友人を通じてアルバイトを紹介してもらった際、契約につきメルアドなど個人情報を登録した。以来、怒涛のようにメールが来る。ま、時々「図書券」などを餌にしたアンケートも個人情報が目的なのだが。MRのアンケートも、担当MRの成績・サラリーまでがかかっている(ときがある)。

 これらのアンケートの最後には「先生の病院の病床数は?」などとさりげない核心問題が掲げてある。頭を使う内容が終わって、油断したところに存在する。

 話が戻るが、このメールはメールで参考になる。いまの病院の現状、給与体制の現状などを垣間見ることができる。メールで回ってくるのは末端情報なので、言い換えると「あちこち回ったが駄目だった」話。お見合いの写真みたいなもの。なのでそれなりのデメリットがある。それが何か考える練習になる。

 末端情報というのは、つまり受け身でも入ってくる一見お得な情報だと思っている(惚れてはいけないもの)。ただ自分から行動できないのであれば一旦その情報に従って、水面下から本当の情報をスパイする考えもある(最初は非常勤まがいから)。

 なので一見無意味な<迷惑>メールも、有益な反面教師であるとする考えがここにある。
 






おでかけ転送

2009年10月13日 連載

 みんなの通勤時間は、いかほどだろうか。自分はこれまで5分から長くて1時間。勤務年数にしたがって、延びてきているのがお笑いだ。特に循環器スタッフが少ない場合(しかも緊急カテが受け入れ必至の場合)、半径30分以内というのが暗黙の原則だった。

 大阪市内で車通勤は、場合によっては殺人的というくらい渋滞に見舞われる。行きはともかく、帰りが大変だ。なので自宅から勤務先は、車で行くケースと電車で行くケースに分けている(勤務地を選ぶ時、これも考慮した)。

 電車で行く場合にはモバイルで音楽もいいが・・・ときに事故による停車などのアクシデントによって、思わぬ時間つぶしを要求される(もちろん帰り道)。

 レコーダーの動画をモバイルに転送しておき見れる体制にしておくのも、生活の1つの知恵。自分はCSのミュージックビデオ、ドラマ、BSの劇など。漫才は笑ってしまうから問題だろう。ハイビジョンコンテンツは転送にかなり時間を要し、画質もかなり劣化するようだ。

 いや、ゲームもしたいんだが・・自分の場合、思わず「あっ!」「くっ!」とか口に出してしまった経験があるので。



引き際

2009年10月10日 映画

 メイキング「デンジャラス・デイズ」によれば、監督のリドリー・スコットは撮影進行の遅さから制作陣を敵に回し、様々な嫌がらせを受けていた。悪口Tシャツはまだいいほうで、完成した作品に手を加えられ(内緒でハリソンフォードを呼び出しナレーション挿入)、場面をカットされそれによってストーリーまで変えられた。だが不思議なことにこの作品は徐々に評価され、ついには伝説的な作品となった。何かサクセスストーリーめいたものを感じる。でも男なら、実はこういう成功を望みたいものだ。

 成功するかどうか分からなくても、色々とストーリーを夢想するものだ。少なくとも自分は。自分の診療でいえば、多忙でいろんな問題に直面するもそれに立ち向かい、やがては遅れて評価されて勇退するというもの。ただ評価といっても○○機能病院になるとかそういうのではない。この評価は国サイドや患者側でもなく・・・むしろ自分が自分に下すであろう評価だろうか。

 「アンタッチャブル」でのケビン・コスナーの引き際が理想だ。

『禁酒法が解禁。どうします?』←記者

『一杯やるよ』←コスナー

 このあと記者が唸る表情をするのだが、ここがなんともいえん。

 それにしても、引き際のことをやたら気にするのは・・・何故なんだろうか。



結束

2009年10月10日 連載

 最近、病院内での<結束>が固くなっているという。いや、これにケチをつけるつもりはない。ただ、この<結束>は団結の意を指すとは限らない。分類を大きく2つ。

① 医者サイド ・・ 医者が辞めたら病院は終わり、という強気な意識が普通に芽生えている。院長は別として、その他大勢は<体制>の流動を微妙にキャッチし、<やること>と<しないこと>を明らかに区別する。で、<やること>は必ずする。が、<しないこと>は絶対にしない。つまり・・・<場合によってはしてあげる>姿勢が消えつつある。過労への危機感、さらにこの不景気(病院もそうなってる)も関係しているものと思われる。

 要約:<やる>と決めたことにのみ、お互い閉じこもる傾向(協力は2の次)。

② 医者以外サイド ・・ 情報を重要視した<集団>が、職種が入り乱れつつも階層を形成し、安定している。ただし旧態然たるもののイエスマンが生き残るのが常であり、若手は精神的苦行を要する。彼らが知りたいのはズバリ、上層部・医者サイドが握っている先行情報だ。みな、こぞって様子を伺う。ときに集合しお互いを確かめ合う。一見集まりはいいが、常に選ばれたメンバーだ。みな土着性が強くなる。

 要約:秩序ある理想郷を内部に作り、その帝国を守る(タナボタ待ち)。

 またネガティブな話をしたが、これらは反面教師。ルールを盾に閉じこもったり、過剰に警戒したりすれば・・・1年1年が同じ年。単純な人生だ。つまらない。輪の中から出れる人材は個性に満ちていて、いつか必ず貴重な存在だ。



 

 




 妙に距離の開いた部下たち・・・上に立つと部下には誰にでも平等に接するようになるため、距離は自然と離れてしまう。上の人間にとっては、威厳も発揮できる。

 ところが「何でも言ってくれ」とオープンな雰囲気を取ると、容赦ない攻撃を受けることがある。部下らには、日ごろのウップンがあるからだ。言いたいことが山ほどある。

 ましてこんな世の中だ。ほとんどの原因が<資金不足>。少ない制作費で大作を作れと言われているようなもの。

 僕も以前、部下らの提案で交流会を設けたことがあった。意見交換の機会を狙ってのことだったようだが、結局彼らからの絶え間ない問題提起の嵐。自分たちの問題点は一切提起せず。

 一番の問題は、その彼らの間で結論がすでに決まっていて、それを一気に押し通そうとしたところだ。

 相手の出方に問題があると、もうそれは内容での話ではない。常識の話になる。そこで彼らが、いったん飲み込んで改めて出直すなら・・・こちらも待つ価値がある。

 ただ、病院というところは必ず<吹き込む人間>というのがいて、最前列には出ず心理を操る人間もいる。若い人はその洗礼を受けやすい。

 幕末の新撰組のようにならないよう、気をつけたい。







復帰

2009年10月8日 連載

 やっとパソコンを買い換えた。故障してから購入までの長い間は、ひたすら傍観者。ここ数週間は慣れないために使い勝手が悪く、例えばせっかく作った文章が・・・ふとした拍子に<飛んで>しまったりして、書く気をかなり削がれたこともあった。

 しかし故障は続くもので、プリンター、掃除機、BDレコーダーが次々と機能不全となり、かなりの財政出動となった。仕事柄、退職金が出ない将来が危惧される。

 ひょっとしたら退職時には趣味のコスト規模を縮小しておいたほうがいいのか・・・?

 だがこの期間、またまた色んなところで色んな現状を耳にした。また少しずつ話していこう。






 自治体としてはおそらく・・・将来的に希望がなさそうな我が故郷に、この連休を利用して里帰りした。市立の病院は医師がどんどん引き上げ、夜間の救急は断っており悲惨な状況だった。実家にはどこからか刺客(市の職員の知り合い)がやってきて、僕の勤務先などを詳細に聞こうとしたという。

 自分はいったん実家の近くで診療に従事したことはあるが、そのときの(10年ほど前)病院長はどこも強気だった。医者が増えて行き先なくしたらリストラ嵐が吹き荒れる、という噂すら流れたほどだ。<内申書>がかなり価値を持っていたのもこの頃だ。

 これら、強気だった面々も僕らはよく覚えている。ああいう時代にもうちょっと彼らに謙虚さがあれば(将来困ったらヘルプよろしくなど)、こちらもちょっとは考えてあげたんだが。

 あくまで考えただけ、だろうけど・・・。
 もうあと2話程度になってしまったNHK<再生の町>。僕らの間では、早くも会話劇が話題になっている。以下、主役と若造をもじった会話。

「この病院の今後を考えますと、院内旅行にかける経費を削減したいと」

「先生。あなた何おっしゃってますのん。院内旅行は、みんなが唯一楽しみにしている一大行事ですよ?それを最近来られたアナタがいきなり中止をやなんて、誰が納得するんですか?しませんよ」

「・・・ですが。院内旅行したからって、絆が深まるわけやない。本当の絆は病院の中で育むもんや。仕事して汗かいて、ぶつかって悩んでお互い泣いて、それが絆やと思うんです」

「何をふざけたこと言うとんですか。僕ら、普段もちゃんと仕事はやってはります。綱渡りのように業務もこなしてます。でもレクレーションは潤滑油と思いますねん。みなこの不況の中どこか殺気立って、イライラしている。そのことぐらい、僕だって分かります。僕だってキャバクラに行きたい。でも先生、1回でも連れてってくれたことありますか?」

 そのとき、岸部一徳に変貌。

「・・・お前。何を期待しとんねや?」

 ここで笑った奴が負け。そんな変なゲーム。








 若すぎる死。膵臓癌だ。そういえばちょうど、そんな話をここでしていた。ハリウッド・スターには保険屋がしっかりついていて、健康管理にはかなり気を遣わせていたはず。大物になるほど危険な演技はできない(事故を恐れて、保険屋がやらせてくれない)。

 しかしこの俳優は肉体派演技こそが売りであって、「ハートブルー」のスカイダイビングでさえ自分で挑んだ。「ロードハウス」の格闘も彼自身。その後は確かにアクション演技は減った(ただ、「ブラックドッグ」というアクション傑作を残している)。

 ただ、日本での人気は今ひとつではあった。「ゴースト」で人気が出たのは男女ともにデミ・ムーア。いやウーピー・・なんとかバーグか。

 もうちょっと、評価されてもよかった俳優の1人。

 そういう意味で、ライアン・フィリップの今後に期待したい。

落とし穴

2009年9月15日 連載

 医局でよくする会話。に関しては以前とりあげた。朝はちょっと早めに来て、皆が揃ったところで・・・

「こういう人がいるので」

 とオープンな情報開示。その上で(専門により)特定のドクターに「よろしければ一度確認を・・・」と声かけ。すかさず詰所に「○○ドクターに声かけたんで。来たら宜しく」と。

 余裕がない人は、いつもギリギリにやって来てテキパキ動いて消えていくので、誰からも声がかからなくなる。余裕がないと言ったが、心の器での話。こういう医師ほど自分で問題を起こしては、自分でもみ消すようなことをする。

 だが、たいていはこのオープンでないタイプになっていく。年を取って無口になるのは世の常だが、そこは気をつけたい。

「翼の折れたエンジェル」を知ってるか?


25 患者と泊まり
30 飲み屋と仕事
35 理想に燃えて
ため息覚えた40

今の自分がそこ。それ以降はおそらく・・

45 家庭に追われ
50 当直やめて
55 鶴の一声
60 隠居寸前
年金おりずの65
70 はじめての入院(は?)
内縁付き添い75

なんで内縁なんだ!そんな人生はいやだ!








落とし穴

2009年9月15日 連載

 いつぞやの(内科)医局の会話で、発見の遅延経験(発見時、すでに進行状態にあった)がある疾患。

① 乳癌 ・・ ふだん、ノーマーク。たまの腫瘍マーカーくらい。これの検診は(内科系正常でも)絶対受けてほしいとの声。

② 胆管癌・膵臓癌 ・・ 腹部エコーの胆管の拡張に気づいたときには・・・との声。

③ 肝臓癌 ・・ 飲酒やB・C型ウイルスありでなくとも、起こりうるとの声。やはり通常の検診で受けときたい。造影検査までするかどうかもケースごとに課題。

④ 胃癌・・ 胃バリウム・胃カメラ以外の検査が正常でも、初期病変の可能性は否定できないとの声。検診でバリウムない人はそれで安心はせずに。

⑤ 大腸癌 ・・ 中年女性で便秘なら、便と腫瘍マーカー正常でも検査すべきだったとの声。

⑥ 肺腺癌 ・・ 教科書どおり、タバコを吸わない女性にも多い。最初はパチンコ玉のような影に出会うことがあるが、水が貯まってからの発見だと治療がまた異なる。つまりタバコ吸わなくても肺は見ておいて損はないという声。

⑦ 喉頭癌 ・・ この部位もある意味、暗黒大陸。喫煙者が多いので、痰が多いような人は呼吸器だけでなく耳鼻科にも通わせようという声。

⑧ 悪性リンパ腫・縦隔腫瘍 ・・ CTの際、偶然見つかることも。そういう意味では、画像は二重所見チェック体制(主治医と放射線医師、あるいは主治医と別医師)を重視したいとの声。

 やはり、消化器系が圧倒的に多いと思う。呼吸器・循環器では非侵襲的な検査から、比較的ヒントが揃うように思われる。

 確かに人間ドックは有益だ。だが働き盛りだとなかなか暇がない。僕らはせめて、受けたほうがいいと決めた患者に本当に受けてもらうよう勧めるしかない。

落とし穴

2009年9月15日 連載
 30-40代の医師たちへ。院長職の仕事斡旋には、くれぐれも注意したい。それが自然と出た話ならなおさら。この世にタナボタなんてものはない。

 たしかに、平和な日々は続く。みんなに頭を下げられ、鶴の一声で決まる。男院長なら、女にも不自由しない(この意味はかなり深いところにある)。病院名義で自家用車というのも珍しくない。だが、このページを訪れた医師にはお勧めできない。

 なぜこういうネガティブ論を言うかというと、僕の周囲の院長職の人間たちが色々ぼやいているからだ。

・ 医師不足の際、勤務上での最終責任を取らされる。つまり他の職員が嫌がった勤務時間など自分で埋める責任がある。院長は平日勤務で条件づけられることもあるが、名目だけ。

・ 次の候補が見つからない。それまでする義務がある。

・ コスト減のため、目をつむる事項が増えてくる。心を鬼にする。もちろんそれで問題になったら新聞に載る名前は自分。

・ 経営者による業務自体が拡大した場合も、自分が穴埋めしなくてはならない。仕事が増えるから皆で分け合おう、と訴えても、いまどき他の医師は平気で断るという。


 つまり・・・こういうことだ。他の医師が「やらない!」と言ったとき、全てを自分が穴埋めしていかねばいかんのだ。

 以前は病院は、ある医局のミニ階層版だった。だから上がサボれるという利権がった。だがこれからは研修制度・医局離れの影響でバラバラなとこが増える。そういった背景がある。





落とし穴

2009年9月15日 連載

 自分は夜の外来時、帰ることばかり考えているわけではないが・・・やはり疲れると、さああと何分でいよいよ・・と心の準備にかかる。

 夜の外来でも通常の検査は待機状態だが、診療終了のおおよそ30分前が<心ここにあらずモード>になる。というのは、検査待ち時間30分くらいと計算しているからだ。採血がだいたいそれくらい、画像や生理検査はそれ以内。

 たとえば夜診の終了が8時として、7時半過ぎに患者が来たら・・・よほどでなければ検査は延期。あるいは採血だけはしておいて、翌日の診療につなげるなどする。

 なので、インフルエンザ検査するなら診察終了のせめて10分前までに・・・。

 おい、終了間際に受付でウロウロしている医師!お前の気持ちは分かっている!

落とし穴

2009年9月15日 連載
 
 時間外に、病院へかかるあなた。

 よほどの救急を除き、夜間などに病院へ行く前は・・・一度電話で連絡を。

 当直医は、内容によっては前もって<予習>できる。訴え・既往によっては専門外のこともザラだから。

 コナンみたいにオイオイ、と思うかもしれないが・・・

 それと頼むから、かかりつけの薬は必ず持ってきてくれ。

 それと腹痛で胃カメラまで希望してるなら、メシ食ってから来ないでくれ。

 救急隊にも地域によって出来不出来があり、中には嘘までついて搬送してくるとの評判のところもある。ただ背景には、どうしても患者を取ってもらうためという切実さもあり、一概に責めることはできない。

 ただ、あ~やられた・・・と思うことがある。

「ふらついて歩けないそうです」と電話。

 来たのは・・・アル中。

 アル中を毎回受けるわけにもいかんだろう。なので「酒臭はどうか?」と聞いてみる習慣も必要だ。

 ま、「多少」とか言ってくるんだよな、これが。

落とし穴

2009年9月10日 連載

 高齢者病棟での話だが、「あの先生が主治医になると、なぜか患者が早く亡くなる」という噂を聞くことがある。特に間違った治療をしてるわけでもないようだが・・・

 盲点なのが、低ナトリウム血症。体格の割に点滴しすぎたり(これが主因!)、塩分補給してなかったりと長期化すれば、高齢者は簡単に低ナトリウムに陥る。120mEq/L前半でハラハラ、120mEq/L以下でいよいよ、110mEq/Lを切ると<とうとう・・>といった経過をたどる。痙攣・呼吸停止という形。意識障害も来すため、(誤嚥で)肺炎を発症したりしやすくなる。

 主治医以外が目を光らせてないと、死亡診断書に「心筋梗塞」「脳梗塞」とか書かざるを得なくなる。

落とし穴

2009年9月10日 連載

 きちんと生活して検診でも異常なかったのに、比較的若年でも突然見つかりうる疾患・・・その中に<膵臓癌>がある。腹部エコーで早期発見とはいうが、検査を受ける日、個人差による観察困難、また施行者による差もある。PET検診も1年にそう何度も受ける検査でもない。

 自分が超音波で観察してちょっとでも違和感を感じたら、造影CTはするにしてもMRCPまで追いかけるときがある。単純CTで膵臓の中央に若干lowな一筋の影・・・調べたら膵臓癌だったという経験もある。

 ちょっと違和感を感じた時、それを曖昧にせずにハッキリするまで追求する・・・ことを忘れないようにしたい。

落とし穴

2009年9月10日 連載
 職場の病院が変わって、その地域性を調べる場合。地図を見て、区画の状況を見る。不自然な行き止まり、広い道路の途絶を見かけることがある。中には地図にすら載ってないところもある。おそらく区画整理の際に執拗すぎるほどの反対があったか、利権を持つ者がいたか・・・。自治体の計画を中断させるほどの力があったということだ。

 失礼な言い方だが、それなりの地域はそれなりの地域性がある。引っ越すときの参考に。

 今日もどこかの医師が嘆く。

「ああ、さすが○○地区や!」

落とし穴

2009年9月10日 連載

 喘息で開業医にかかってる人は多いが、毎日のようにステロイドの点滴を受けてる人がいる。常連だと顔パスになることもあるが、ステロイドの(検査フォローなしでの)連日点滴投与で怖いのは頻度の少ない副腎不全より、肺炎の発症と高血糖だと思う(この2つはお互い悪循環する)。

落とし穴

2009年9月10日 連載

 未だに、「トロポニンT陽性」なら急性心筋梗塞と診断していいと思っている者が大勢いる(高齢医師ほど)。数か月前の発症でも陽性持続はありうるし、多臓器不全の一環で出たりすることもある。

 

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