。周囲の視線は厳しく批判的だ。女の世界はそういうのがあって・・・」
『で、みな意図的に気嫌いしはじめた?』
「ああ。しかしリーダーである分、それに気づいても一方的な粛清はできない。ドクター側との付き合いもある。何よりも患者の有益性が重要だ」
『患者への不利益。それも起こってたんだよね?』
「イエス。秩序を重んじる性格だったが、それが破綻した。スタッフの悪事が分かったことと、報われるはずの人間がガサツに扱われる事実に耐えられなくなった」
『そういう現状を見て辞めていくスタッフは多い?』
「多いな。一般のヘルパーの方々でも理想と現状のギャップに驚いて辞めていく人も多い。だが・・辞めることでその患者をある意味<放置>してしまうことにもなる」
『厳しいね』
「最悪っていうことが常に起こりかねない仕事だ。たえずそれを想定しつつ、晴天の霹靂にすら対応できる根性がないといけない。自分の感情のコントロールが(毎回)できない人間は、こういう仕事は向いてないかもしれない」
『冷たいね』
「言いたいのは、<カテ先に集中して>ということ」
『?』
「分かる人には、分かる。カルシウム不足かもしれないなら、魚を食えってこと」
(会場;失笑)
≪CM≫
「あれは本当にあった話が元で、実際あちこちで起こってる。飲み会とかいうのは勤務地の近くで行われてて、当然そこらで根強く働いてる人々も近隣の病院を利用する」
『自営業とか、病気があったら大変だね』
「地方に限らず、都会でも人件費・後継ぎの問題で、経営者1人でやってるような店も多い。辞めようにも辞めるわけにいかない状況だ」
『寂びれた商店街などもそうだね』
「イエス。特に地方は追い詰められてる。無理もするので病気も増える。近隣と密接な付き合いがあれば、身近な病気もこうやって見つかることがある」
『でも飲みに行きたい理由にはならないね』
「シェッ(くそっ)!」
(会場;爆笑)
『<サンダル医長>で先生は医長を?』
「アメリカンジュリームでも何でもない。次の勤務地へ行かせるための口実だ」
『医長の責任は・・』
「重いよ。大学でいう医局長の役目もある。すべてのしわ寄せの終着駅さ」
『具体的には・・』
「とにかくよく挟まれる。患者側からのクレーム対スタッフ、スタッフ対スタッフ、エイリアン対プレデター」
(会場;ブーイング)
「ソーリー。すまない。しかし、予期せぬ事態の時などの行動が必要だ」
『患者の急変?』
「それは茶飯事だ。むしろそれが続いたり・・圧倒的に人手が足りなくなったり」
『救急患者ラッシュの場面が』
「そう、あれだ。スタッフの意志とは無関係に患者が運ばれる・・そんな病院もある」
『あそこまで極端には?』
「実際はあそこまで強引ではないが、経営者側としては<救急を掲げている以上すべて取れ!>だ。特に当直帯。その医師の経験、人手の配慮は二の次になってる」
『当直医師によって当たり外れが?』
「それはある。当然。そこまで配慮してる救急隊も、なくはない」
『当直医師さえも見つかりにくいんだよね?』
「ああ。実際に任された医者が嫌がって、あちこち断られ患者が宙に浮く事態は・・あってはならないことだ」
『救急を掲げてても、断るんだね』
「極端に言えば、ドクター次第で断れるわけだ。かといって、各病院には事情があるし病棟での激務で手足取られることもある。一方的には責められない問題だ」
『真田病院では救急は断ってないと見えるね』
「当時、事務長がうまいことやっていた。救急隊の連絡が事務長にも回ってたんだ」
『もし断ってたら・・』
「次の日、呼び出しだ。でもそれもしなくなった」
『なぜ?』
「医者が逃げ出すという危機感だ。大学とのパイプが確保されてれば、医者は簡単には逃げないが。安定した人材を誇れない(つまりパイプのない)病院は、今後正直厳しい」
『<ナースサイド>では師長が、キレてしまう』
「イエス。結局精神的に支障をきたしてこの病院を去るが、周囲のスタッフはそれまで<見て見ぬふり>をしている。それを描きたかった」
『確か、周囲のナースは師長に不満があって・・』
「そうだ。自分たちの仕事が増えてしまった。ミチルは若手のうちに上にのし上がった。周囲の視線は厳しく批判的だ。女の世界はそういうのがあって・・・」
『で、みな意図的に気嫌いしはじめた?』
「ああ。しかしリーダーである分、それに気づいても一方的な粛清はできない。ドクター側との付き合いもある。何よりも患者の有益性が重要だ」
『患者への不利益。それも起こってたんだよね?』
「イエス。秩序を重んじる性格だったが、それが破綻した。スタッフの悪事が分かったことと、報われるはずの人間がガサツに扱われる事実に耐えられなくなった」
『そういう現状を見て辞めていくスタッフは多い?』
「多いな。一般のヘルパーの方々でも理想と現状のギャップに驚いて辞めていく人も多い。だが・・辞めることでその患者をある意味<放置>してしまうことにもなる」
『厳しいね』
「最悪っていうことが常に起こりかねない仕事だ。たえずそれを想定しつつ、晴天の霹靂にすら対応できる根性がないといけない。自分の感情のコントロールが(毎回)できない人間は、こういう仕事は向いてないかもしれない」
『冷たいね』
「言いたいのは、<カテ先に集中して>ということ」
『?』
「分かる人には、分かる。カルシウム不足かもしれないなら、魚を食えってこと」
(会場;失笑)
≪CM≫
作者、最近のシリーズを大いに<超>語る ?
2007年5月23日『大学から左遷された、もとオーベンが助っ人でやって来ましたね』
「講師止まりだったのは、オカマっぽいキャラが災いしたから、かどうかは知らないが。教授から煙たがられると、特に講師・助手の人間は飛ばされる」
『嫌われるんだね?』
「反抗的だとか、出身が違うとか・・・つまらん理由だが、今でも根強い伝統だ」
『大学を出たら、出世はなかなか無理?』
「ノー。そうとは限らない。能力があればその病院の一国主になれる可能性も高い。大学の講師・助手クラスなら何か特殊な技術に秀でてることが多いから、それを売りに頑張ることは可能だ(だが特殊な技術ほど使う機会は少ないかもしれない)」
『もとオーベンと再び働けるっていうのは?』
「光栄で感動的だ。苦しい時に築いた人間関係は、その後も頑なに守られる」
『なるほど』
『<庶民性>、という言葉が出てくるが。これは先生の言う、医者の資質?』
「イエス。<北野>の言う<貧乏人>みたいな意味ではない」
『庶民性というのは田舎だけにあらずってこと?』
「イエス。広い意味でだ。平たく言えば、ほとんどのサラリーマン家庭をさす。自分の労働力を資本として家の外で働き、この国から家庭を守っている。今の世の中、それが当たり前になっているのが悲しいが」
『ドクターはそれを意識せよと?』
「そういう背景を考えて、診療に当たっているかどうかだ。家庭を守る父親に限らず、家事で支える家族、残された家族・・・まず持つべきは、それ(患者が家族の一部であること)への思いやりだ。この人を復帰させて、もとの家族の輪に戻したい。慈悲の心というのは小学生の作文だ。<かわいそう>ではなく、<手助けしよう>という意気込みを感じているか」
『アーハン』
「医者の適性など、面接しても分らない。現場はそれだけ特殊なんだ。しかし全てが試される。こんな職場も珍しいよ」
『でも、<北野>は分らなかった?』
「そうなんだ。病院スタッフがよく使う言葉だが、<分らん奴には何言うても分らん>」
『タウンページで先生の頭を・・』
「思いっきり叩かれた。その後彼は同様の仕返しを受けることになる」
『続きは<ES-MEN>で』
「最終作に向かって、準備が整いつつある」
『最終作?』
「これが全くの作り話ならナンセンスだ。いくらでも話をデッチあげられる。だが、それでは仕事の合間に制作している意味がない」
『仕事中に制作を?』
「厳密には当直明け、土曜日などの半ドン日を利用している。脚色が増えたものの、当時の情景を思い起こすことはときにブルーで、そんな時は更新日が思いっきり遠のく」
『トラウマ的な描写?』
「物事を単に思い出すだけならいい。しかし、こうやってキーを打つことで妙に生々しく記憶が再生されることがある。その再生に、そろそろ限界を感じてきた」
『受診が必要では?』
(会場;ざわめき)
「これから最終作に向けて、これまでの仲間のほとんどが敵になる」
『裏切り者?』
「自分にとってはね。でも彼らは彼らで正常だと思ってる。だが状況が困難になればなるほど、対立はしやすいものだ」
『せっかく一緒に勤務したスタッフなのに』
「やむを得ない状況を考えると、ほとんどが悪ではない。しかし、本当の悪は存在する。僕は長いこと気付かなかった。それだけは言っておこう」
『話を変えよう。精神的な影響はなかったか?』
「ストーリーを構築するにあたって、自分と向き合うのがこれほど大変とは思わなかった。医療モノのマンガとかよくあるよな?」
『あるね。少年誌やドラマとか』
「コメディは別として、シリアスな出来のものを見ていると、スケールが大きくなるに従ってその作者が壁にぶち当たっているのがよく分かる」
『自分で作った壁に?』
「イエス。まず問題提起があって作者はそれを代弁者として回答を出さなければいけないが、動かせない現実にぶち当たる。それとの板挟みにあうんだ」
『スケールを大きくしたための弊害?』
「そうだ。そのために潰れていったストーリーは多い。作者もストレスで大変だったと思う」
『なるほど』
「だが伝えたいことがまだある限り、ストーリーは生きてるのだと思う」
『見習いたくない展開・ストーリーは?』
「そうだな・・・<ひとつ屋根の下2>のラストみたいなのは、願い下げだ。では皆さん。サマーシーズンに会いましょう!」
(会場;拍手)
「講師止まりだったのは、オカマっぽいキャラが災いしたから、かどうかは知らないが。教授から煙たがられると、特に講師・助手の人間は飛ばされる」
『嫌われるんだね?』
「反抗的だとか、出身が違うとか・・・つまらん理由だが、今でも根強い伝統だ」
『大学を出たら、出世はなかなか無理?』
「ノー。そうとは限らない。能力があればその病院の一国主になれる可能性も高い。大学の講師・助手クラスなら何か特殊な技術に秀でてることが多いから、それを売りに頑張ることは可能だ(だが特殊な技術ほど使う機会は少ないかもしれない)」
『もとオーベンと再び働けるっていうのは?』
「光栄で感動的だ。苦しい時に築いた人間関係は、その後も頑なに守られる」
『なるほど』
『<庶民性>、という言葉が出てくるが。これは先生の言う、医者の資質?』
「イエス。<北野>の言う<貧乏人>みたいな意味ではない」
『庶民性というのは田舎だけにあらずってこと?』
「イエス。広い意味でだ。平たく言えば、ほとんどのサラリーマン家庭をさす。自分の労働力を資本として家の外で働き、この国から家庭を守っている。今の世の中、それが当たり前になっているのが悲しいが」
『ドクターはそれを意識せよと?』
「そういう背景を考えて、診療に当たっているかどうかだ。家庭を守る父親に限らず、家事で支える家族、残された家族・・・まず持つべきは、それ(患者が家族の一部であること)への思いやりだ。この人を復帰させて、もとの家族の輪に戻したい。慈悲の心というのは小学生の作文だ。<かわいそう>ではなく、<手助けしよう>という意気込みを感じているか」
『アーハン』
「医者の適性など、面接しても分らない。現場はそれだけ特殊なんだ。しかし全てが試される。こんな職場も珍しいよ」
『でも、<北野>は分らなかった?』
「そうなんだ。病院スタッフがよく使う言葉だが、<分らん奴には何言うても分らん>」
『タウンページで先生の頭を・・』
「思いっきり叩かれた。その後彼は同様の仕返しを受けることになる」
『続きは<ES-MEN>で』
「最終作に向かって、準備が整いつつある」
『最終作?』
「これが全くの作り話ならナンセンスだ。いくらでも話をデッチあげられる。だが、それでは仕事の合間に制作している意味がない」
『仕事中に制作を?』
「厳密には当直明け、土曜日などの半ドン日を利用している。脚色が増えたものの、当時の情景を思い起こすことはときにブルーで、そんな時は更新日が思いっきり遠のく」
『トラウマ的な描写?』
「物事を単に思い出すだけならいい。しかし、こうやってキーを打つことで妙に生々しく記憶が再生されることがある。その再生に、そろそろ限界を感じてきた」
『受診が必要では?』
(会場;ざわめき)
「これから最終作に向けて、これまでの仲間のほとんどが敵になる」
『裏切り者?』
「自分にとってはね。でも彼らは彼らで正常だと思ってる。だが状況が困難になればなるほど、対立はしやすいものだ」
『せっかく一緒に勤務したスタッフなのに』
「やむを得ない状況を考えると、ほとんどが悪ではない。しかし、本当の悪は存在する。僕は長いこと気付かなかった。それだけは言っておこう」
『話を変えよう。精神的な影響はなかったか?』
「ストーリーを構築するにあたって、自分と向き合うのがこれほど大変とは思わなかった。医療モノのマンガとかよくあるよな?」
『あるね。少年誌やドラマとか』
「コメディは別として、シリアスな出来のものを見ていると、スケールが大きくなるに従ってその作者が壁にぶち当たっているのがよく分かる」
『自分で作った壁に?』
「イエス。まず問題提起があって作者はそれを代弁者として回答を出さなければいけないが、動かせない現実にぶち当たる。それとの板挟みにあうんだ」
『スケールを大きくしたための弊害?』
「そうだ。そのために潰れていったストーリーは多い。作者もストレスで大変だったと思う」
『なるほど』
「だが伝えたいことがまだある限り、ストーリーは生きてるのだと思う」
『見習いたくない展開・ストーリーは?』
「そうだな・・・<ひとつ屋根の下2>のラストみたいなのは、願い下げだ。では皆さん。サマーシーズンに会いましょう!」
(会場;拍手)
WOWOW「スターウォーズ旧3部作特別編」!
2007年5月23日 映画・・ が一挙放送される。今のところルーカスフィルムは新世代ディスクでの発売は未定としており、公開30周年の5/25の1回こっきりの放送で(ハイビジョン放送が)最後になる可能性もある。
※ と思ったら、7月後半にリピート放送あり!
30年前か。当時、王冠目当てにコカコーラを買いに行った。店で飲んだら瓶返却で10円キャッシュバック。お好み焼屋ではみんなで寝ころんでコロコロコミック、と相場が決まっていた。インベーダーゲームも流行し、(田舎)町では補導員がゲシュタポ並みに動いていた。インベーダーで33面クリアした者はヒーローだった。
そういえば、コロコロコミックの復刻版ももうすぐ発売だ、な・・・!
医者の好きな話題(適宜追加)
2007年5月25日 関西のいろんな病院を回っての印象。あくまでも参考に。MRの人は特に意識する必要がある。
<よく出る話題>
? ゴルフ(自己のベストスコアの自慢)
? 歴史(特に戦国武将や出身地へのこだわり)
? 野球(特に大リーガー)
? パソコン(マックもまだ根強い)
? 映画(ただし出回りDVDコピーの鑑賞が多い)
? 政治(自民vs民主など中心)
? 株(ホットな日経平均に注目!)
? マージャン
? ワイン(じじいに人気)
? 出身大学医局、関連病院の噂(特に人事)
? 目新しい論文(読んだのは題名だけだったりするが)
? 仲間の開業失敗談(笑ってはいけないが)
? 哲学・偉人の言葉(誰も知らんような・それも原語で)
? 外車(やはりベンツ・BMの人気は不滅!)
? 音楽(ジャズ・クラシック)
? 釣り(院長クラスが多い)
? マイホーム願望
? 宇宙など天文学
? ガソリン価格
? 新入り女性スタッフ(かわいいかそうでないか)
21. ゲーム
<あまり出ない話題>
? マンガ(各自ばらつきあるも、こだわりないこと多い)
? 音楽(ポップス)
? 女(独身はめいめい、水面下で頑張ってるとは思うが)
? 国産車
? グルメ関連(味の観念がない人が多い)
? 家族(大事にしてないわけではない)
? 自分の失敗談(人のは言うが)
? 安売り情報
? 旅行願望(行けない)
? 占い・風水関連
? 小説(というか読む暇がない)
? アイドル(特にAVでは女優・時代にこだわらない)
? 電車など公共機関情報(基本的に自家用車を利用する者多い)
? 地震(気を取られてる暇はない)
? レセプト・病名など経営関連(知ったこっちゃない)
? みのもんたなどの医療番組(見てない)
? (不摂生による)自分の病名
<よく出る話題>
? ゴルフ(自己のベストスコアの自慢)
? 歴史(特に戦国武将や出身地へのこだわり)
? 野球(特に大リーガー)
? パソコン(マックもまだ根強い)
? 映画(ただし出回りDVDコピーの鑑賞が多い)
? 政治(自民vs民主など中心)
? 株(ホットな日経平均に注目!)
? マージャン
? ワイン(じじいに人気)
? 出身大学医局、関連病院の噂(特に人事)
? 目新しい論文(読んだのは題名だけだったりするが)
? 仲間の開業失敗談(笑ってはいけないが)
? 哲学・偉人の言葉(誰も知らんような・それも原語で)
? 外車(やはりベンツ・BMの人気は不滅!)
? 音楽(ジャズ・クラシック)
? 釣り(院長クラスが多い)
? マイホーム願望
? 宇宙など天文学
? ガソリン価格
? 新入り女性スタッフ(かわいいかそうでないか)
21. ゲーム
<あまり出ない話題>
? マンガ(各自ばらつきあるも、こだわりないこと多い)
? 音楽(ポップス)
? 女(独身はめいめい、水面下で頑張ってるとは思うが)
? 国産車
? グルメ関連(味の観念がない人が多い)
? 家族(大事にしてないわけではない)
? 自分の失敗談(人のは言うが)
? 安売り情報
? 旅行願望(行けない)
? 占い・風水関連
? 小説(というか読む暇がない)
? アイドル(特にAVでは女優・時代にこだわらない)
? 電車など公共機関情報(基本的に自家用車を利用する者多い)
? 地震(気を取られてる暇はない)
? レセプト・病名など経営関連(知ったこっちゃない)
? みのもんたなどの医療番組(見てない)
? (不摂生による)自分の病名
医局の冷蔵庫を開ける。いろんな飲み物が乱立し、一部は誰がいつ入れたのか分らない。ときには果物(リンゴなど)が入ったままで、腐って異臭を放つことも。当直医が入れて忘れて帰ったもの(食いかけのバナナなど)まである。
そして時々あるドクターが冷蔵庫を開けて、「おうおう、今日も培養されとるされとる」と嬉しそうに指摘する。秘書さんも気を遣って捨てることもできない。
先日は名前を書いて入れてあった2リットル茶を、週末の間に当直医にすべて飲まれてしまった。
このように、野郎たちが支配する(←女医が少ない病院)冷蔵庫というのは、たいてい<怪獣無法地帯>になっていく。
そこで自分は、保冷庫を机の下に用意した。常温のぬるいペットボトル茶を入れてしばらくしたら、かなり冷やせることができた。実質的には冷蔵庫と言っていいと思う。なにせ手を伸ばして快適に、いつでも取り出せる。今のところ被害はない。
何本か仕入れて、キープすることの楽しさ!
職場でこういう環境が許される人は、やってみるとよい?
たとえ肺への癌転移があった(そこまで進行していた)その身の上でも、音楽に対する情熱・夢は変わらなかった・・・。自分が特に感銘を受けたのはそこだった。
こういう病院の仕事をしてると、トラブルに見舞われる予感からだんだん憶病になり、ついつい<保身>に向かってしまう。無難に生きることで精一杯だと自分に嘘をつき、そのまま年を取ることになりかねない。そして孫ら子孫に尊敬という代償を求める。人間の心は狭い。
しかし、<保身>ではせいぜい金しか残らない。今の政治家など見れば明らかだ(彼らは<ツケ>も残すが)。
音楽という遺産を残すアーティストというのは、それだけで偉大な存在だ。自分は何か残せるだろうか?と自問自答せずにはいられない。『今あるのは、俺の血にまみれた手だけだ・・・』。
尾崎の「永遠の胸」
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8237/ETERNAL/eien.html。
<そこには様々な正義があり>
僻地に旅立つ医者は、この歌詞をよく噛みしめてもらいたい。
こういう病院の仕事をしてると、トラブルに見舞われる予感からだんだん憶病になり、ついつい<保身>に向かってしまう。無難に生きることで精一杯だと自分に嘘をつき、そのまま年を取ることになりかねない。そして孫ら子孫に尊敬という代償を求める。人間の心は狭い。
しかし、<保身>ではせいぜい金しか残らない。今の政治家など見れば明らかだ(彼らは<ツケ>も残すが)。
音楽という遺産を残すアーティストというのは、それだけで偉大な存在だ。自分は何か残せるだろうか?と自問自答せずにはいられない。『今あるのは、俺の血にまみれた手だけだ・・・』。
尾崎の「永遠の胸」
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8237/ETERNAL/eien.html。
<そこには様々な正義があり>
僻地に旅立つ医者は、この歌詞をよく噛みしめてもらいたい。
「殯(もがり)の森」を鑑賞 ・・ 珍しく先取り情報!
2007年5月29日 人間味あふれる映画だった。医療スタッフは特に心して見る必要あり。一番大事なことは勉強会でもなく、技術でもなく研修でもなく・・・これ(内なる旅)。説明なしに進む展開、だが全てを物語る。これぞダルデンヌ兄弟映画に通じるものがある(カメラワークも一部似る)。
この際、じいさん(筑紫哲也?)の力が並じゃないとかそういうツッコミはなし。でも、院内で<徘徊>に長時間つきあったことのあるスタッフらにはかなり<力の入る>話だと思う。
「NHK、たまにはやるじゃないか。受信料、払おうかな」。
そう思っても不思議でない<根回し>だぞ、がんばれNHK!
そのかわり、オマケ映像を本編前に流すな(そこもNHKらしい)。
この際、じいさん(筑紫哲也?)の力が並じゃないとかそういうツッコミはなし。でも、院内で<徘徊>に長時間つきあったことのあるスタッフらにはかなり<力の入る>話だと思う。
「NHK、たまにはやるじゃないか。受信料、払おうかな」。
そう思っても不思議でない<根回し>だぞ、がんばれNHK!
そのかわり、オマケ映像を本編前に流すな(そこもNHKらしい)。
あ〜夏休み、それはそれで・・・大事だ!
2007年5月31日 音楽 コメント (3)
6月に入る。夏休みとは気が早いが、7月にとる人は宿泊・交通など予定を早めに立てないと、泣きをみる。
医療スタッフの場合夏休みは各人によりバラバラ。大学では週単位で取れるようだが民間では数日程度しかないことが多い。
自分も数日しか余裕がないので、無駄にならぬよう予定を立てたい。いつか≪トワイライト・エクスプレス≫に乗るのが夢だが、現状でそれを使うとすぐ飛行機で戻ってこないといけない。
テレビではバカな政治家どもが自分の利益のためだけに(今さら)アピールしているが、皆さんはこんな奴らに惑わされることなく、計画性のある休息を取ってほしい。
それにしても医者が夏休み取ってるだけで、何か言われそうだな。朝ズバとかで。
「夏休み。ねぇ。信じられないよ。そりゃ医者だって人間です。そりゃ分かる。分ります。でも最近の医者は、すぐ休むんだよこれがまた。ねえ。知り合いの医者が言ってました。休むなら!ね!いいですか。休むなら。一人前になってから休め!これですよ!あのこれね。私の知り合いの専門医が言ってました」
「では次のニュースです」(女性)
「どうなっちゃうんだろうねぇ。この国の医療は!はい次いこ!」
ここまでヒドくないとは思うが。
メディアはもうちょっと、医者を人間扱いしてください。
僕の周囲の医者の夏休み(多い順)
? 海外旅行(長期休める人のみ)
? ゴルフコンペ
? 国内旅行、特に別荘・リゾート
? 実家帰省(若い人ほど)
? 家でゴロゴロ
? 競馬・スロット
? 通常通り出勤(なんと?すいちょうけん)
? お見合い
医療スタッフの場合夏休みは各人によりバラバラ。大学では週単位で取れるようだが民間では数日程度しかないことが多い。
自分も数日しか余裕がないので、無駄にならぬよう予定を立てたい。いつか≪トワイライト・エクスプレス≫に乗るのが夢だが、現状でそれを使うとすぐ飛行機で戻ってこないといけない。
テレビではバカな政治家どもが自分の利益のためだけに(今さら)アピールしているが、皆さんはこんな奴らに惑わされることなく、計画性のある休息を取ってほしい。
それにしても医者が夏休み取ってるだけで、何か言われそうだな。朝ズバとかで。
「夏休み。ねぇ。信じられないよ。そりゃ医者だって人間です。そりゃ分かる。分ります。でも最近の医者は、すぐ休むんだよこれがまた。ねえ。知り合いの医者が言ってました。休むなら!ね!いいですか。休むなら。一人前になってから休め!これですよ!あのこれね。私の知り合いの専門医が言ってました」
「では次のニュースです」(女性)
「どうなっちゃうんだろうねぇ。この国の医療は!はい次いこ!」
ここまでヒドくないとは思うが。
メディアはもうちょっと、医者を人間扱いしてください。
僕の周囲の医者の夏休み(多い順)
? 海外旅行(長期休める人のみ)
? ゴルフコンペ
? 国内旅行、特に別荘・リゾート
? 実家帰省(若い人ほど)
? 家でゴロゴロ
? 競馬・スロット
? 通常通り出勤(なんと?すいちょうけん)
? お見合い