胸部CTを見るとき、背骨(椎体)を見てる人はあまりいないと思う。だがまれに、それに寄り添う形のものがみられる。
内縁・・?ではない。縦隔腫瘍(この場合、神経原性が主体)のことだ。
高齢の男性が入院して、付き添う女性。もちろん妻にあたる人と思い「奥さんですか?」と問うたところ「はい」と返事。そのあと、本物の奥さんが。たいてい、前者のほうが品が良い。
品の良い高齢女性を見たら<内縁>と思え、とまでは言わないが。
忙しい夜間外来のとき、ちょっと時間ができたらのぞきたいのが点滴室。人手が少ない場合ほったらかしになることも多く、何か気付くこともある(滴下速度など落ち具合、終了、漏れ、アレルギー)。
点滴中の患者に声をかける医師のポイントは高い。そういう話ではないが。
いったん時間があけば、とにかくうろつく。
胃カメラで観察するとき、気管入口部とその周辺も見る習慣。見てる人は見てるし、見ない人は見ない。名目が胃カメラだと、(咽頭~喉頭の病変を)見落としても罪でないという者もいたが・・・。
声帯・喉頭ポリープが気になる人(声枯れ)は、検査前に上申してくれれば、なおありがたい。
医療でいわゆるオーナーとか言われて崇拝されている人々・・・は、ほとんどが借キング(借金王)。大阪でそれを実感している。
だから、彼らの生活がいかに非現実的で豪勢なものであっても、それを夢見るなということ。夢を見だしたら最後、常に利益を生むための終わりなき戦いに参加することになる。
銀行から融資を受け続けることが病院の存続だから、事業が止まってはいけない。大きな融資を受けるには、分院を作ったり建て替えしたりと方法はある。だが、借金は増えていく。
彼らがいま、考えていることは・・・この借金の行く末だ。これまでは銀行が許してくれていた。でも今後は話が違う。ここから先は書かないが、つまり・・・誰に背負ってもらおうか、という危惧だ。
そういう人に「ついていきます」とか言うのはやめよう。
人生最大の誘惑は、<高揚感>と思われる。衝動買い~のりピー事件など、あらゆることに関わる。
勉強面でもそれがある。うまく作用する受験勉強ではいいとして、社会では資格を求めて勉強してそれを取る。若いうちにすべきことではあるが、さらに奥を追求しすぎるあまり、難関な資格取得で<上>に行けるとする者もいる。その背後には、それを焚きつける人間らの存在がある。特に医療では、他人のサクセスでタナボタを狙う人間が多いので。
医療では最先端を学ぼうとするほど、患者から遠ざかっていく。というか、患者のとこで学べなくなる。選ばれた患者しか診なくなり、自分から選ぼうとする傾向も出てくる。プライドが高くなり、見下げたオーラが出まくる。たいていの人はそうなる。不思議と。
自分が言いたいのは、もし専門を極めたのならいったん山から下りてこい、ということ。
勉強面でもそれがある。うまく作用する受験勉強ではいいとして、社会では資格を求めて勉強してそれを取る。若いうちにすべきことではあるが、さらに奥を追求しすぎるあまり、難関な資格取得で<上>に行けるとする者もいる。その背後には、それを焚きつける人間らの存在がある。特に医療では、他人のサクセスでタナボタを狙う人間が多いので。
医療では最先端を学ぼうとするほど、患者から遠ざかっていく。というか、患者のとこで学べなくなる。選ばれた患者しか診なくなり、自分から選ぼうとする傾向も出てくる。プライドが高くなり、見下げたオーラが出まくる。たいていの人はそうなる。不思議と。
自分が言いたいのは、もし専門を極めたのならいったん山から下りてこい、ということ。
<愛人>を作る人は多い。作ろうとしてる人を含めると驚くくらいだ。いろいろな話を聞くが、その代償は大きい。男の立場で書くが・・・。
たいてい<愛人>は20~30歳代。医者の愛人にはそれなりに計画的で、したたかな者が多い。しかし、女の愛人としての?魅力はつまり見た目の劣化はあるピークを越えると著しい。
問題は特にそこからで、その劣化の状態からその女性の平均寿命などを照らし合わせると・・・ひょっとしたら40-50年も面倒を見なくてはいけない。そこまで人生を捧げるつもりなら、いいかもしれないが。
えっ。見た目はもう関係なくなってる?そりゃあなた、もうそれは<愛人>ではなぁいでしょうがぁ。立派な伴侶ですよ(コロンボ風)。
夜間によく来る腹痛。昼から痛くてもなんとか夕食は食べて、一気にたたみかける。そしてイレウス状態・・というのも当直医泣かせ。
腹部のレントゲンを立位だけで撮ってしまい、小腸ガスが見当たらないからと帰らせてしまう。実は臥位(あおむけ)では写るはずだったものが・・・。
ふつうに腹部のレントゲン、と指示するとこうなることもあるので注意。
ほとんどの病院は、夜間になるとレベルも(どうしても)下がる。人手は少ないし、疲れてるし、別の患者も来るし・・・。なので検査も控え目、ディスカッションも通常ない。時間のかかる手技は、翌日の午前に回される。回す口実にされてもおかしくない(手術適応は別)。
夜間に来る腹痛は、どうしても<待たされる>ことが多い。
廊下で響く、ナースの声。
「まだ痛い?んー。そっかー。さっきよりマシ?んー。もっとかー。あー。ちょっとぐらいは?でもないかー。そーやねー。夜やしねー。昼間に来てもらってたらねー(本音)。処置?そーやねー。朝やねー。先生ら、今はお休みやからねー」
急変があって蘇生を開始したとき、1人がアンビューバッグで呼吸、もう1人が心臓マッサージ、もう1人おれば点滴管理・・・
とんでもない病院では(けっこう多いと聞く)、肝心なことが最初にされてない。痰の吸引だ。特に高齢者では死因に<窒息>が多いからだ。当然、痰による窒息だ。
そこ、手が止まってる奴!
企業健診の現状をいろいろ聞いたが、採血が食後の状態で行われることは珍しくないらしい。会社の職員は次々と呼ばれるが大人数のところでは無理があり、昼食を摂らせて平然とそのあと呼んだりすることも多いという。言い分としては、会社の流れを左右してまで検診などする余裕はないというもの。
なので、検診でひっかかった書類を持ってきた場合は(特に採血→)最初から、朝絶食で評価のやり直し。
どうしても見落とされて深刻な問題を起こす疾患・・はいろいろあるが、<解離性大動脈瘤>は毎年どこかで話を聞く。これは心臓から引き続く大黒柱、大動脈の壁がピリピリはがれて強烈な痛みを引き起こすもの。
タイプにもよるが、この<ピリピリ>いわゆる解離が大動脈弓部(屈曲するところ)で起こると、あたかも左肩が痛い感覚に襲われる。なので、肩の痛みとして整形で片付けられることもある。
左肩の痛みが持続する以外に何かあった場合、これを疑うかどうか。それ以外の何かとは倦怠感や高血圧など。どう考えてもアンバランスな組み合わせだ。痛みに何か合併すること自体、局所のものではない?と思えばキリはないのだが。
だがその不自然さから面倒でも検査を行い、これの検索を進めるか。採血での炎症所見、特に白血球増加に注目できるか。CTは造影まで追求する勇気があるか。
MRの持参する資料だが、あくまでもこれは<フィルター>を通ったものである。文献を検索してもらったり、本を買ってもらうケースもあろうと思うがこれらにはすべて<検閲>が入っている。
(内容的に)彼らの自社製品にネガティブな内容がある場合・・・その文献・本は進呈されない。ことが多い。探してあげた資料が原因で、自社の売り上げが落ちたら困るからだ。
やはり文献は、メインなもの(メジャーな雑誌)は自分の目で確かめておきたい。どうしてもという疑問はやはり先輩への耳学問で(医局か地方会など)。
<落とし穴シリーズ>を開始
2009年9月9日 連載スクラップ的なものになりそうだが、これから<落とし穴>的なものを取り上げていきたい。自分の経験、聞いた話がヒント。「そんなこと、ありえんだろ?」的な話も。
ただただ波紋を投げかける、石のようなものかもしれぬ。
定期に当直をしている医師にとって、秋~冬にかけては受診患者が増加してくる時期、つまり眠れない(よく起こされる)時期にあたる。
当直医師らが心配するのは、A型インフルの重症型が入院必須となった場合。病院によっては満床、ベッドの事情、はたまた入院不可としている(決して公にはしないが)ところもある。その場合、どこか受け入れ先を探すことになる。
だが夜間の場合、「インフルの方です」と連絡して入院を受け入れてくれるところは、恐らく・・・まずないと思っている。受け入れた入院先の病院がインフル院内感染の脅威になる、という理由が大きい。
ましてARDS合併の重症型なら人工呼吸管理も念頭に置かねばならない。三次救急的なところへ紹介する必要もありうる。そうするとレントゲンなど画像の正確な読影、(ARDSの)補助診断、重症度判断も必要になる。今後どういったことに備えてどう対処するか、各病院での姿勢が問われることになる。
これは調べにくいことかもしれないが・・・ここの病院は夜間どういったサイクルで当直医が流れているか。事務当直と直接話したりすれば、聞き出せない話でもない。
自分が常に強調しているが、<いいとき>に楽する人に、その価値は出ない(モノに埋もれるから)。比較的でも平和な<いいとき>に用意周到することが、のちの自分の価値を上げる。
当直医師らが心配するのは、A型インフルの重症型が入院必須となった場合。病院によっては満床、ベッドの事情、はたまた入院不可としている(決して公にはしないが)ところもある。その場合、どこか受け入れ先を探すことになる。
だが夜間の場合、「インフルの方です」と連絡して入院を受け入れてくれるところは、恐らく・・・まずないと思っている。受け入れた入院先の病院がインフル院内感染の脅威になる、という理由が大きい。
ましてARDS合併の重症型なら人工呼吸管理も念頭に置かねばならない。三次救急的なところへ紹介する必要もありうる。そうするとレントゲンなど画像の正確な読影、(ARDSの)補助診断、重症度判断も必要になる。今後どういったことに備えてどう対処するか、各病院での姿勢が問われることになる。
これは調べにくいことかもしれないが・・・ここの病院は夜間どういったサイクルで当直医が流れているか。事務当直と直接話したりすれば、聞き出せない話でもない。
自分が常に強調しているが、<いいとき>に楽する人に、その価値は出ない(モノに埋もれるから)。比較的でも平和な<いいとき>に用意周到することが、のちの自分の価値を上げる。
インフルエンザワクチンの独自の情報は得られず。ほとんどが知ってる内容だった。
ただ、スペインかぜ(1918年)つまりこの頃のインフル流行では、幼児・高齢者のほかに死亡のピークが20~40歳代で突出してみられている。季節性の年齢別死亡グラフとここが全く違う。この冬、この年齢層での死亡例も予測されることになる。基礎疾患がなくても重症例が多発するということか。経済の停滞も予測される。
となると、秋の連休~正月は外出は最小限としたい。新型ワクチン接種といえど、効果を考えるとせめてその1ヵ月後まででも要注意。余計な御世話だが、1000円高速でもサービスエリアとか立ち寄るのは避けたい。
ワクチンの優先順位がメディアで伝えられたものの、医療従事者でも国公立が優先ではないかという噂。民間病院は後回しだろうというのがメーカー予測。ワクチンを作るのはメーカーでも、国が買い占めるから。供給は行政からなのでこう予測されている。
新型という名の通り、みな免疫を持ってないから今後患者数が増えるのは明らか。現在のインフルはすべて新型として扱うのがすでに常識。
新型に対するワクチンの打ち方、回数は従来のものに沿う。卵アレルギーへの懸念も同様。
H1N1死亡報告の肺は病態的にはARDS。H5N1での、サイトカインストーム由来のARDS+MOF(多臓器不全)という病態とは区別される。
新聞・テレビの報道は医療に対して素人が<聞きづて>で流しているものなので問題があるという。間違いも多いらしい。医療関係者が記事を直接扱っていると評判なのは、以下の2つ。
・ 日経新聞(日経メディカルも)
・ http://www.nih.go.jp/niid/index.html
ただ、スペインかぜ(1918年)つまりこの頃のインフル流行では、幼児・高齢者のほかに死亡のピークが20~40歳代で突出してみられている。季節性の年齢別死亡グラフとここが全く違う。この冬、この年齢層での死亡例も予測されることになる。基礎疾患がなくても重症例が多発するということか。経済の停滞も予測される。
となると、秋の連休~正月は外出は最小限としたい。新型ワクチン接種といえど、効果を考えるとせめてその1ヵ月後まででも要注意。余計な御世話だが、1000円高速でもサービスエリアとか立ち寄るのは避けたい。
ワクチンの優先順位がメディアで伝えられたものの、医療従事者でも国公立が優先ではないかという噂。民間病院は後回しだろうというのがメーカー予測。ワクチンを作るのはメーカーでも、国が買い占めるから。供給は行政からなのでこう予測されている。
新型という名の通り、みな免疫を持ってないから今後患者数が増えるのは明らか。現在のインフルはすべて新型として扱うのがすでに常識。
新型に対するワクチンの打ち方、回数は従来のものに沿う。卵アレルギーへの懸念も同様。
H1N1死亡報告の肺は病態的にはARDS。H5N1での、サイトカインストーム由来のARDS+MOF(多臓器不全)という病態とは区別される。
新聞・テレビの報道は医療に対して素人が<聞きづて>で流しているものなので問題があるという。間違いも多いらしい。医療関係者が記事を直接扱っていると評判なのは、以下の2つ。
・ 日経新聞(日経メディカルも)
・ http://www.nih.go.jp/niid/index.html
自分の悩みの1つに、<名作>の価値が分からない・理解できないというものが挙げられる。絵にしても、本にしても、映画でさえも。歌舞伎はさっぱり分からん。舞台ミュージカルも抵抗あり。あくまで、ここだけの話ということで。
自分に気に入ったものが名作、それはそれでいいのだが、実際いろんな場所でいろんな人と出会う際、一通りおさらいしておきたいものもある。
ただ最近、少しずつだが・・・自分の価値観で「これはひょっとして、凄いのではないか?」と感じて実際それが名作であると、妙に嬉しい。最近では黒澤作品に、この「8 1/2(はっかにぶんのいち、と読むらしい)」。
主役は冒頭からダルそうな映画監督が主役(自伝らしい)。慣れない人間関係をこなしつつ、ダルいダルい、とこぼす。ついに現実逃避に走り、エゴ丸出しの内面までむき出しに。説明描写も不要になり、こちらもいつしか共感・共鳴を抱くようになる。
思った事を素直に画面に投影する主役・・・刑事役のメルギブのようなアメリカンなあざとさとは、全く別次元のものだった。
基礎疾患が悪化したとき、<急性増悪>と呼ばれる。基礎疾患というのは今持ってる病気ということになるが、治った過去の病気つまり既往歴の情報も重要になる(特に結核など)。
内科医の自分が、見渡してよくみかける急性増悪は・・・
まず入退院を繰り返していることが多く(増悪してるからなのだが)、
基礎疾患としては
① 肺疾患;特に肺気腫
② 心疾患(慢性心不全);中でも心臓の収縮力が悪い人、進行した弁膜症の人。
③ 腎不全
が多い。では何による増悪が多いかというと、やはり<感染>。インフルエンザかどうかいう以前に、感染だ。その最たるものが肺炎。肺炎は肺がレントゲン上一部白いわけだが、①体の化学物質との戦争で炎症が全体に及んだり(ARDS)、②肺疾患、低栄養、腎不全や止むを得ない過剰な点滴からくる心臓への負荷による水の貯留で(心不全)、いずれもレントゲンの肺が全体的に白くなる。白い所以外が呼吸をする部分と考えると、余計不利な状況が続く。呼吸にダイレクトに関係する部分だけに、死につながる。
なら、やはり急性増悪させない、予防的<予感的な考えがやはり重要だと気づく。熱は出てないか。家族は何か気付いてるか。体重は変わってないか。それ以前に、タバコで肺が汚染されてないか。吸う人は周囲まで汚染してるから、基礎疾患を他人に分からないように植え付けていることになる。きわめて悪質だ。酒や食事面でも同じく考えられないことはない。悪い習慣は何の罪もない孫の代まで感染しやすい。
増悪したとき、主治医が(隠れて)けっこうつぶやく言葉。
「あ~・・・この時だ。この時に来てたらなあ・・・」
内科医の自分が、見渡してよくみかける急性増悪は・・・
まず入退院を繰り返していることが多く(増悪してるからなのだが)、
基礎疾患としては
① 肺疾患;特に肺気腫
② 心疾患(慢性心不全);中でも心臓の収縮力が悪い人、進行した弁膜症の人。
③ 腎不全
が多い。では何による増悪が多いかというと、やはり<感染>。インフルエンザかどうかいう以前に、感染だ。その最たるものが肺炎。肺炎は肺がレントゲン上一部白いわけだが、①体の化学物質との戦争で炎症が全体に及んだり(ARDS)、②肺疾患、低栄養、腎不全や止むを得ない過剰な点滴からくる心臓への負荷による水の貯留で(心不全)、いずれもレントゲンの肺が全体的に白くなる。白い所以外が呼吸をする部分と考えると、余計不利な状況が続く。呼吸にダイレクトに関係する部分だけに、死につながる。
なら、やはり急性増悪させない、予防的<予感的な考えがやはり重要だと気づく。熱は出てないか。家族は何か気付いてるか。体重は変わってないか。それ以前に、タバコで肺が汚染されてないか。吸う人は周囲まで汚染してるから、基礎疾患を他人に分からないように植え付けていることになる。きわめて悪質だ。酒や食事面でも同じく考えられないことはない。悪い習慣は何の罪もない孫の代まで感染しやすい。
増悪したとき、主治医が(隠れて)けっこうつぶやく言葉。
「あ~・・・この時だ。この時に来てたらなあ・・・」
インフル死亡例を振り返る
2009年9月1日 時事ニュース
1人目 ・・ 沖縄57歳男性。肺炎で。基礎疾患に心筋梗塞の既往と透析中の腎不全。
2人目 ・・ 神戸77歳男性。気管支炎で基礎疾患の肺気腫(糖尿病・透析中の腎不全もあり)が悪化。
3人目 ・・ 名古屋81歳女性。肺炎で。基礎疾患に多発性骨髄腫と心疾患。
4人目 ・・ 名古屋74歳女性。誤嚥性肺炎で。基礎疾患ないが病弱。
5人目 ・・ 長野30代男性。肺炎で。基礎疾患に慢性心不全。
6・7人目(同日) ・・ 鹿児島60代女性(進行性の消化器癌)と兵庫県30代女性(基礎疾患にてんかん既往)。
8人目 ・・ 北海道40代女性。急性心不全で。基礎疾患に高血圧。
・・・基礎疾患がある例がほとんど。基礎疾患が経過の予後を悪化させた意味も大きいと思われる。ただ、この8例目は高血圧とあるが・・・高血圧による心不全にしては悪化が急速すぎる。コントロール不良の高血圧だったのか、肥大型心筋症に匹敵するほどの心筋肥大・拡張障害があったのか、脱水に対しての水分過多が助長したのか、それ以外の疾患の存在(クモ膜下出血・動脈瘤など)があったのか。
血圧が長らく高い人はせめてBNP採血と脳MRA、可能なら心臓超音波はしておくべき。とにかく調子がいい時期に1回は受けておく。調子悪いときの比較にも役立つからだ。主治医による診療の大きな手助けとなる。主治医がコロコロ変わっても、客観的なデータが残っていれば全然違う(超音波は同じ先生のほうがいいけど)。
2人目 ・・ 神戸77歳男性。気管支炎で基礎疾患の肺気腫(糖尿病・透析中の腎不全もあり)が悪化。
3人目 ・・ 名古屋81歳女性。肺炎で。基礎疾患に多発性骨髄腫と心疾患。
4人目 ・・ 名古屋74歳女性。誤嚥性肺炎で。基礎疾患ないが病弱。
5人目 ・・ 長野30代男性。肺炎で。基礎疾患に慢性心不全。
6・7人目(同日) ・・ 鹿児島60代女性(進行性の消化器癌)と兵庫県30代女性(基礎疾患にてんかん既往)。
8人目 ・・ 北海道40代女性。急性心不全で。基礎疾患に高血圧。
・・・基礎疾患がある例がほとんど。基礎疾患が経過の予後を悪化させた意味も大きいと思われる。ただ、この8例目は高血圧とあるが・・・高血圧による心不全にしては悪化が急速すぎる。コントロール不良の高血圧だったのか、肥大型心筋症に匹敵するほどの心筋肥大・拡張障害があったのか、脱水に対しての水分過多が助長したのか、それ以外の疾患の存在(クモ膜下出血・動脈瘤など)があったのか。
血圧が長らく高い人はせめてBNP採血と脳MRA、可能なら心臓超音波はしておくべき。とにかく調子がいい時期に1回は受けておく。調子悪いときの比較にも役立つからだ。主治医による診療の大きな手助けとなる。主治医がコロコロ変わっても、客観的なデータが残っていれば全然違う(超音波は同じ先生のほうがいいけど)。
末端(職業上の意味ではないよ)の特徴として先ほどあげたように、ギャンブル癖というのを挙げた。従って、食う金のほうは2の次。そこは末端の<親>が面倒を見る。食費は経費でどうとでもなるので、お互いの利益になる。
この末端が目指すのはもちろん<親>であり、この<親>の生活ぶりを見せつけられることで夢を見ている。外車・時計・手持ち現金は特に効果がある。で、末端はますます頑張る。
頑張っているうちに後輩の末端が入ってくる時期、末端は次のステップに移る。いわゆる末端の子会社化だ。<親>にある程度の信用を得れば、末端はその<子会社>になることができる。実体がなくとも自宅にパソコンがあればなんとかなるようだ。これで末端は経費が使えるようになり暮らしが豊かになるが、少しでもミスれば<親>からすぐにでも切り離される。<親>の一喝だけで鬱になる。
したがって<親>のどんな頼みでも聞くのが生きる条件となり、組織的にはアムウェイ以上、宗教の学会以下か同等のものとなる。
リッチそうに見えるのに多忙で媚を売ってくる人間。こういう<末端>に、情報も何も与えてはいけない。
逮捕された自衛隊員だけでなく、僕らの周囲にも個人情報を狙ってる人間は大勢いる。そう考えると、商品券などのための安易なアンケート記入など控えたい。ああいうのはそれ(個人情報)自体が主要な目的だからだ。
だが、個人情報は何も名簿的なものだけではない。ちょっとした発言・展望など、<明日の株価>に影響しそうな話ならそれだけで価値がつく。
ジャパニーズ・ドリーム(<一攫千金による出世>と自分は定義)を狙う末端たちが暗躍している。ここ大阪はおそらくその末端の密度が、異常に高い。これらの末端には将来のチャンスが全くないため、上澄みでもせっせと掻き集めて色を塗り(価値をつける)、高く売りに出そうとする連中だ。病院でも事務・交渉係に多数いる(特に大阪はひどい)。
未だにルートが不透明なのが、大阪で多発する外国人による空き巣関係(被害状況によると、選んで狙っているのは明らか)。名簿の行きつく先は、つまりその究極の目的は・・・個人・世帯の資産関係と思われる。
こういう末端は、ほぼ例外なくギャンブル由来の借金を抱えている。それには見境ない人間が多く、個人の情報だろうとかまわない。ギャンブル特有のアドレナリンが、彼らには流れているからだ。
そういう末端をどう見抜くか・・・それは<いかにもそうでない>人間というのがヒントだ。