いろんな出来事が起きるが、逆にこれら1つ1つが<どこかで見たもの>。ああ、じゃあ次はこうなるんじゃないかな・・と、これまたその展開になってしまう。

 放射能関係の映画はいろいろあるが、自分にはこの作品が最も恐怖だった。今の日本がやっていること自体のような・・・。限られたずさんなシステムの中で、次々と無理難題へ送られていくスタッフ。万全な防御もなく、時間もない。

 鬱な内容だが、今一度アンコール上映で鑑賞すべき作品。

セシウム

2011年3月26日 連載
 ヨウ素は8日の半減期だが、セシウムは30年。同じ放射性物質としてもやはりセシウムは別格。ニュースではほとんど話題にならない、というか避けられているので淡々としたデータをこの目で見るしかない。あるいはここぞといったサイトの情報を鵜呑みにするしかない。

http://atmc.jp/water/

 セシウムに注目だ。

しかも・・・

2011年3月26日 映画
 この教授がそうか、この作品に抗議していたような記事があったな以前に!
http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/hayano/angels_and_demons_fact_vs_fiction/FACT.html

 反物質を兵器として使用するのは現実には無理とかなんとか・・・。そうか、この教授の指摘だったのか。すごいな、この教授。

 ただ、今は原発からの放射線が凶器になっている現実がある。人類の英知から生み出された物質が人類を脅かすという点では、共通するものがあるのでは。

 浜田省吾の「僕と彼女と週末に」。< 恐れを知らぬ うぬぼれた人は 宇宙の力を 悪魔に変えた >。これは核というより、原発反対のメッセージだったんだな。吐き気がして目が覚めたら魚が大量に浮いていた場面。意味深な描写だ。最後のメッセージ<いつか・・子供たちに>その通りだ。

 知識人の警告も賞賛したいところだが、T2のサラ・コナーの言葉を借りると・・
「そうやってあなたたちは・・・!」ここでやめておく。

 ママ!今はそんな場合じゃない! ← ジョン
 
 


 紹介する<NILU>という、よく分からんがそういう組織における、福島原発の放射性物質飛散予測図。

http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan

 上の横棒がタイムラインで予測するという。

 長野から中国への観光客が被曝していたニュースも、うなずける(あるいは道中でか?)。でもこの予想図では・・・長野どころか、新潟もどうか?

 由来はここから。ブックマークしておいたほうが、よさそうだ。
http://tweetbuzz.jp/entry/36294294/transport.nilu.no/products/fukushima

 その東大教授→http://twitter.com/hayano
 まだ未読だが、「ダイヤモンド」で読んだこの人の文章体そのものに背筋が震えた。その内容だけでも一読に値するものだった。

 これまでのニュースなども総合すると、今さら避難は遅すぎる措置であり日本人が政府の言いなりになっている・・という事実に収束される。悪くないよな、そんな悪くないよな・・・そんな期待を持ちつつ、期待通りの安心感を与えてくれる政府の発表。怖いものへの対処法が、いつの間にか安心感をゲットするという非現実的な処置になっている。それがまた、効いている不思議がある。で、責任の所在はない。そのうち誰が悪いとか言い出す指導者が出るんじゃないか。それじゃ昔のドイツだろう。

 今のところ、不思議なくらい責任の所在がない。すると誰でもなんでも言える。事態の悪化が発表されるのは、かなり後になると思われる。
 学会などで出されるデータの中には、「こんなうまくいかんだろ?」というのが多い。というか、かなりだ。薬剤のエビデンスなどもかなり操作感があり、都合の悪いものは隠されていると思える。なので、そういう機序だけを知識にして理論武装する医者は哀れだと思う。これは僕が思ってる事なので、気にしないように。

 たしかに学生自分の教科書は確かに長年の蓄積だろうが、社会を出てつまり業者を介しての知識は意図的なものから生み出されており、利益を生み出すには簡単に形を変えるものだ。医療費抑制の意を含んだガイドラインの変更にも注意が必要だ。

 さきほど管総理の会見があったが、質問の返答が明らかにカンペ形式なのには驚いた。まさに原稿を読むタイミング。ずるいというより、ちょっとした言葉さえ許されない雰囲気が伝わる。その背後に群がる利権が見え隠れする。

 そういう意味では総理というのも末端の人間なのかもしれない。無難なことしか言うことを許されず、見えないが強大な力も止められない。おそらく公共事業のように、止まったら大勢が困るものなのだろう。

 このように、人命が無視されている瞬間を毎日みかける。見逃してはいけない瞬間だ。

 

 水がしばらく供給されないのなら、山の水場に狙いを定め(もちろん遠方)、運動がてらピクニックがてら歩きに行くのも一興だ。もちろん都会からは田舎は遠いので、手ごろな場所をチェックしておけばどうだろうか。

 山には「沢」がある。有名で行きやすいところは人だかりでうっとうしいが、そうでないところほど静かで、のんびりマイナスイオンに浸れる。ペットボトルで水のリュック持ち帰りもいいだろう。それを月に2度ほど行く。沢を紹介してくれるページはネット情報の蓄積が山ほどある。

http://www.jade.dti.ne.jp/~akoubou/mizu.htm

 運動になるし、家族の絆は深まり(いや、そうかな?)、メディアにとらわれず大量の水も手にする。いいのでは?

 僕は山でご飯を作ったが、神がかり的なほどの美味しさだったのを覚えている。鍋に米入れて、米の高さの2倍になるよう水を足して・・・熱する!ひたすら熱する!湯気が出て匂いをかぎつつ・・・

 あとは潜水艦の艦長だ。

「艦長!そろそろ!」「いいや、まだだ」
「艦長!」「かまわん!」
「かんちょう!」「・・・・・・」

「かん」「いまだ!」

 焦げる一歩手前の匂いでフタを開け、

「てやあ!味見!」

「艦長!自分だけ!」

 エーシー!



 テレビで紹介してたが、情報サイトとして!
http://twitter.com/team_nakagawa
 大阪の店も、いよいよ「2リットルペットボトル、おひとりさま2本まで」(ジャパン!)となってきた。めったに電話のない関東の親戚からも、おねだりがあった。しかし彼らは決して謙虚でなく、半分命令口調。送るのは少量にとどめた。

 水が店から消えるというのは、初めての体験だ。今後、高額な値がついていくと思われる。山を旅して水を集める個人、業者が出てくるのではないか?

 でも、赤ん坊のミルクのための水不足は深刻だ。国は、こういうことを一番に守らないといけない。

 チョット勇気がいるが、UK amazonなど海外からの直輸入(evianなど)もアイデアとしてあると思う。高くつきそうだが。
 関東での計画停電は、今後も続くようだ。特に夏の電力需要は大きい。昼だろうと夜だろうと、冷房が数時間駆動しないなど想像したこともない。

 貧乏生活していたころは、部屋が暑すぎれば氷を扇風機の上に置いて、飛沫から涼を取った。いや、取れたのは一時的。耐え切れずに部屋を出て友人のところへ行くか車に乗せてもらって、そこで寝た(おい?)。

 停電すると分かったなら、部屋をとことんまで冷やして・・・いやいや、そう長くはもたんだろう。風呂水だってそこまで冷たくなるかどうか。氷もそうたくさんは無理だ。

 したがって?ここで登場するのがUSB扇風機。接続するは長時間充電可能のノートパソコン。メディアはBDレコーダーからPSPなど端末への「おでかけ転送」で映画上映だーッ(水木一郎?)!

 関東へのお中元は、これで意外と安くつくかもダーッシュダーッシュ(これが一番寒)!


 

 いや、僕らの仕事場でもこの<幼稚さ>は一部漂ってる。ダメな病院だと中年・高齢ナースがサボりにサボり、若い働き手に教えず駆逐する。都合のいい医師は丸め込み、都合が割ると風評被害。奢らぬ医者は久しからず(意味深)。

 つまらないことがキッカケだ。それは幼稚そのもの。「私達にはしてくれなかった」「私は知らなった聞いてない」「私はちゃんとやっている」。

 すべてのこの幼稚に共通するのは、主語が「私は」となっていること。勉強しなかったら自分の脳が字引になって、プライドだけが育つ。ナポレオンはそうして負けた・・かどうかは知らん。

マスコミの失態

2011年3月22日 連載

 あくまでも仕事という部分が効率化されていくと非常識なほど鈍感になれる。僕らも病院の仕事が慣れると、人の死などがあまりに身近になりすぎて悲しみに鈍感になる。もし敏感すぎるととても精神が持たない。オフでも持ち込むことになるからだ。ただ、たまに同僚の感受性に疑問を持つことは多々ある。重症の症例に対してとことんまで調べてもいない主治医が、「も、これで終わり」と見切りをつけてしまう場面だ。これは反面教師としてみている。

 マスコミの失言にもみられるように、彼らに大事なのは仕事の効率だけであって、オフはあくまでオフ。オフは優雅に暮らす職種だけに、子供じみたトラブルばかり起こす。さっきの医師にも同じようなことがいえるが・・・つまり<幼稚>なのだ。こういった人間らに権限を与えない上司・リーダーが必要だ。
 物流・・・という言葉が飛び交っている。在庫が豊富でネットワークが行き届いているところ(店舗)は、さすがびくともしない。大阪ではドンキ、イオン系列でその底力を感じた。

 だが、ネット販売も負けていない。さすがに在庫なしの物品もあるにはあるが、立ち直りが早く入荷の見込み表示も出てきた。そういや食料購入は最近コンビニで頼っていたが、価格がこんなにも違うと・・・今後の家計は見直しだ。賞味期限などにはかなり詳しくなった。

 ちまちま買わず、部屋に在庫を作るつもりで購入を考えよう。と思った。ま、これはこれで後々大変なのだが・・・。
 今はネットで検索かければ詳しい記事があるから・・・しかしキーワードがないと情報が全く得られない不思議な世界だ。でもどこかには埋もれている。

 思い出したというのは、夏目雅子の死因と核実験の関係だ。

 都市伝説的な扱いも受けていたが、実際ウイグル地区では核実験が行われておりある時期のシルクロード観光客も多数、被曝の影響があったとか。

 たしかに、これからという時に血液疾患で亡くなった俳優は多いような。

追)Wikipediaでは、夏目雅子は中国ロケは1回もしてない、とのこと。やっぱりあれは都市伝説か。

反面教師たち

2011年3月20日 連載
 テレビ番組での政府側⇔被災者側との対話があったが、政府側の伝えることが非常に曖昧で、熱意が感じられないものだった。政府はグローバルな視点で「・・・するつもりである」とか方針は述べるものの、具体的なようでそうでない。

 被災地側が心配なのはまず目の前にある明日・今日の生活だ。だからたとえば食料なら今どこからどういう手段で向かってて、どういう予定でどうなるとか。誰かにすぐTELして呼び出してでもして、嘘のない実情を説明し安心させる。もちろん嘘ではいけないが、答えるなら納得させるものでないと。分からないなら、素直に謝らないと。

 結局政府・例の企業は誰も謝らず、奇麗な服着て支持得る出世のパフォーマンス・・・してるように見えるのだが。だってこいつら見てみなよ、ちゃんと飯食ってる顔だろ。

 病院でも、そういう説明する医者が増えている。自分も気をつける。

大阪のモノ状況

2011年3月20日 連載
 関東の友人へとりあえず送ったのが・・・

・ 米
・ 水
・ マスク
・ 医薬品
・ カップめん
・ サトウのごはん
・ トイレットペーパー
・ パン(賞味期限4月中旬まで)

 「供給は大丈夫」と高給取りがテレビで言っても、たわごとに過ぎん。そういうやつらは真っ先に自分の蔵に貯めている。というか、そう言わされてるんだろうけどね。

 困った人のために各地に送らざるを得ない人間もいるのに、「買占めやめ!」とか言わないでくれ。ネットの君らの一部もひょっとしたら、そうだぞ。


 コーナン・ジョーシン・ライフなど大手は電池単1・2、懐中電灯は全滅。穴場はダイソーなど100円ショップでスーパーと連結したところ。そこで単2、LEDライトは発見。食料に関しては、玉出は在庫豊富。業務スーパーも、さほど困った様子はない。混乱ぶりも特にない。ただガソリンは列なくとも、相変わらずの高さだな。

 近所の家族では、子供のプラレール(電車?)から単1・2電池が大量に見つかったと喜んでいた。量産自転車店のキーホルダーには、かなりまぶしいLEDライトも存在する。あとコーナンには玄関にとりつけるセンサーライトがあったが、これは使えないのか・・売れてない。




 「実体がないもの」については以前にふれたことがあった。ないだけにその存在は忘れ去られがちで、でも想像によってはその存在は大きい。宗教や恐怖がそうで、ローコストながら生命すら脅かす効果を上げる。

 今は産業界にとっては、これまでロスした部分を取り返し(元通り)にかからないといけない・・・と思っているわけで、取り返しがないとそれが彼らの生存にかかわる。最近のテレビ報道の変わりよう(取材できない途端通常放送へ)もそれを象徴している。放射線が見えない分、彼らには都合がいい。血液製剤、年金などの問題も、あとの世代の人間にツケが回された。

 なので、今のメディアの風潮だけで雰囲気を感じ取るのは危険と考える。もちろん不必要な恐怖心を日常に毎日取り入れるのは良くないが。ただ、天災がいったん終わってしばらく起こらないような、そんな雰囲気が再びある。だが海外メディアとは、かなり温度差あり。

 テレビなどの感傷的な話、音楽に操られないようにしたい。<みんな>と同じ感じ方になったときは、黄色信号。

関東の友人たち

2011年3月18日 連載

 サラリーマンである彼らに物資供給の打診をかけたが、みな「今はなんとかいけるのでお言葉だけ」という返事が大半。食事は外食中心。だが近所の店には(物資は)何もないという。

 ヤマト運輸にも張り紙が。東北地方はお断りで、関東は時間指定なしならOK。宅急便が混乱しないうちにと、荷物を送ることにした。

 病院の会議では数々の報告が。甲状腺機能低下に処方する<チラージンS>が品薄で、ゾロメーカー2社もシェアが少ないことから今後は輸入を検討とのこと。だが品切れで途絶える可能性が。<メマリー>という認知症の新薬も、製造元が地震の影響で発売中止に。

 5月までのあらゆる処方を、卸から前取りストックしているそんな開業医も出てきたという。講演会の中止も相次いでいる。キタ・ミナミでは料亭のキャンセルが相次いでいるが、関東から数泊で泊りに来るホテル客は増えたという。

斜陽の帝国

2011年3月18日 映画
 
 太陽の帝国。いい題名だ。

 CSのシネフィル・イマジカで放送中。いろんな映画が放送中止になる中、この映画は放映されている。しかし、今回の地震を想起させる場面は意外と多い。それは問題ではない。むしろ、いろいろと考えさせる。地震というより、その後の<先の読めない生活>のようにも思える。

 落下傘が落ちてくる。それは人でなく救援物資。こういった形で物資を落とすのは不可能なんだろうか。開けた時の少年(実はクリスチャン・ベイル)の表情が忘れられない。

日本の体臭

2011年3月17日 連載
 原発の対応のずさんさ、みずほ銀の大失態など・・・別の意味で目を覆うニュースが続いている。国民は確かに比較的冷静だ。今は。しかし上層部つまり管理側は、いざというときに能力を発揮できず、説明ができない。本当に<分からない>のだ。

 こういったことが起こるのは、<現場任せてあとは楽する上層部>、それと<その雲の下でリスクを背負う部下たち>らとの断絶関係が背景にあると思う。これは日本独自のものではないか?知らない間に、こういう社会ができてた。

 この構図は海外の企業のイメージがあったが、あちらは<本当に能力があるブレインとしての上層部>と<その上層部に監視された効率よいイエスマンら>であって、命令⇔実行⇔結果の責任部位が分かりやすい。日本はこれを<非人間的>と教育してきた。

 日本はリスク回避型、海外はリスク追求型。あちらでは責任の所在がWhy?と、とことん追及される。英語の構文にもみるように、表現に曖昧さがない。文化的にはどうかと思うが、組織それも責任の追及という意味では、日本の体質の方が隠ぺいしやすい。

 上は「任せていたので知らなかった」、下は「聞いてなかった」。で、お互い傷つかずに済む。こういうのが体臭として染みついているのではないか。


必要なもの

2011年3月17日 連載
 今後、食料や水分、生活用品が徐々にでも充実してきて・・・その間にも急ピッチで進めるべきは、仮設住宅だろう。今回の被災者の数はかなりのもので、見当もつかないが相当数を用意する必要がある。体育館などの避難所ではプライベートもなく、精神的な影響も強い。

 各地で空きが増えたマンションなど多いなら、国の援助で賃貸契約できないだろうか?ホテルやユースホステルの利用とか。アイデアは出ているのだろうか。教育が必要な子供の家族には、学校+家庭の合同建築物とか。

 子供らへの教育のほか、収入のための仕事も必要になる。やはり親戚・友人を頼って再スタートを臨む人が多いのではないだろうか。チャンス(機会という意味での)を与える。それは久々の充実感+達成感。これこそ必要なものだ。本当の意味での社会復帰を目指してあげれば、政府はちょっと、いやかなりは支持される。

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