繰り返すが、今年はワクチン(季節性)の入荷がどの病院も<昨年実績(使用本数)の7-8割>となっており、在庫わずかな病院も出てきているようだ。なので、たとえば本日病院を定期受診してでは次回、となるとひょっとしたら・・・ということもありうる。

 大阪の一斉ともいえる学級閉鎖は11月1日まで。2日の月曜日より登校。だが3日は休日だろ?ケッ!

忘年会、続き。

2009年10月28日 連載

 ここはチャンスの場でもある。他の病院を探している医師は、ゲストで来ている非常勤医師とプライベートに話せるまたとないチャンスだ。もちろんナースや他の職員にもチャンスの可能性はある。

 忘年会のシーズンは楽天的な雰囲気が支配していて、大風呂敷を広げやすい。人脈を広げたりタナボタを受けるにはいい機会ともいえる。そういう意味では新年会は対象的な雰囲気だ。

 つまり、末端へ流れるはずの情報を、その中途で捉えることが可能かもしれない。もちろん、仕事面での話だ。とにかく、とことん話す。話題を1与え、2頂く。もらえなければ2与え、3頂く。で、必ずメールか何でもいい、次の機会のためのアポイントを。与えた分が多くてもいい。いざというときのお願いがしやすくなる。会話は2対2から1対1というふうに。

 忘年会は絶対に出て、酒に飲まれぬこと。出席しないのはもったいない。むしろ陰口ネタにされてしまう。こういう世界では。 


今年の忘年会

2009年10月28日 連載

 ・・・またしても、やってくる。数少ない、全員集合の日。順番からすると、乾杯の音頭がそろそろ回ってくる。

 自分が未だに嫌なのは、次々とやってくる挨拶回り。こっちに迷惑をかけてキチンと謝罪もない奴らが、帳消しにやってくる(意味わかるかな?)。忘年会には、それこそ恩赦でももらえそうな不思議なポテンシャルがある。

 で、サプライズもある。実は隅っこに座ってる男性は・・・

『来年から、来ていただく先生です!』

 と、盛り上がることがある。後日、この紳士はこのように物語ることになる。

「まだ入局も決まってなくて、<来るだけでいいから>って言うから来ただけなのに。あのときは、やられましたよ」

 あれは・・・その後、彼が入局するための効果あるパフォーマンスだったのだ。

 私がしかけた。
 

復帰の伏線

2009年10月28日 映画

 確かにのりピーが介護を目指しているのは、社会復帰への好材料と考えてのことだろう。弁護士らは、こういう知恵を絶えず提供する。

 アメリカ、特にハリウッド俳優がこういった事件を起こすときまってボランティア活動に精を出す(というか、そう命じられるわけだが)。これが国民にいい印象を与え、難なく復帰してくる。

 中でもロバート・ダウニー・ジュニアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BBJrは何度も(麻薬がらみの)服役歴があり、それにもかかわらず映画での役は主演級まで演じるようになった。どうやら彼の持つ雰囲気が、アメリカ青年(中年?)の等身大像、代弁者的な作用をもつからか。

 のりピーもまたそのような位置にあり、おそらく支持し直してくれる世代は多いはず。人間としては復帰するべきではないが、復帰したらそれこそ<商品>にすぎない。



 もちろん、旧作のほう。人間の本性がむき出しになるその瞬間・・・をよくとらえている。「白い巨塔」でも感じた。強欲があって、それが計画通りにいかないとき、当人は賭けでも打って出て、その目標を達成しようとする。つまり一線越えようとする。

 その人間の危うさというものは、今の仕事をしてつくづく感じる。渦巻いている。自分の周囲に近寄る人たちは大勢いる。もちろん僕の徳のなすところではない(ほとんどは)。不自然だと感じるのがその理由。

 で、長年見ているとその人の目標が分ってくる。ああ、この人はアレやコレが目的なんだろうと。なら、いつ本性が出てくるか。一線を越えるか。ノーレスポンスで経過観察。残念ながら彼らは(我慢できず)唐突な行動に出ることになり、その目標は達成されずに終わる。

 すべてに金・利権がからんでいることは間違いない。これが出発点だからこそ、いろんな群像劇が無限に生まれる。その最大公約数を、作者は消化しやすい程度にお皿にのせてくれている。




 
 ヤマト復活編のニュースが続々投入され、鳥肌が出そうなほどの予告編も掲載されている。http://yamato2009.jp/

 古代の声が山寺・・・?ヤッターマンでの縁なのか?若年層を引き込む狙いか?自分にとって、この声には<特攻精神>は似合わないような・・・。

 それにしても、アルフィー(真ん中で歌う人が山寺に似る)が主題歌か。ヤマトとアルフィーは80年代ともに生きた青春だ(あとジャンプ)。歌詞が理屈っぽくなく、出来自体もなかなか良さげ。

 どうやら「君は愛する人のために死ねるか?」という、以前からのメッセージが一貫しているようだ。こういったテーマは久しい。最近の女性的・平和的メッセージ(いつもそばにいる、とか泣いていい、とか)に、正直ウンザリしていた頃だ。

 でもつい見てしまった「天使の恋」。あれを最後に、今後は男の魂で行こう!

 医局で自分らが勝手に「第一艦橋」と呼んでいるうどん屋が、新大阪駅の改札くぐったところにある。名前は忘れたが、本屋の横だ。雰囲気がどことなく「総員、戦闘態勢」なのだ。京都までアルバイト行った帰りなどに立ち寄る。ここまで戻るとホッとする。

 客のオーダーを受けた艦長室から、艦橋に指令。

「肉うど~ん!一杯!発射!」

 そこまで言わん言わん。

 さあ食い終わったら、コスモタイガー発進!

 違った違った、セルフで片付け。

 

 「宇宙戦艦ヤマト」が本当に公開されるようだが、妙な心配をしてしまう。公開に合わせて、これまでの本編をどうやって地上波に流すのか・・・?だって流さないと。その正統な続編なのだから。

○ 第一作 ・・ いまのアニメと比べると、かなり時代遅れな作画。いまの世代に耐えれるか?という心配。

○ 第二作 ・・ 「さらば」ではそれ自体で続きのないものになってしまう。最高傑作だけに惜しい。

○ 第三作 ・・ 「永遠に」のことだが、テレビサイズ→スコープ映像の演出をきちんと描出してくれるのか?

○ 第四作 ・・ 「完結編」。しかしこれでも完結しなかったわけだから、作品そのものへの信用が落ちそうだ。

 第二作はテレビ版の総集編を流すのか?一貫してストーリーを理解させるには「新たなる旅立ち」も無視できない。

 そういえば「ヤマトⅡ」の最後。巨大戦艦が波動砲を地球に何発も打ち込む(2・3秒ごとに何発も!)。地球防衛軍がガレキと化す中、長官だけが立っている。

 この場面、トム・クランシーの何かで読んだことないか・・・(たしか航空機が突っ込んで、生き残ったジャック・ライアンが宣誓するところ)?




娯楽を生み出す力

2009年10月24日 映画
 偉大な小説を書く人も、私生活をたどればただ1人の人間だ。サスペンスを描くからといって、陰謀に満ちている人生とは限らない。

 007の原作者はもと諜報部員、それはなるほどと分かる。だが、えっ?この人がこんな壮大な話を描けるの?といたく感じることがある。山崎豊子もそうだが・・・トム・クランシーもその1人。彼はクリーニング屋をしながら「レッド・オクトーバー」を執筆した。物語に役立てたのは、彼のその戦争マニア度。ボードゲームが大好きだったらしい。

 今は「大戦略」もので楽しめるが、自分は(小学生のとき)ボードゲームを使ってない部屋で拡げて、友人と数日かけて戦闘?に励んだ。数メートル遠くから、数日かけて駒がやっと進んでくるのだ。

 真のエンターテイメントは、粘り強さの結晶ということか。

※ なんか終わり方が<ゲンダイネット>みたいでヤだな!




副作用

2009年10月24日 時事ニュース

 自分も副作用といえば副作用か・・・大きな発赤と激しい痒み!よりによって、ヘタなナースにされた!かなり浅めにされたもんだ。新型ワクチンだけに、やり直しの申し立てなど論外だ。

 採血・注射の上手なナースは貴重だ。特に開業医。開業したての医院に欠かせないのは、美しい受付嬢と採血・注射手技のうまいナースだと言っても過言ではない。

 それにひきかえ、ヘタな烙印を押されたナースもその後が大変だ。だが妙に<指名>を外されたりして仕事が楽になって喜ぶ者もいる(本人は理由も知らず)。だが医者も言ってはいられない。

「あの先生はヘタ」「うまい」「嫌い」

 評判とは、スパッ、スパッとした一刀両断の分りやすさ。そういうもんである。


 自分はアイドル映画は見ないが、皆が飛びつく流行大賞みたいな作品はとりあえず観る。何かと日常のキーワードにつながることがあるからだ。知り合いも一応話題に出してくる。映画化までされて、皆が飛びつくにはそれなりの理由があるはず。

 Gyaoというところで「天使の恋」を運よく無料鑑賞ができたが、2時間もある長編だった。雑な作りではあるが非常に身近な内容のところもあり、特にこういうジャンルは<病気>が欠かせないため、その描写に見入ってしまう。

 この映画の病気の描写は現実とはかけ離れてはいるが、<ハンサムスーツ>の男優が思いのほか良い演技をしており(どことなく「再生の町」)、決して馬鹿げた話に終始していない。

 ナースらも競って見に行く者がいるようだが、実は自分が一足お先に観ていたとは・・・言えない言えない。


大流行

2009年10月22日 連載
 こちら大阪市。学生らがインフルに罹りまくっている。特に中高校生。この間まで小学生主体のように思えたが。学級閉鎖が相次いでおり、今度の日曜日まで休みが決まっているところも多い。両親らは意外と平気だ。

 内科医ながら小児科をある意味続けられているのは、(たまにだが)親からの感謝に勇気づけられている理由もある。やはり何事もそうだが、感情的な達成感を感じてこそ長続きできる。

 ・・・というのが、今日とある小児科でアルバイトして帰ってきたあとの感想であった。

 季節型ワクチンの入荷は、今年は前年実績(前年使用数)の7-8割というのが大阪の病院での現状らしい。公費分(つまり大幅割引の老人分)は間に合うが、任意分(その他一般)は不透明。入荷待ちで、予約受付の段階のようだ。

 だから一般サラリーマン・主婦・学生などは、受診してその日に接種というのが難しいようだ。せめて受診の前に、病院に問い合わせることを勧める。

 さて新型ワクチンのほう、副作用報告は今のところ聞かないが・・・耳にしたら、ここでこっそり連絡する。自分は明日、受ける。

ブラック会社

2009年10月19日 読書

 身近なところでは外資系MR、もしくは訪問販売員。彼らは高級スーツ姿で出世街道のようにも見えるが、その実情はかなり厳しい。

 社員の大多数が辞められない理由は、歩合によるボーナス。業績が出せないともらえない。でも、業績が良ければ青天井。この、青天井の快感というのは薬物のそれに似たものがあるらしい。

 しかも業績1位の者だけが、大勢の目の前で表彰される。特別ボーナスのほかに褒めの言葉、家族旅行・・・生活は派手になる。もちろん翌年により良い成績を出さなければ未来はない。たとえ僻地に飛ばされても、ノルマはノルマだ。なお、2位からあとはみな同じ扱いだ。勝者ではない。みなそう思っている。

 なので、病院に来るMRの中には目が<¥>の者がいる。あるいは会議で泣いて形相変えて来る者もいる。立場は違うが不動産も必死で、僕にいろいろ物件を勧めてくる。開業とセットでといわんばかりに。

 くれぐれも不動産投資には手を出さないように。10数年前にローンを組んだ知り合いは、リターンなしのローン(物件が九州!)を未だに仕方なく払い続けている。家賃減少と手数料増加がおもな理由だ。








 作り話には、その作り手の体験談がかなり生かされる。はず。ただその時の気分によって、話が暗くなったり深刻になったりすることがある。しまいにはコンセプトまで変わってしまう。

 マンガでも最初は単なるギャグだったのが、知らない間にシリアス路線になったりする。それが作品の方向性、エンディングの宿命にまで影響を与えてしまう。

 その点、「こち亀」には感心する。この作品は最初シリアスなのも多かった。今は時代に合わせてそこそこ(いい意味で)無難な話になっている。

 医療ものは、なかなかそうはいかない。考えれば考えるほど(知りすぎるほどに)、見えない出口に近づくことになる。「ブラックジャックによろしく」を読んでそう感じる。自分も反省したが、そもそも医療ものは<テーマ別の毎回シリーズ>のほうがいいかもしれない。

 で、この「落下の王国」。身の不自由なイケメンと、美少女でない女の子という組み合わせ。アンソニーが馬から落ちて、もし生きていたら・・・の「キャンディキャンディ」のように思えた。 






大阪でも今日から新型インフルワクチン・・・なのだが、民間病院は回ってくる数がどこも限定的。知ってる病院(200床前後)で平均20-30本。つまり職員数レベル。自分も近々、注射する。

 次の入ってくる分が11月下旬とかいう噂なので、果たして患者分まで回ってくるのか・・・?これはかなり深刻だ。

 一方の季節型も危機感からか、発注の遅れたところは(例年より)かなり待たされる模様。開業医、特に小児科でかなり押さえられていると聞く。

 その点、企業などはしっかりしているらしい。特に病院との<契約>があるところでは数がきちんと押さえられる。まるでUSJの<ダイレクトイン>みたいな。ちょっとした矛盾にも思えるが。

 
 で、そのバーベキューで女どもから聞いた話でいろいろ感心した。ホントに彼らは、毎日人の会話だけでなくその(周囲の)相手の髪型から服、靴下の色まできっちり<評価>しているんだなあと。

 自分は、以下のように評された。

・ 髪型 ・・ たまに後ろだけツンと突っ張っていることがある(寝ぐせ?)。もみあげの長さが左右微妙に違うことあり(ほっとけ!)。耳にやや髪がかぶるのが気になってしょうがない(「耳かぶせ」とか呼んでいるらしい)。散髪に行ったあとは直っている(そりゃそうだろ!)。

・ 表情 ・・ 朝は不機嫌そうで、こわいことがある。昼前になると優しくなる。

・ 言葉 ・・ 直接話すときは優しいが、PHSのコールだと別人みたいに怖いときがある(そっちの内容にもよるだろが)。いきなり切られるとショック、その日は皆で落ち込む(あのなあ)。

・ 白衣 ・・ たまに(処置後の)血がついていて気になる。エリが多少曲がることも。長そでをめくるのなら、短い白衣に変えてほしい。足を組んでるのはよくない。背中に時々髪の毛があるので、ガムテープでそっと取ったことがある(そうなのか?)。職員食堂には白衣で来てほしくない。

・ 靴下 ・・ たまに派手な色があって面白い。今日は何色かと当てあうことがある(ヒマ人が!)。でも先っぽまできちんとはいてほしい。

・ 医局の机 ・・ 私たちが入ると、パソコンをサッとたたむのが怪しい(このブログをしてるとき)。いやらしい予測をしている。何か暴くのが目標。

・ 車 ・・ 後ろの座席にゴミがポイしてあるのが気になる。ガソリンがいつも<E>に近くて大丈夫?と思う。



 そんなとこまで見てたのか!






万博跡地

2009年10月16日 読書

 病院行事(一部のスタッフ)で、万博のバーベキューに参加。要予約だが、平日だと当日で楽に入れた。食材は持ち込みだが、火の関係・後始末はしなくていいので助かる(ゴミも置場がある)。

 開業医の知り合いも何人かお呼びして、自分はひたすら焼き奉行(?)に徹した。かなり喜ばれ、代わりにいろいろ情報を頂いた。酒を飲んでいて感謝を述べてくれる人は、ついいろいろと喋ってくれるものだ。

 ・・・やはり借金しつつの開業は精神的に<害>だ。ここは資金をためてから。結婚した場合、そのプランも組み直す必要があるだろう。今の時点では50代で開業する可能性もあるが、それから20年は生きるつもりでやらないと。

 そのためには、動脈硬化因子はなるべく排除しておきたい。今日もひと駅ケチっての散歩だ!

 最近ハイビジョンカメラを購入したので、ファイル互換が可能ならここに1枚ずつアップしていきたい。



 
 冊子には一応<案>とあるが、医師らが今頃これを読んでいる。

※ 「・・」「→」は自分が勝手にほざいている内容です。


① 慢性呼吸器疾患

・喘息・肺気腫・慢性気管支炎があって受診している場合

 ・・ 6ヶ月以上咳・痰があれば慢性気管支炎ということを考えると、本当はヘビースモーカーのうちかなりの数が入るかもしれない。本来。

・以下の肺疾患でHugh-Jones分類3(平地歩行でさえ健康者ほどでなくても、マイペースで1マイル以上なら歩行可能)以上の重症度がある場合:陳旧性肺結核、非定型抗酸菌症、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎、間質性肺炎、塵肺など。

 ・・ まあ結局、症状があるすべての呼吸器疾患ということか。ただこの基準(3)はつまり(2:平地は人並みにOkだが坂道・階段歩行が人並みにできない)と(4:休み休みでないと50m以上歩けない)の間と思えば分かりやすい。

・過去1年以内に誤嚥性肺炎の既往あり

 ・・ 特別養護老人ホーム、療養病棟にかなりの数をもつと思われる。


 → 肺癌以外の呼吸器疾患で症状のある人は、ほとんど当てはまるのではないか。



② 慢性心疾患

・ NHYA2度以上の慢性心疾患ありの場合。1度は病名ありでも生活は普通。2度は軽度の制限。つまり安静では症状ないが、日常的な行動で症状が出てしまう。日常以下の行動でも症状が出ると3度となる。

 → 日常に支障をきたす2度以上なら、何らかの投薬を受けているはず。治療中ならあてはまるはず。

③ 慢性腎疾患

・ 慢性透析中
・ 透析導入間近
・ 腎移植後
・ 以下の腎疾患に対してステロイド・免疫抑制剤で治療中:ネフローゼ、慢性糸球体腎炎、血管炎、自己免疫疾患など。
・ 腎機能高度低下のケースで重篤な合併症、特に免疫能低下、慢性呼吸器、心疾患など。

 ・・ 腎機能が悪い場合、たいてい合併症がある。腎の血管に障害があること自体、他の部分の動脈硬化があるのは明白。

 → 腎障害があること自体、複数の疾患をもつことになえいそれ自体ワクチンの適応に入ると思うが、数値的な基準に(そもそも正確な測定が困難な)GFRを持ってきていてややこしい。

 → 確かに腎機能が悪い人が入院して点滴治療など受けると、入院が長期化して心不全など合併しやすくなる。インフルワクチン以前に、肺炎球菌ワクチンも見直すべき。

④ 慢性肝疾患

・ 肝硬変でChild分類ABCのうちBとC。

 ・・ つまり5項目(脳症、腹水、総ビリルビン値、アルブミン値、PT値。後者3つは採血結果)をそれぞれ点数化したそのスコア数が7点以上。ただ、腹水が中等度以上たまっててアルブミン2.8以下のみだと6点どまりというのが微妙。

・ 自己免疫肝疾患でステロイド・免疫抑制剤使用中。


⑤ 神経疾患・神経筋疾患
⑥ 血液疾患

 は箇条書きといった印象で、具体的病名が挙がっている。

⑤のうち症例数が比較的多いと思われる重症筋無力症、皮膚筋炎、多発性筋炎もリストアップ。ただしALS、筋ジストロフィー、パーキンソン病、脊髄損傷などは「呼吸障害などの身体脆弱性をきたした者」とある。

⑥では全ての造血器腫瘍(白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫など)があてはまる。なお幹細胞移植後は半年<以降>となる。理由は6ヶ月以内ならむしろワクチンによる免疫獲得が期待できないから。


⑦ 糖尿病

・ 合併症(詳細あり)あり、または糖尿病合併妊婦。
・ 1歳から高校生の年齢までの糖尿病。
・ 上記2つに該当しないもインスリン治療を要する者。

 → つまり血糖コントロールがどうとか現状は関係ない。血糖が高くてもインスリン拒否してたりする者もいて、そこが複雑。

⑧ 疾患や治療に伴う免疫抑制状態

8-1 悪性腫瘍

・ 幹細胞移植予定あるいは移植後半年以降
・ 造血器腫瘍患者。ただし、治療終了から5年以上経過し治癒したと判断される患者。

 ・・ この<治癒した>というのはあくまで客観的な材料(画像)で再発の兆候がないと判断されたもので、将来永久に再発がないとまで保証するものとまではいかない。

・ 白血球減少を伴う抗がん剤治療を受けている患者。受ける予定の患者も含む。

 ・・ 抗がん剤自体、ほとんどが白血球を減少させると思われる。ただ、合併症が少ない特殊な治療(免疫細胞療法など)を受けているケースはどうか。

 → 悪性腫瘍自体がある意味免疫を低下させるわけなので、それ自体ワクチンの適応と思うんだが。

※ 「固形がん手術後の非担癌(癌を担ってない、つまり取り残しなし)患者および早期癌患者では免疫能低下は通常認めないため優先対象ではない」とある。手術で取りきれた場合は優先対象でないということ。


 8-2 関節リウマチ・膠原病

・ ステロイド、免疫抑制薬、生物学的製剤を使用中の者。

 ・・ ただし詳細があって、ステロイドはプレドニゾロン換算で5mg/day以上。


8-3 内分泌疾患

 ・・ 専門外来に受診中と思われる特殊なもの以外では、<甲状腺機能が正常化していない甲状腺機能低下症>。極度の肥満(BMI>30あるいは腹部内臓脂肪面積100cm2以上)に慢性疾患(睡眠時無呼吸、慢性心不全、慢性呼吸器疾患、慢性腎不全など)が加わった場合は優先される。極度の肥満で無呼吸を調べたら、たいていひっかかるような気もするが。

 8-4 消化器疾患(肝硬変以外)

・ 消化器癌(切除後、未切除も)で抗癌剤治療を受けているまたは受ける予定の者

・ 炎症性腸疾患のうち免疫抑制療法を受けているまたは受ける予定

・ 自己免疫性肝疾患やすい臓疾患で免疫抑制薬・ステロイド治療中

8-5  HIV感染症・その他の疾患や治療に伴う免疫抑制状態

 ・・・ 先天・後天性の免疫不全、免疫抑制治療中、医師が免疫抑制と判断した場合

⑨ 小児科領域

 ・・・ どの分野にもかかわらず、「小児慢性特定疾患受給者証」を持参している方、特定疾患対策事業の「対象疾患受給証」を持参している方、とある。

















 



 










 この6年、友人と話して「ひょっとしてそれは自分のサイトの話じゃないか?」と冷や汗かくことが幾つかあった。サイトの話がこれだけ蓄積するとつい油断して、重複した話を人にしてしまったこともある(あとで気づいた)。いや話というものではなく、独特の言い回しやギャグなど。

 そこで悩みが出てくるが、ふだんの会話とここでの会話の距離がだんだん近づいてきていることだ。内容が違っても、話の運び方が似る。いや、理由はもっと別のところにある。

 それは自分がある程度上の責任役をやることで(それが偉いとは限らない)、相手に語って聞かせる立場になっていること。このサイトでも平気で堂々と載せている。

 実はここで堂々と述べていることを、確信したものとして職場で発揮しているような面もある。

 つまり、内容が<下の立場>→<上の立場>で書く意識が潜在している。<上の立場>の場合、主張を書き込むことは職場でのストレスと一致する。道理でキーがためらうわけだ。

 そうか。それで、更新の頻度が減ったんだ・・・。


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