攻撃性のある事件が続く。なぜか在○に関連した件が多いように思えるが、事件の内容が凄惨極まりない。かといって犯人が、そうしそうな前歴を持っていたわけでもない。
思い出したのがSSRIだ。ふつうに副作用を調べても<攻撃性>は全面に出てこない。そういう指摘をしても、原疾患によるものかも、未だに言ってる医者がいる。実際、自殺・凶悪事件の背景としての指摘はされている。http://u-drill.jp/archives/2009_06/19_132753.php http://npn.co.jp/article/detail/74202649/いずれも衝動的なものだ。
※ セロトニン自体は有害なものでなく、その原料は食物より<トリプトファン>という形で摂取している。http://www.human-sb.com/tryptophan/food.html
衝動と言うのは字の通り、先が読めない行動だ。誰しも自分なりの掟、抑制でもって生活しているが、もしそのブレーキが突然外れたら、と考えると・・・処方する側も安易な判断は避けたい。
思い出したのがSSRIだ。ふつうに副作用を調べても<攻撃性>は全面に出てこない。そういう指摘をしても、原疾患によるものかも、未だに言ってる医者がいる。実際、自殺・凶悪事件の背景としての指摘はされている。http://u-drill.jp/archives/2009_06/19_132753.php http://npn.co.jp/article/detail/74202649/いずれも衝動的なものだ。
※ セロトニン自体は有害なものでなく、その原料は食物より<トリプトファン>という形で摂取している。http://www.human-sb.com/tryptophan/food.html
衝動と言うのは字の通り、先が読めない行動だ。誰しも自分なりの掟、抑制でもって生活しているが、もしそのブレーキが突然外れたら、と考えると・・・処方する側も安易な判断は避けたい。
古畑任三郎ライクに読んでください。
最近わどの医師も。医局でそんな話ばかり。院長室にははい、よーく聞こえてくる。自分のイビキは必ずしもそれではないのですからして。
頑張る医師は確かに重症患者を好んで担当し、治療の密度も濃くて、救急を積極的にとる。だがどこかしか、他の医師に追随を許さないという見栄みたいなものが出てくるんですねーこれが。他の医師のカルテを見て、ナースら背景に「これはダメだな!」とか自慢をする。そういった話ははい。すーぐ聞こえてきます。
そんな医師は半年もたつと、総務・院長室へ給与の増額を求めにくるんですね。だいたい年200万くらいの増しが多いかな。まあ口約束はする。しましょう。すると彼はまあ、もっと頑張りだすんです。しかし、破たんが見えてくるアレヨアレヨと(処置や患者数に手が回らなくなる)。そして患者に迷惑がかかりそうになるんですねそこで。自分がフォローに入る。打って変わり、ひと説教浴びせる。これで彼ははいパチン。目を覚ます。
すると不思議なことに、もうあの話はしなくなったんですねーもちろん給与は増やさない!だって口約束だよ。あのときの空気が証人なら、そいつを袋に入れて連れてくることですね。そういうことですよ。ワトソン君。
これぞ、ムービー・マジック。
※ 最後が惜しかった!
実際は、これで辞める医師が大半だ。少なくとも僕の周囲では。たいていは院長・理事への反目だ。意見が合わない。病院を変えたいという意見が通じない。しかし、入局間もなくで病院を変えたい、というのは内容以前に自分勝手だ。だって、そいつが辞めたらまたリセットだ。手間がかかる。
院長・理事というのはそれなりに横柄になる運命にある。もしスタッフ全ての意見を聞けば、そのシステムは瞬く間に破たんする。鈍感力も必要になる。
もちろん上層部のやってることが犯罪行為なら辞職して当然だ。そういうケースでなくてでも病院を辞めたいなら、責めるべきはまず自分の無駄な選択の愚かさだろう。だって、その後もそれを繰り返す可能性に満ちているからだ。
女に置き換えると分かりやすい。いい女を望むほど、一方的命令に従わねばならない。逆の考えならOKだった?ではなぜだ?
なら、自分の悪い点を1つだけ改めたらどうか。むしろ逆のことを。放置してみる、謝ってみる、従ってみる、頑張ってみる。要はふりをする。呼吸ができる酸素があれば、春夏秋冬、季節風だって吹くかもしれない。せめて1年以上はやってみよう。
ま、その間に次の病院候補、の大規模調査でもやりたまえ。
院長・理事というのはそれなりに横柄になる運命にある。もしスタッフ全ての意見を聞けば、そのシステムは瞬く間に破たんする。鈍感力も必要になる。
もちろん上層部のやってることが犯罪行為なら辞職して当然だ。そういうケースでなくてでも病院を辞めたいなら、責めるべきはまず自分の無駄な選択の愚かさだろう。だって、その後もそれを繰り返す可能性に満ちているからだ。
女に置き換えると分かりやすい。いい女を望むほど、一方的命令に従わねばならない。逆の考えならOKだった?ではなぜだ?
なら、自分の悪い点を1つだけ改めたらどうか。むしろ逆のことを。放置してみる、謝ってみる、従ってみる、頑張ってみる。要はふりをする。呼吸ができる酸素があれば、春夏秋冬、季節風だって吹くかもしれない。せめて1年以上はやってみよう。
ま、その間に次の病院候補、の大規模調査でもやりたまえ。
研修扱いの医者でも、容赦なく訴訟にもっていかれた例はある。自分の経験から言うと、彼らに共通しているのは・・世間がよく言うように、一生懸命診ていなかった。それが患者や家族に(すでに)印象付けられていたことだ。つまり患者が助かったとしても、その医者は信用されてなかったということだ。
その医者の処置が未熟で自信がなかったとしても、居残る、バイタルチェックを増やす、他の医師のコンサルトを受ける、いろんな可能性を指摘しておく、とかのフォロー増がなかった例も背景にはあった。たとえば症状が出たのに画像に問題がないとして次の日にまわした、とか。
あと、家族のささいな指摘の追跡をしなかった。家族は何より患者本人に一番近く、違いを気づきやすい。そこを軽くあしらう行動が、取り返しのつかなかったことになった例だってある。たとえば四肢の虚血、画像検査の省略など。
弁護士はやたらと記録に残すことを強調するが、それは何もカルテだけにとどまらない。
自分が新米を指導するとき・・・新米はついつい体力をアピールしたがる。ああもちろん、患者のため、第一義にそう思うのはいい。
しかし、多くは医局でずっと居たり詰所で本やカルテを見て、モニターを見て何やら動かない。よく見ると寝てるではないか。で、次の日ネコのような目になっている。同僚のねぎらいでも待っているのか。
居残るのはそういうことではなくて、現場から離れられない姿勢だ。ただ、ベッドの横にずっといることではない。ベッドには患者状態にまつわるヒントがあり、書物のある医局には知識の海があり、詰所のカルテなどには過去問題が眠る。しかし家で考え事をするより、君の心は遥かに患者に近い。事態を何とかしようと思うのなら、目的意識を持って自然と移動するはずだ。
僕は、眠るなとは言ってない。
しかし、多くは医局でずっと居たり詰所で本やカルテを見て、モニターを見て何やら動かない。よく見ると寝てるではないか。で、次の日ネコのような目になっている。同僚のねぎらいでも待っているのか。
居残るのはそういうことではなくて、現場から離れられない姿勢だ。ただ、ベッドの横にずっといることではない。ベッドには患者状態にまつわるヒントがあり、書物のある医局には知識の海があり、詰所のカルテなどには過去問題が眠る。しかし家で考え事をするより、君の心は遥かに患者に近い。事態を何とかしようと思うのなら、目的意識を持って自然と移動するはずだ。
僕は、眠るなとは言ってない。
先輩からそのまま盗むとか、何日も寝てないとか、先輩からいろいろ武勇伝は聞くだろう。自分もすることはある。
ではその尊敬する先輩は、その前の苦労話をしただろうか?至らなかった時のこと、あとで悔やんだこと。それらを表情や苦痛でもって話したか・・・?それこそが、後の世代に役立てるべきことだ。
科にもよるが、多くの内科医はまず救急を診るべし。引き続きその患者の慢性期もそのまま見届けていくこと。ICUから出てからもだ。急性期にしか興味がないとか、慢性期はほったらかしとか、そういう医者が必ず出てくる。ならそいつは、興味本位で仕事をしているに過ぎない。そういうタイプがよく訴訟・トラブルにあっている。そもそも態度に出ていた。ああ、やはりこいつはやった。だからやってやる。そういうことだ。
評判の良い医師の多くは、自分を正当化することに長けている。しかし中には物事のコアを見抜いてしまう患者・スタッフが必ずいて、たまたま手を抜いた慣れの時に<惑星直列>が起こる。これは、どの医者にも起こりうる。
独身の時は、民間病院が一軒家を用意してくれたが、あくまでも一部の町立~病院、市立~病院での話だ。中にはまあまあな規模の団地が病院敷地に並び、医師公舎とか呼ばれる。病院の敷地内だから、当直時でもそこで寝泊り可能、というメリットはある。しかし実際は、すべての生活がそこに晒されるということに他ならない。つまりプライベートがない。独身なら車で逃避、ということはできるが、今の自分のように既婚となるとそうも行かず。
比較的新婚が越してくると、自然と新婚世帯との付き合いが多くなる。この場合、妻同士が親密であることが条件になる。妻同士らは専業主婦が多く、昼間はマダム会を開くようになり、医師らもやがて巻き込まれる。マダム会も大きくなると上層部の婦人を呼ばないといけないような雰囲気になり、まるで白い巨塔のような婦人会と化す。各夫人はそこでの話題を医師宅へ持ち帰り、あるいは耳寄り話をそこへ持ってくる。そして、あの人はこうだ実はああだと盛り上がってくる。
こういった世界ができてくると、夫婦の世界がもうそこ中心で回りだす。あの家庭は年収がどうとか、子供がどうだとか低い次元の会話になりがち。夫の行動半径も狭くなり、同じ公舎内を行き来する友人・家族関係に。慣れればそれも悪くはないが、気を付けてもらいたいのが<自治会長>という役回り。これが意外と盲点だ。ゴミだしや治安、非常識世帯への注意など、心を折る機会が多くなる。まるでうるさいクラスの学級委員だ。
ホウバイ(朋輩)じゃー?
2015年3月9日 連載流星ワゴンは好きだが、サザンといいJRAといい、井川遥といい、しだいに半島の勢力みたいなものを感じる。まるで日本人を理解してないような脚本ながら、それでも日本人を感動させる皮肉を感じる。
韓国映画も脚本は非常に優れているものが多いのは事実だが、どうもそこにはどこか庇護者(アメリカ様)の威を借りたような、アンバランスでくどい過剰演出が目につく。だからカタルシスがあっても、もう1回見ようと思わない。
さて、流星ワゴンの頻出用語、<朋輩>。同じ師についた仲間・・・同じ師につかされた、という意味も含めるなら、自分の周囲は朋輩だらけだ。しかし、その後は疎遠となることが多い。
ただし、何らかの講演会であったり紹介状であったり、久しぶりに<朋輩>の名を見ることがある。思わず誰かに伝えたくなる。ただ、男女で朋輩というのはありうるか?医師の間でも男女が友人でずっと続く、というケースはあまり聞かない。利益が絡んだときは別だが。
自分はむしろ、かつて師だったドクターと後で馴れ合いとなり、どさくさに朋輩化することを目論んでいる。ポイントは、師がこちらを忘れかけたタイミングにある(暫く連絡なしの期間があるのが条件)。
ホウバイ化には、丁寧語ながら同じ目線での付き合いが不可欠。してくれたことには返し、次につなげる。久しぶりに1回会って<またね>では、次はもうないのが常。
かつての関係がどうかでなく、<いま常に次がある>関係が本当のホウバイだと思う。
○ 骨髄増殖性腫瘍の治療
1系統以上の骨髄系細胞が自立増殖する。このうち真性多血症、本態性血小板血症、原発性骨髄線維症は相互に病型移行がある。髄外造血に伴う肝脾腫、骨髄の異型巨核球の増加、JAK2、CALR1の変異が高頻度。このうち前2者は生命予後が良好なものの、合併する血栓症が問題。60歳超や血栓症既往ありでは低用量アスピリン+hydroxycarbamide(HU)を用いた細胞減少療法を行う。一方、予後が不良である原発性骨髄線維症では、その予後予測が重要。予後不良な群である65歳以上、全身症状持続、ヘモグロビン<10、白血球>25000、末梢血での芽球1%以上、は同種造血幹細胞移植を念頭に治療。移植は半数以上に線維化の消失あり、期待できる。
○ パーソナルゲノム情報による脳疾患の発症機構の解明
個人の全ゲノム解読が可能になったため、神経疾患の背景遺伝の要因が解明されてきた。他系統委縮症ではCOQ2が特定。これはコエンザイムQ10の生合成系の酵素の1つをコードしている。これの変異でQ10の合成が低下する。
○ 膠原病治療におけるステロイドの使い方
関節リウマチに対してプレドニゾロン5-10mg/日の投与が関節破壊の進行を抑制することなど、効果面は十分知られているものの、高容量のエビデンスや長期予後に関してはあまりエビデンスがない。
○ 呼吸と循環の接点:肺高血圧症
呼吸器疾患だとついそれだけ診がちだが、2次的な心臓への負担は軽視しがち。超音波で定量的な評価が簡単にできるが、画像で肺動脈の太さなど見る習慣も必要。
○ 重症筋無力症の最近の治療
神経→筋肉への伝導に関する受容体、蛋白質などが自己抗体によって障害される。ステロイドなど治療の種類は豊富だが、それでも完全寛解は10%以下。なるべく早期治療を行い、慢性期にはプレドニゾロン少量へもっていき、後続の合併症を避ける。
○TMA:HUSとatypical HUS
TMA=血栓性微小血管症にはTTP、病原性大腸菌の血性下痢で被害者の出た溶血性尿毒症症候群=HUSがあり、それ以外をatypical HUS(広義)とよぶ。狭義HUSは中でも補体系の異常な活性化による血管内皮障害に起因するもの。HUSは保存的治療、TTPは血漿療法が有効、狭義HUSでは補体系をターゲットの多彩な治療となる。
○ 自己炎症症候群の診断と治療
全身の炎症をきたし、病原体が検出されず自己免疫反応にも乏しい。獲得免疫でなく、それ以前の自然免疫の役割が大きく、診断は遺伝子レベルで行うことになる。治療も各疾患遺伝子により異なる。最近抗IL-1製剤の有効性が指摘。
○ 骨髄異形成症候群の診断と新たな治療
無効造血(骨髄は過形成なのに末梢血の血球減少)と白血病化の2本柱。診断は2008年の診断基準を用いる。遺伝子による診断はまだ実用化されてない。治療は低・高リスク群に分ける。現状で、予後改善を証明しているのはメチル化阻害薬のみ。
○ 潰瘍性大腸炎の治療の進歩
2009年から導入のタクロリムス、2種のTNF-α阻害剤、intensiveCAPにより難治例の治療が進歩。最近ではCF下で生検組織から大腸上皮幹細胞を増やし移植する、という再生医療の試みも。
○ CTを用いた冠動脈造影法の展開
冠動脈CTが普及。心臓カテーテル検査まで行うかどうかの判断に重要だが過信は禁物。
1系統以上の骨髄系細胞が自立増殖する。このうち真性多血症、本態性血小板血症、原発性骨髄線維症は相互に病型移行がある。髄外造血に伴う肝脾腫、骨髄の異型巨核球の増加、JAK2、CALR1の変異が高頻度。このうち前2者は生命予後が良好なものの、合併する血栓症が問題。60歳超や血栓症既往ありでは低用量アスピリン+hydroxycarbamide(HU)を用いた細胞減少療法を行う。一方、予後が不良である原発性骨髄線維症では、その予後予測が重要。予後不良な群である65歳以上、全身症状持続、ヘモグロビン<10、白血球>25000、末梢血での芽球1%以上、は同種造血幹細胞移植を念頭に治療。移植は半数以上に線維化の消失あり、期待できる。
○ パーソナルゲノム情報による脳疾患の発症機構の解明
個人の全ゲノム解読が可能になったため、神経疾患の背景遺伝の要因が解明されてきた。他系統委縮症ではCOQ2が特定。これはコエンザイムQ10の生合成系の酵素の1つをコードしている。これの変異でQ10の合成が低下する。
○ 膠原病治療におけるステロイドの使い方
関節リウマチに対してプレドニゾロン5-10mg/日の投与が関節破壊の進行を抑制することなど、効果面は十分知られているものの、高容量のエビデンスや長期予後に関してはあまりエビデンスがない。
○ 呼吸と循環の接点:肺高血圧症
呼吸器疾患だとついそれだけ診がちだが、2次的な心臓への負担は軽視しがち。超音波で定量的な評価が簡単にできるが、画像で肺動脈の太さなど見る習慣も必要。
○ 重症筋無力症の最近の治療
神経→筋肉への伝導に関する受容体、蛋白質などが自己抗体によって障害される。ステロイドなど治療の種類は豊富だが、それでも完全寛解は10%以下。なるべく早期治療を行い、慢性期にはプレドニゾロン少量へもっていき、後続の合併症を避ける。
○TMA:HUSとatypical HUS
TMA=血栓性微小血管症にはTTP、病原性大腸菌の血性下痢で被害者の出た溶血性尿毒症症候群=HUSがあり、それ以外をatypical HUS(広義)とよぶ。狭義HUSは中でも補体系の異常な活性化による血管内皮障害に起因するもの。HUSは保存的治療、TTPは血漿療法が有効、狭義HUSでは補体系をターゲットの多彩な治療となる。
○ 自己炎症症候群の診断と治療
全身の炎症をきたし、病原体が検出されず自己免疫反応にも乏しい。獲得免疫でなく、それ以前の自然免疫の役割が大きく、診断は遺伝子レベルで行うことになる。治療も各疾患遺伝子により異なる。最近抗IL-1製剤の有効性が指摘。
○ 骨髄異形成症候群の診断と新たな治療
無効造血(骨髄は過形成なのに末梢血の血球減少)と白血病化の2本柱。診断は2008年の診断基準を用いる。遺伝子による診断はまだ実用化されてない。治療は低・高リスク群に分ける。現状で、予後改善を証明しているのはメチル化阻害薬のみ。
○ 潰瘍性大腸炎の治療の進歩
2009年から導入のタクロリムス、2種のTNF-α阻害剤、intensiveCAPにより難治例の治療が進歩。最近ではCF下で生検組織から大腸上皮幹細胞を増やし移植する、という再生医療の試みも。
○ CTを用いた冠動脈造影法の展開
冠動脈CTが普及。心臓カテーテル検査まで行うかどうかの判断に重要だが過信は禁物。
○ 糖尿病の新たな合併症
糖尿病患者は増える一方。私的な考えでは、開業医の抱え込みによる腎症への進展放置、内服でのがけっぷち治療が大いに関係していると思われる。薬は売れ続けるから、製薬業者は容認できる状況だ。
・ 骨粗鬆症 ・・ DM2型の場合コントロール不良でも骨密度正常なのに骨折リスクがなぜか高かったりする(骨質劣化型)。構造的には皮質骨が細く、多孔性が高まることや海綿骨微細構造の劣化をきたす。骨折リスクを減らすには単に血糖コントロールだけではダメで、骨量減少レベルという早期から薬物治療を開始すべき。
・ 糖尿病とその治療とがん ・・ 実際にDMと相関が示されている癌は、全がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん。しかも加齢、男性、肥満、低身体活動量、不適切食、過剰飲酒、喫煙がそのリスクを押し上げる。
・ 認知症 ・・ 脳血管性認知症、ADの発症リスクを高めるほか、糖代謝異常に伴う神経障害が注目→<糖尿病性認知症>と提唱。ADの中であるはずの頭頂側頭葉・後部帯状回の血流低下がなく、。MRIでもけ血管病変があまりない。大脳萎縮にわりに海馬の委縮が軽度。そのほかApoE4保有の頻度が少ないなどの特徴。脳脊髄液でも典型的所見少なく、血液検査ではIL-6などの上昇がみられる。
・ 歯周病 ・・ 重症化した歯周病を効果的に治療することで血糖コントロールが改善することが確認された。つまり歯周病がいかに耐糖能に影響を与えるのかを示唆する。
・ 合併症予防のための糖尿病薬物治療 ・・ 具体的な薬物選択で大血管合併症を抑制するまで特定できていない。しかし一方で、心血管リスクが高い患者に厳格血糖コントロールすると死亡がかえって増えたなど、最近良いデータが出ていない。
糖尿病患者は増える一方。私的な考えでは、開業医の抱え込みによる腎症への進展放置、内服でのがけっぷち治療が大いに関係していると思われる。薬は売れ続けるから、製薬業者は容認できる状況だ。
・ 骨粗鬆症 ・・ DM2型の場合コントロール不良でも骨密度正常なのに骨折リスクがなぜか高かったりする(骨質劣化型)。構造的には皮質骨が細く、多孔性が高まることや海綿骨微細構造の劣化をきたす。骨折リスクを減らすには単に血糖コントロールだけではダメで、骨量減少レベルという早期から薬物治療を開始すべき。
・ 糖尿病とその治療とがん ・・ 実際にDMと相関が示されている癌は、全がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん。しかも加齢、男性、肥満、低身体活動量、不適切食、過剰飲酒、喫煙がそのリスクを押し上げる。
・ 認知症 ・・ 脳血管性認知症、ADの発症リスクを高めるほか、糖代謝異常に伴う神経障害が注目→<糖尿病性認知症>と提唱。ADの中であるはずの頭頂側頭葉・後部帯状回の血流低下がなく、。MRIでもけ血管病変があまりない。大脳萎縮にわりに海馬の委縮が軽度。そのほかApoE4保有の頻度が少ないなどの特徴。脳脊髄液でも典型的所見少なく、血液検査ではIL-6などの上昇がみられる。
・ 歯周病 ・・ 重症化した歯周病を効果的に治療することで血糖コントロールが改善することが確認された。つまり歯周病がいかに耐糖能に影響を与えるのかを示唆する。
・ 合併症予防のための糖尿病薬物治療 ・・ 具体的な薬物選択で大血管合併症を抑制するまで特定できていない。しかし一方で、心血管リスクが高い患者に厳格血糖コントロールすると死亡がかえって増えたなど、最近良いデータが出ていない。
○ ウイルス感染と腫瘍
・ B型肝炎と肝発癌 ・・ C型肝炎が肝機能悪化に伴って発症するのと異なり、B型肝炎は数値が正常でも起こりうるのが怖い。核酸アナログ・IFNで発がんを抑えるわけだが発症率はおよそ半分と、まだまだ。肝がん発症にはHBV-DNA量が大きく関わるなどメカニズムは研究されているが。まだそんな成果。
・ C型肝炎 ・・ 今後薬剤によるウイルス排除率は90%を超える期待あり。
・ HTLV-1とATL ・・ HTLV-1の母児間感染から約60年の潜伏期の上で、つまり60代でATLを発症(実際の発症率は5%程度)。これの予防は未確立。そこで、早期発見→病型分類→病型に応じた治療となる。
・ EBVと造血器腫瘍 ・・ ほぼ全ての成人が潜伏感染。時期は小児期~青年期。一部が伝染性単核球症になるが無治療で治癒。またリンパ増殖疾患(腫瘍性疾患)の発症もある。早期発見にEBV-DNAの測定が有用。
・ HIV感染症と癌 ・・ HIV感染者にみられる癌と言ってもAIDSに関連したものとそうでないものとに分かれる。前者がADMで後者がNADM。NADMの場合、その癌は通常の癌より10年ほど若く発症する疑い、CD4リンパ球数に関わらず発症する、ADMに比べて増加傾向の疑いもあるなど課題が多い。
・ B型肝炎と肝発癌 ・・ C型肝炎が肝機能悪化に伴って発症するのと異なり、B型肝炎は数値が正常でも起こりうるのが怖い。核酸アナログ・IFNで発がんを抑えるわけだが発症率はおよそ半分と、まだまだ。肝がん発症にはHBV-DNA量が大きく関わるなどメカニズムは研究されているが。まだそんな成果。
・ C型肝炎 ・・ 今後薬剤によるウイルス排除率は90%を超える期待あり。
・ HTLV-1とATL ・・ HTLV-1の母児間感染から約60年の潜伏期の上で、つまり60代でATLを発症(実際の発症率は5%程度)。これの予防は未確立。そこで、早期発見→病型分類→病型に応じた治療となる。
・ EBVと造血器腫瘍 ・・ ほぼ全ての成人が潜伏感染。時期は小児期~青年期。一部が伝染性単核球症になるが無治療で治癒。またリンパ増殖疾患(腫瘍性疾患)の発症もある。早期発見にEBV-DNAの測定が有用。
・ HIV感染症と癌 ・・ HIV感染者にみられる癌と言ってもAIDSに関連したものとそうでないものとに分かれる。前者がADMで後者がNADM。NADMの場合、その癌は通常の癌より10年ほど若く発症する疑い、CD4リンパ球数に関わらず発症する、ADMに比べて増加傾向の疑いもあるなど課題が多い。
今年の内科学会 少しずつ
2015年3月2日 連載 これまで東京が続いていて、今年は京都。
1日目
○ シンポジウム IgG関連疾患における最近の進歩
IgGの中のサブクラスIgG4の異常、それをきたす全身疾患。それがIgG4関連疾患(2001年からすでに提唱)。
・ 自己免疫膵炎 ・・ 診断のきっかけは腹部超音波・CT。MRI含め疑い例発見。確定が生検(超音波下)となると、それなりの病院での精査となろう。DM悪化、黄疸でも念頭に置く必要あり。ステロイドがよく効くだけに早期発見を要する。膵外病変が多発するため全身性の精査も。
・ IgG4関連硬化性胆管炎 ・・ 癌とおなじみPSC(原発性硬化性胆管炎)との鑑別を要する。生検の結果は全く異なる。自己免疫膵炎の際、この合併を疑うこと。これもステロイド反応良好。ちなみにPSCだと肝移植。
また、この関連疾患は涙腺・唾液腺にも好発するといった特徴がある。しかし自己免疫疾患である以上、全身の精査が必要であることに変わりはない。
このほか呼吸器、腎臓病など特徴、ガイドラインの羅列が豊富ではあるが、日常的な疾患から掘り起こすにはまずTPの上昇→IgGの高値→IgG4の測定、まずここまでいけるかどうか、じゃないだろうか。あるいは超音波・CTでおかしいと思ったらMRIまでやってみて、多臓器に病変もあるなら速やかに大病院カンファレンスにかけつつ組織診断、といったところか。
患者側もキーワード検索でもって、この病気のガイドラインまでたどり着くことがあるかも(膨大なデータ結果をもとに)。
いまの健診内容を見ていると、これらの疾患が早期発見されるとはとても信じがたい。開業医優位の流れがある限り、なかなか難しいのではないか。というか、開業医は一部以外あまり知らないのではないか。
なおIgG4はすでに保険適応内となっている。
確かにステロイドの効くはずの病気の発見が遅れるのは、訴訟ものだ。
1日目
○ シンポジウム IgG関連疾患における最近の進歩
IgGの中のサブクラスIgG4の異常、それをきたす全身疾患。それがIgG4関連疾患(2001年からすでに提唱)。
・ 自己免疫膵炎 ・・ 診断のきっかけは腹部超音波・CT。MRI含め疑い例発見。確定が生検(超音波下)となると、それなりの病院での精査となろう。DM悪化、黄疸でも念頭に置く必要あり。ステロイドがよく効くだけに早期発見を要する。膵外病変が多発するため全身性の精査も。
・ IgG4関連硬化性胆管炎 ・・ 癌とおなじみPSC(原発性硬化性胆管炎)との鑑別を要する。生検の結果は全く異なる。自己免疫膵炎の際、この合併を疑うこと。これもステロイド反応良好。ちなみにPSCだと肝移植。
また、この関連疾患は涙腺・唾液腺にも好発するといった特徴がある。しかし自己免疫疾患である以上、全身の精査が必要であることに変わりはない。
このほか呼吸器、腎臓病など特徴、ガイドラインの羅列が豊富ではあるが、日常的な疾患から掘り起こすにはまずTPの上昇→IgGの高値→IgG4の測定、まずここまでいけるかどうか、じゃないだろうか。あるいは超音波・CTでおかしいと思ったらMRIまでやってみて、多臓器に病変もあるなら速やかに大病院カンファレンスにかけつつ組織診断、といったところか。
患者側もキーワード検索でもって、この病気のガイドラインまでたどり着くことがあるかも(膨大なデータ結果をもとに)。
いまの健診内容を見ていると、これらの疾患が早期発見されるとはとても信じがたい。開業医優位の流れがある限り、なかなか難しいのではないか。というか、開業医は一部以外あまり知らないのではないか。
なおIgG4はすでに保険適応内となっている。
確かにステロイドの効くはずの病気の発見が遅れるのは、訴訟ものだ。
2次救急で働く医師が多いと思うが、夜間に救急の看板があるところでは救急車が夜間数台来る。大ざっぱ、2~3台というのが一番多いのではないか。
これでだいたい4~5万。しかし眠れなかった場合代償が大きい。次第に当直の場を変えていって、そこそこ眠れるところに移行するのが常だ。
だが、もうそれもしんどくなっていく。周囲の話では40代で最後にする医師が割と多く、次が50代。自分も思うが、夜間の覚醒が多く、早くなりがち。ジジイ化と言われればそれまでだが、早朝5時くらいになるともうそのまま起きてしまう。しかしこれで当直となると、毎日の浅い眠りに拍車をかけることになり、相当しんどい。
なので・・・もうちょっと考えてみます。こうして、60近くまでやるんだろうなァ!
紅茶にしてみたら・・・
2015年3月2日 連載医局ではたいてい定番のコーヒー。何杯も飲むことがあったが、これを紅茶に変えたらなるほど、いかにもリラックマできる。
これ以上の説明のしようがないが、飲むときの一瞬も違う。コーヒーはドラマでもそうだが、つい最初顔をしかめてしまう。ブラックだと苦いのが分かっているせいか、そうなる。あるいは、しかめがちなときに口に運ぶ。紅茶の場合は自然に、定期的に減っていく。1杯1杯の重みがコーヒーほどでなく、次の1杯につながれやすい。そもそも、以前のコーヒーが濃かったんだろうか?
日東紅茶をアマゾンだと1つでわずか5円、というのもいい。落ち着きのないロスチャイルド医師らには、これを飲ませろ!
アカデミー賞ほどの豪華絢爛さはないものの、僕らが行く医学学会も少しの派手さはある。選りすぐりのコンパニオンがずらり・・はいいとして、1つ1つの演題に経済効果がある。ビューティフルなグラフを見せられると、思わずおぉ!となる。それ以上、感動したくなる。講演者の滑舌には迷いがない。これがナンパなら大成功だろう。訳もなく上がってくるテンションに、ついアマゾンのボタンに指が乗ってしまう。
そもそも、なぜ自分はこうも舞い上がっているのか?
以前はこういう会も終わったらキレイにまとめて医局へ報告したものだが、最近は逆の読み方をしている。つまり、なぜこの治療法や検査法が薦められるのか・・・?誰が得をするのか。控えめなものを積極的にすると、困るのは誰か・・・?あれだけいいと言われていた従来の治療が今、見向きもされないのは・・・?
大げさだが、経済効果はそれなりの味付けがあってこそ。その背中を押すのが先ほどの高揚感。こうやって皆、ある一線を越えてしまう。実は、大事なものを見逃してしまうかもしれない。
そもそも、なぜ自分はこうも舞い上がっているのか?
以前はこういう会も終わったらキレイにまとめて医局へ報告したものだが、最近は逆の読み方をしている。つまり、なぜこの治療法や検査法が薦められるのか・・・?誰が得をするのか。控えめなものを積極的にすると、困るのは誰か・・・?あれだけいいと言われていた従来の治療が今、見向きもされないのは・・・?
大げさだが、経済効果はそれなりの味付けがあってこそ。その背中を押すのが先ほどの高揚感。こうやって皆、ある一線を越えてしまう。実は、大事なものを見逃してしまうかもしれない。
子供の学費に触れたが、医局でさかんに話すことがある。たとえば自分の子供はまだ幼いが、学童を持つ親医師たちはいろいろと脅してくる。「子供は金がかかる」。その一言に集約されるようだ。
家庭教師をつける医師も多いが、休み期間の講習が短期の割にバカ高いらしい。あとは教材、参考書。教育にかかるものなら、仕方ないと思うのだが。要は、想定以上だったということ何だろう。あるいは投資に失敗していて、さらに投資かよと面食らったのではあるまいな。
いやいや、よく聞くと彼らは子供数が多く、互いに1~2年間隔で倍数的にコストが発生するのだ。3~4人も多い。まあ考えただけで恐ろしいかもしれない。その子らが同時に私立の医学部で・・といったら大変だろう。ところがそういう子らに限ってバイトしない。彼らは懐の深い親だと知っているからだ。
親医師らは給料日のその日、昼に長く外出する。なかなか戻ってこない。銀行は待たされる。しかも複数口座。財布の管理は嫁なのに、なんでこんなときだけ俺が?と言う医師もいた。
なので、給料日になってロスチャイルドが、ユダヤが・・という医師にはご用心。
医局での会話でおなじみの<預金封鎖>。株をやっている者が多いため、すぐ金銭の話になる。大損している者が多いため、将来に悲観的な者が多い。子供の学費が大変で、私立医大だとなおさらだ。そうなると入学金はもちろん、毎年1千万以上の出費の余裕が必要。
医師が株を始めるのは、潤沢な金を楽して稼ぎたいから。まあ当たり前か。あわよくば利子だけで食っていきたい。老後を安泰に暮らしたい。実際の投資となると安定した銘柄を・・・となるが、すぐに物足りたくなる。たまに花火をドーン!と、という欲が出るのは理系の悲しいサガだ。ここで、人生が足し算から掛け算になる。
しかし、どうもうまくいかない。売り時、買い時を間違えて後悔することしきり。信じていた情報にも裏切られ、次第に人間不信に。貯蓄が相対的に乏しいため、現金がやたら不足。同僚への付き合いも減り、ナースらへの差し入れもない。それなのに、隣の株しない医局員は平然とした顔。それがどこか気に入らない。
テレビであれだけ騒いだアベノミクス。神と思えた安倍氏、黒田氏が今は売国奴に見える。待て。そもそもどこが間違いなのか。なぜ在日特権があんなに楽しているのか。彼らのせいで自分は儲からないのか。そもそも世界の歴史は?
歴史をたどると、ロスチャイルドというヨーロッパの金持ちに行きつく。そうだ。こいつらのせいだ。今もユダヤがこの日本で暗躍している。そんな考え方になる。
不景気なら日本はどんどん紙幣を発行すればいい。そうすれば・・・貨幣の価値が落ちて、自分の借金の価値も減りオジャン。ハイパーインフレにならないものか。バカだな日銀も。
そして、「このまま紙幣を刷らないと預金封鎖だよ先生。でも500円玉なら大丈夫」
こんな発言しだしたら、メルトダウン間近だ。近寄らない方がいい。
若手向けの公演?に行ってみた。肺線維症やARDSの話。20年前とそんなに進歩はない。それだけこれらの治療は難しい。診断時は病状がすでに進行している。やはり診断がついてからでは治療が遅れることが多い。だが早期の指標もない。なので早期に治療しろという説明も、どことなく矛盾する。凝固系を参考にするのも無理がある。よって治療のタイミングはその医師本人の個性にかかっており、そこは自己責任の比重が大きい。
ただし一番は患者のため。病気の治療が目的でも、患者という人間1人ごとだ。それを忘れてはいけない。いくら確信をもとうと奇蹟の結果が出そうでも、それがベストとは限らず、予後まで保証してない。こういう経験を大事にしたい。残念ながら寝泊り経験のない医師には身につかない。
医師は小学校から問題を解くという達成感を積み重ねている。合格という褒美を受け続け医学生、医者になる。しょせん人が作った問題が相手だ。それが医者になるとどうか。症例が問題だと思ったら大間違いだ。それでも解きたいのなら自分も含めて解くがいい。
実際は、聴診器で背部の下部を集中して聴く習慣をつけること。レントゲンでも下部にいくほど白さを疑うこと。抗生剤の手応えない肺炎なら浮かぶこと。以上の所見ならKL-6くらい測定すること。それに何よりも・・・画像所見は常に仲間内と日ごろから見せ合うことだ。自分医師1人の自己満足に頼ることが、どんな知識不足よりも病気の進行を許してしまう。自分だけでのルール、自己満足、それらが自分の頭の中を線維化する。
ただし一番は患者のため。病気の治療が目的でも、患者という人間1人ごとだ。それを忘れてはいけない。いくら確信をもとうと奇蹟の結果が出そうでも、それがベストとは限らず、予後まで保証してない。こういう経験を大事にしたい。残念ながら寝泊り経験のない医師には身につかない。
医師は小学校から問題を解くという達成感を積み重ねている。合格という褒美を受け続け医学生、医者になる。しょせん人が作った問題が相手だ。それが医者になるとどうか。症例が問題だと思ったら大間違いだ。それでも解きたいのなら自分も含めて解くがいい。
実際は、聴診器で背部の下部を集中して聴く習慣をつけること。レントゲンでも下部にいくほど白さを疑うこと。抗生剤の手応えない肺炎なら浮かぶこと。以上の所見ならKL-6くらい測定すること。それに何よりも・・・画像所見は常に仲間内と日ごろから見せ合うことだ。自分医師1人の自己満足に頼ることが、どんな知識不足よりも病気の進行を許してしまう。自分だけでのルール、自己満足、それらが自分の頭の中を線維化する。
夢を売る。夢を買う。
2015年2月27日 連載 困っている経営者が跡継ぎを探す場合、考えているのは負債の跡継ぎだ。負債ごと抱えてもらうには、相手がなるべく素人で、豪華な暮らしに憧れていて、外車が好きで・・・尊敬する先輩医師が多数いることだ。いまの若い医師は盲目的で、おいしい思いをしている医師≒理想の医師と見てしまう。確かに技術など特技もあって尊敬されるわけだが、この領域、つまり情熱の領域に業者が巣食うのである。
技術にはデバイスがつきもの。デバイスにはお金がつきもの。莫大な借金が必要だ。借金しないと業者はいいデバイスを回さんし、銀行も融資しない。技術者当人も、借金したから豪遊している、なんて口が裂けても言えない。
で、技術者、医者は負債の後片付けに困る。こうして若手がターゲットにされる。正直、今の若者は釣りやすい。夢への感動に忠実だ。マイホームみたいに、相手を見ず夢を見、その感動で買っていく。ここだ。ここが利用されているのに、なぜ気づかない。
君ら(若手医師)が目指している<表舞台リッチ>な医師たちは、あれでも相当苦しんでいる。いや最初は純粋だったと思う。でも安定したら目立つことなど望んでいなかったはずだ。副業に手をだし、車や女、家を次々と変え、本を出し・・・それらがそういう人格の望むものではなかったはずだ。
ハリウッドも、さすがにこの手のテーマは上映しない。
技術にはデバイスがつきもの。デバイスにはお金がつきもの。莫大な借金が必要だ。借金しないと業者はいいデバイスを回さんし、銀行も融資しない。技術者当人も、借金したから豪遊している、なんて口が裂けても言えない。
で、技術者、医者は負債の後片付けに困る。こうして若手がターゲットにされる。正直、今の若者は釣りやすい。夢への感動に忠実だ。マイホームみたいに、相手を見ず夢を見、その感動で買っていく。ここだ。ここが利用されているのに、なぜ気づかない。
君ら(若手医師)が目指している<表舞台リッチ>な医師たちは、あれでも相当苦しんでいる。いや最初は純粋だったと思う。でも安定したら目立つことなど望んでいなかったはずだ。副業に手をだし、車や女、家を次々と変え、本を出し・・・それらがそういう人格の望むものではなかったはずだ。
ハリウッドも、さすがにこの手のテーマは上映しない。
今さらだけど、タダより怖いものはない。特にアンケート。医者の図書券アンケートでもそうだが、モデルルームでも必ず書くことになっている。年収などさりげなく記入するわけだが、これらが彼らのまずはの狙いだ。
集まった個人情報はいろんな業者の目に映ることになる。<転売>されるようなものだ。職業・年収などでその家の金の出し入れが分かる。何が好きで、何が困っているかなど。悪徳業者に渡ると、泥棒の下見候補にもなる。泥棒は末端が仕切り上層は関与しないところにいるから捕まってもずっと繰り返される。
なので、あちこちで個人情報の足跡を残すのは危険だ。したがって自分はフェイスブックはやってない。