病院で勤務していると、あちこちトラブルを耳にする。ほとんどは訴訟に関連しないものだが、話の持っていき方によってはそうなりかねないものもある。
そもそもそれがトラブルとして表面化すること自体、ほとんどに基本的な問題がある。理由・説明が明確ならトラブルというものにはならず、治癒の方向に向かう。実はこの理由・説明以前の話であることが多い。
たとえば医療スタッフ側の心無い対応。
・ 大変な検査・処置のあと、長時間の放置。
・ 1対1のときのスタッフからの暴言。
・ 経済的な配慮なしの事務対応。
・ 理屈攻めでの一方的な説明。
・ 患者・家族によって対応異なるスタッフ(例えば差し入れあり家族には優しいとか)。
・ 大勢の前で平気で(大声の注意などで)大恥かかせるスタッフ。
・ 患者の心配をよそに近くでゲラゲラ笑うスタッフ。
・ 矛盾した説明など、明らかな手違いへの謝罪一切なし。
つまり無視・放置・暴言にほとんどが起因する。だけではなくて、その背後にある日ごろのからの不誠実にも問題があるようだ。実際は泣き寝入りせざるを得ないケースが多いが、のちにそこで本当のミスが起これば(理由ありでも)不信感が先にあるため聞く耳を持てない。状況は悪化する。
上層部は、そこを雰囲気で感じなくてはならない。と自分に今日も言い聞かせる。周囲では離婚も多いが、仕組みは良く似ていると思う。
そもそもそれがトラブルとして表面化すること自体、ほとんどに基本的な問題がある。理由・説明が明確ならトラブルというものにはならず、治癒の方向に向かう。実はこの理由・説明以前の話であることが多い。
たとえば医療スタッフ側の心無い対応。
・ 大変な検査・処置のあと、長時間の放置。
・ 1対1のときのスタッフからの暴言。
・ 経済的な配慮なしの事務対応。
・ 理屈攻めでの一方的な説明。
・ 患者・家族によって対応異なるスタッフ(例えば差し入れあり家族には優しいとか)。
・ 大勢の前で平気で(大声の注意などで)大恥かかせるスタッフ。
・ 患者の心配をよそに近くでゲラゲラ笑うスタッフ。
・ 矛盾した説明など、明らかな手違いへの謝罪一切なし。
つまり無視・放置・暴言にほとんどが起因する。だけではなくて、その背後にある日ごろのからの不誠実にも問題があるようだ。実際は泣き寝入りせざるを得ないケースが多いが、のちにそこで本当のミスが起これば(理由ありでも)不信感が先にあるため聞く耳を持てない。状況は悪化する。
上層部は、そこを雰囲気で感じなくてはならない。と自分に今日も言い聞かせる。周囲では離婚も多いが、仕組みは良く似ていると思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100329-00000080-jij-soci
今年も大学医局のあちこちでは人手格差が・・・。あるところにはあり、ないところはない。グローバル化して、その偏りがいっそう激しくなってきたように思う。
民間病院も他人事ではない。大学から非常勤を派遣してもらってるところも、いきなり切られたら深刻だ。特に、特殊外来・検査で来て貰ってる先生。
国家試験に受かった人たちへ。
① 自分のなすはなるべく仲間の面前に晒すものとせよ。
② メモに逐一記入せよ。曖昧なままその日を終えず。
③ 理論武装は患者から離れる作業だ。終われば戻れ。
④ つまらん下心で、残りの50余年をローン化するな。
⑤ 仕事が平和と感じても、それは誰かの犠牲の上。
⑥ これからは、言うたもん勝ち君次第。
⑦ 情報のやり取りは50X50。決して与えすぎるな。
⑧ ローコストでしてやられるな。自分をもったいぶれ。
⑨ 太ったら、患者に指導する説得力なし。
⑩ 業者はみな商売人。我が利益のみの他人以下。特にアンケートの個人情報記入などは情報管理のほか彼らのノルマ;歩合給料のためなので注意。
これらの意味は、そのうち分かる。
今年も大学医局のあちこちでは人手格差が・・・。あるところにはあり、ないところはない。グローバル化して、その偏りがいっそう激しくなってきたように思う。
民間病院も他人事ではない。大学から非常勤を派遣してもらってるところも、いきなり切られたら深刻だ。特に、特殊外来・検査で来て貰ってる先生。
国家試験に受かった人たちへ。
① 自分のなすはなるべく仲間の面前に晒すものとせよ。
② メモに逐一記入せよ。曖昧なままその日を終えず。
③ 理論武装は患者から離れる作業だ。終われば戻れ。
④ つまらん下心で、残りの50余年をローン化するな。
⑤ 仕事が平和と感じても、それは誰かの犠牲の上。
⑥ これからは、言うたもん勝ち君次第。
⑦ 情報のやり取りは50X50。決して与えすぎるな。
⑧ ローコストでしてやられるな。自分をもったいぶれ。
⑨ 太ったら、患者に指導する説得力なし。
⑩ 業者はみな商売人。我が利益のみの他人以下。特にアンケートの個人情報記入などは情報管理のほか彼らのノルマ;歩合給料のためなので注意。
これらの意味は、そのうち分かる。
・・など、我々には存在しない。ただ4月になると行事が多く、それが春休み的な雰囲気を出してくれる。それまでぎこちなかった人間関係が、4月からのイベントで帳消しに・・・という事態もありうる。そして「ああ。今年もこの病院にいよう」とスタッフらが(いい意味での)ため息をつく。
時々「今日は早めに帰るので」「車で来たから飲めませんので」と水をさす輩がいて、せっかくの機会を逃したような場面にあう。学生の時は自分もそうだった。バイト・バイトの嵐だった。
で・・・やはり、いない人間の話題にどうしてもなる。特にナースらからは患者の<申し送り状態>になり、準夜明けがさらに申し送りしてくる。翌日、早めの出勤まで要請されるはめに。
それでも仕事仲間といたほうがほっとする・・・というのが、10年前との大きな違いだ。
時々「今日は早めに帰るので」「車で来たから飲めませんので」と水をさす輩がいて、せっかくの機会を逃したような場面にあう。学生の時は自分もそうだった。バイト・バイトの嵐だった。
で・・・やはり、いない人間の話題にどうしてもなる。特にナースらからは患者の<申し送り状態>になり、準夜明けがさらに申し送りしてくる。翌日、早めの出勤まで要請されるはめに。
それでも仕事仲間といたほうがほっとする・・・というのが、10年前との大きな違いだ。
業界が3Dを前面に持ってきたってことは、従来の拡大路線ではもはや利益が見込めない・・・そういった満場一致の同意があるものと思われる。
これまでにわか3Dブームはあったものの、どれも立ち消えた。I-MAXや遊園地、一部の映画にも組み込まれたが市民権は得られなかった。おそらく有料コンテンツであったことが自らの首をしめたんだろう。内容もそれに追いつかなかった。
なので今回は(経済的に破綻しかけている)業界ぐるみで、コンテンツを無料の領域にまで広げてハードを高く売る、という戦法に出たものと思われる。
これは・・・なじみの循環器領域のデバイス(新型ステントなど)戦略に似ている。つまりその場の効果で驚かせ、副作用・予後に関する危惧を鈍らせる。
デバイスの説明会場を出てくるドクターらの眼球は、入る時より明らかに大きい。
そしてみんなが、キレる。
2010年3月26日 連載怒りっぽい高齢者は相変わらず多い。むしろ増えてきたような気もする。認知症は天然ボケ傾向のアルツハイマー、それと動脈硬化性のものに分けられる。この動脈硬化性のタイプが怒りやすい。背景が動脈硬化であり、飲酒・喫煙歴など伴うことが多い。
あと怒りっぽくなるのはほらあの、物忘れの薬、そうよあれあれ・・・アリセプトの処方後の副作用。10mgまで増やしたら怒りっぽさが倍増してしまったことがある。
認知症が進行すると家族の負担が増すわけだが、怒りっぽいとなかなか始末に負えない。それで入院を希望してくる家族もいるが(合併症などあれこれ理由をつけて)、本人はやはり怒りまくって承諾しない。
そしてそこでキレた家族が、つい言うのである。
「もうな!入院せな先生が死んでも知らんってよ!」
そんなこと言ってねえ!
病院にとって新規の医師の着任は高い買い物であるため、調査・面接などを通してその医師の貢献度を決めていく。自分のいる・いたところでは、以下の項目に重点を置いている。
・ 前勤務先の評判 ・・・ 患者数が増えていたか、患者からの反響はどうだったか。検査をバンバンしてくれるか、トラブル・訴訟はなかったか転々としてきたならその理由は。医大に籍があるかどうか。これらはMRからだけでも相当な情報が手に入る。
・ 能力など ・・・ 手技がうまいか(下手な場合は病棟中心で働かせる方向)。重症患者が診れるか。内科なら小外科ができるか(外科が休診のとき助かる)。専門資格があるか(内視鏡、禁煙外来なども重視)。
・ 前勤務地での収入・・・今後のコストに反映。
・ 当直をしてくれるかどうか・・・さらに臨時でも他の曜日にお願いできるかどうか。
・ 人間的なところ ・・・ これも前勤務先の評判にたよる。穏やかか怖いかなど。
・ 住居 ・・・ 病院に近いか。引越しの予定は。
・ 生活水準 ・・・ 既婚なら子供がいるか。いれば私立など費用がこれからかかるか。住宅ローンを組んだばかりか。親は医者か、裕福か。
これらを総合し、給与面が決められ病院の検査面での配置・スケジュールが決められていく。同時に、要らない医師の排除を検討する。要らないというのは、主に検査非常勤を切ることをさす(割高な人件費カット)。
やりがいを見出す前に
2010年3月25日 連載田舎の民間病院で長年勤務している医師は、知り合いに大勢いる。中には高い能力を持っている人間も多い。病院としては黒字につなげるべく、各種検査の件数を増やそうとつとめる。
たとえば循環器のドクターなら最初は超音波検査1日数件だったのが、週3回1日5件、やがてペースメーカー植え込み(非常勤つき)、血管造影へと・・希望すればやることはいくらでもある。確かに自分の専門をやれてるときは充実感・達成感があり、経営者ともいい関係なのだが、経営基盤がしっかりしてない(つまりほとんどのケース)と以下のスパイラルに陥りやすい。
検査随時可能→検査毎日可能→透視・胃カメラなどの依頼も増加→しまいに時間外受診・予定外受診増加→紹介先とのトラブル(紹介状と状態がちぐはぐ)→患者そのまま入院精査(別診断のための)→重症患者増加→他の常勤医師との能力格差上昇(なぜか変なのが入ってくる)→その医師の受け持ち患者増加→過労→検査・入院の自粛→患者側より「なんでや」のトラブル→経営側の理解なし→医師激怒→退職
何も田舎だけには限らないしよくあるパターンなのだが、教訓はある。それは・・・プロフィールぞ時点で、「これもあれもできます」というアピールは控えておいたほうがいいということ。患者側・経営側はもちろん良しとはしない。だが医師を守るのは自分自身1人でしかない。
なので自己紹介で「何件でもやります」とか「時間外でも大いに結構」「あれをビシバシやりたいんですが」とアピールするのはくれぐれも控えたい。今の時代。
<落ちる>という経験
2010年3月23日 連載大学受験に失敗したことはあるが、何が一番つらかったというと、やはり予備校生活が始まるまでの2カ月ほど。今思えば予備校生活自体が贅沢でわがままなものだったかもしれない。それはおいといて、とにかくこの予備校が始まるまでが、地獄のように長い。だが落ちたばかりでやる気がおきない。驚いたのは、さっそく選抜クラスの振り分け試験、寮の適性試験(面接)まであったことだ。
しかしこの時期はある意味頭を冷やした時期でもあって、その後のやる気という反動へと結びついた。国立大学の初期にかつてあった教養学部もそうだ。
では、医師になってそういう期間があるか?といわれると・・・転勤前の有給消化期間(数日~1週間が多い)、といったところか。なんか自分だけ置き去りにされた感覚になる。ある意味、試験に落ちた後のような感覚だ。
そう、この置き去り感覚がかえって次の(やる気という)反動を呼ぶのだ(その反対という話もあるが)。
医師らも、お互いの子供の話をよくする。子供の年齢によってお決まりのレスポンスが異なる。
0歳:「わ!奥さん大変やな!」「はよ帰らな!」
1~2歳:「目が離せんな!」「見てて飽きんやろ!」
3~4歳:「一番かわいいときやな~!」
5~6歳:「そろそろ横着言いだすぜ!」
7~9歳:「これからですやん!金かかるのは!ためな!(背中ドン)」
10~12歳:「塾代、シャレならんやろ!」
13~15歳:「やっぱ私立でっか?」
16~18歳:「ゆくゆくは後継ぎでっか?」←暗に志望学部を聞き出そうとしている。
19歳以上
・ 医学部の場合:「はよ親に楽させな!」「(父親は)まだまだ当直せないかんで!」
・ 医学部でない場合:「あ~そ~(間)。まあ今はな。医者になんかなるもんちゃうし!」「親の背中見て、なりたくない思ったんちゃいますか?」という厳しい指摘もあり。
毎年恒例の内科学会が、今年もまた・・また?東京国際フォーラムで。今年はトホホなラインナップで、是非聞きたい内容があまりなし。だんだん現実逃避的なものになってきている。
ひょっとしたらもう単位だけもらって、東京を巡回するかもしれない。しかし、会場かホテルで知り合いの1人には出くわす。
「いてっ!」(横からチョップ)
「おお~!」
「お?おお~!」
僕らの年にもなると、リーダーらしき立場の会話。
「あきませんわ」
「こっちもどす」
「奥で楽ばっかしとる連中ばっかりですわ」
「そりゃいけませんな。首切らな」
「それがいかんのですわ。頭数が必要なんですわ」
「もう先生。そんな病院やめときんさい」
「どっか紹介してえな(愛想のつもり)」
「いいとこあるよ。紹介しょっか(本気)?先生ケータイは?」
こうして近づいてくる人間もいる。実に計画的。気をつけるように!数日後、こういった電話がかかる。
『先生のいまいる病院ね。ここだけの話やけどぶっちゃけ。もうすぐヤバいみたいやね。今はいいよ。でも医療法が改正されたら・・・』
甘い話の前に、必ずやってくる不安な話。
ひょっとしたらもう単位だけもらって、東京を巡回するかもしれない。しかし、会場かホテルで知り合いの1人には出くわす。
「いてっ!」(横からチョップ)
「おお~!」
「お?おお~!」
僕らの年にもなると、リーダーらしき立場の会話。
「あきませんわ」
「こっちもどす」
「奥で楽ばっかしとる連中ばっかりですわ」
「そりゃいけませんな。首切らな」
「それがいかんのですわ。頭数が必要なんですわ」
「もう先生。そんな病院やめときんさい」
「どっか紹介してえな(愛想のつもり)」
「いいとこあるよ。紹介しょっか(本気)?先生ケータイは?」
こうして近づいてくる人間もいる。実に計画的。気をつけるように!数日後、こういった電話がかかる。
『先生のいまいる病院ね。ここだけの話やけどぶっちゃけ。もうすぐヤバいみたいやね。今はいいよ。でも医療法が改正されたら・・・』
甘い話の前に、必ずやってくる不安な話。
世の中は厳しいと思う。病院でもそれを感じる。医療側と患者側の間に深い溝を見つけたときだ。委員会をよく開くが、そこの情報はフィルターを通ったもの。現場=患者視点で見るとよくあることだが、実に冷たい対応というのをいろいろ見てきた。これは大病院・小病院に限らずだ。
受付、医師患者間、医師間、医師ナース間など。お互いが割り切られれば見せかけの平和は作れるが、その陰には多大な犠牲がある。
泣き寝入りの撲滅運動を、ひそかに実行中。
独身時代と全く違うのは、姿勢が<攻め>から<守り>になったこと。明らかに保守的になった。上層部に立ったのも理由の1つ。それとこれはあまり良くないことだが、女性に甘くなった。これは周囲からも驚かれた。
「先生。あいつら図に乗りますよ!」という指摘。しまった。自分が軽蔑していた人間になるところだった。
ま、それに気付いただけで今日は良しとするか。
・・・こうもブランクがあると、ついつい人見知りしてしまう。人がいなくてもだ。こういう自分もいつの間にか家庭を築き、プライベートは皆無と化していた。恐ろしいもので。環境がガラリと変わっても、本能がそれに適応していく。多忙でも、それが多忙でなくなり慣れていく。
しかしまあ。超多忙を極めていた仕事場もやっと落ち着き、やっとパソコンを開け・・というのはウソで、<BUNちゃん日記http://bunchan.cocolog-nifty.com/>に信仰を求めていたのだ。
では今度こそ連載を約束し、いろいろ学んだことを皆の衆に伝えよう。
<第2部>(?)の始まりだ!
正月早々、妙なCMだった。何かの冗談で、艦長が「セコムしてますか?」というような内容かと思ったが。
「古代!目標戦闘機1機!波動砲発射!」「やりすぎなんじゃねえかな・・・」
それにしても、この冬の劇場版の収入が絶望的な上に・・・さらに追い打ちをかけるのか?それとも(盛り上げるまでの)最初からの計算か?佐渡先生のポストは、今回もサドっぽいのが出るようだが。
ヤマトで無理やり盛り上がろうとする日本メディア界。果たしてこれに便乗して、(二次的に)何が売れるのだろうか・・・?
札幌の雪まつりで作ってくれたら、大歓迎だ!
「古代!目標戦闘機1機!波動砲発射!」「やりすぎなんじゃねえかな・・・」
それにしても、この冬の劇場版の収入が絶望的な上に・・・さらに追い打ちをかけるのか?それとも(盛り上げるまでの)最初からの計算か?佐渡先生のポストは、今回もサドっぽいのが出るようだが。
ヤマトで無理やり盛り上がろうとする日本メディア界。果たしてこれに便乗して、(二次的に)何が売れるのだろうか・・・?
札幌の雪まつりで作ってくれたら、大歓迎だ!
大阪の街は鎮まっており、ふだんと違った穏やかな表情を見せている。
年末の集計では、インフルエンザは明らかに激減した。その反面、気管支炎や軽度の胃腸炎が目立ってきた。特に乳児の細気管支炎は誤診が多く、注意。腹痛が単なる便秘のこともある。
それにしても、メディアでは医療クレーマー的なニュースがかなり減った。根本的なことは何も変わってないわけだが、これも政権交代に際して仕組まれていた工作なんだろうか・・・?
今日は、年賀状の返事を書き書き・・・。意外な内容には、電話。病院への問い合わせ。詰所につながったとき、<おめでとうございます>と言われる違和感は、毎年のこと。
今年も<情報>の年。情報を握る者が優位に立つ。それは金で買えないが、金より高いものがある。今の僕の周囲は、それをローコストで手に入れようとする者だらけだ。正義のため、今年も戦う。
年末の集計では、インフルエンザは明らかに激減した。その反面、気管支炎や軽度の胃腸炎が目立ってきた。特に乳児の細気管支炎は誤診が多く、注意。腹痛が単なる便秘のこともある。
それにしても、メディアでは医療クレーマー的なニュースがかなり減った。根本的なことは何も変わってないわけだが、これも政権交代に際して仕組まれていた工作なんだろうか・・・?
今日は、年賀状の返事を書き書き・・・。意外な内容には、電話。病院への問い合わせ。詰所につながったとき、<おめでとうございます>と言われる違和感は、毎年のこと。
今年も<情報>の年。情報を握る者が優位に立つ。それは金で買えないが、金より高いものがある。今の僕の周囲は、それをローコストで手に入れようとする者だらけだ。正義のため、今年も戦う。
紅白を鑑賞中。毎年、この時間帯だけは仕事にならないよう努力している。大晦日のラスト数時間は、人生の中で密度の濃い有意義な時間の1つだ。
有名人の貴重な時間が過剰に取り沙汰されるが、その背景には商売がある。そのため「引退」「追悼」の企画がある。流行りものということだ。注意。
大阪でも今年はあちこちの病院が・・もう危ないとこまで来ている。来年は金融機関が容赦なく攻撃してくる。その気配(があればそれを)を感じよう。引っ越しの準備だ!コネ作りをねりねり(←Perfumeです!)。
そのためにはまずは明日。予期せぬ相手からの年賀状への・・・返事だ!
第一艦橋のメンバーが、まるで<大学医局>。実に他人同士的な距離感が持続する。背後に控える医局長、古代の存在。そこに教授のような威厳はない。いやいや、教授にあたる沖田の像が見下ろしている。そこもまた、大学医局。
コスモタイガーのメンツは我がゆく道といった感じで、チームワークがないながらも1人1人が淡々と仕事をこなす。まるで大学院生たち。
そしてアマール星との関係。ヤマトが介入したところ波紋を呼び、敵から様々な嫌がらせを受けることになる。これもまた、大学医局どうしの確執のようだ。
で、ヤマトに群がる艦隊、とりまく避難船団。こんな声が聞こえてくる。
「ヤマト先生。ついていけば間違いないですよね?」
「いい病院、見つかりますよね?」
「見つかった折はそのポストは是非わたくしに!」「いや私を!」「私が!」
まるで大学統合で行く先を失った、医局員たち。隣の県にも、その隣にも合併を断られた・・・。
有名なせりふを、あえて言い換える。
「守るべきは病院ではない!患者だ!」
コスモタイガーのメンツは我がゆく道といった感じで、チームワークがないながらも1人1人が淡々と仕事をこなす。まるで大学院生たち。
そしてアマール星との関係。ヤマトが介入したところ波紋を呼び、敵から様々な嫌がらせを受けることになる。これもまた、大学医局どうしの確執のようだ。
で、ヤマトに群がる艦隊、とりまく避難船団。こんな声が聞こえてくる。
「ヤマト先生。ついていけば間違いないですよね?」
「いい病院、見つかりますよね?」
「見つかった折はそのポストは是非わたくしに!」「いや私を!」「私が!」
まるで大学統合で行く先を失った、医局員たち。隣の県にも、その隣にも合併を断られた・・・。
有名なせりふを、あえて言い換える。
「守るべきは病院ではない!患者だ!」
今年は・・・特に政権交代して以来、医療のほうは置き去り状態にあったような気がする。医師会の力が弱まったことも関係していると思われる。
大阪の病院はどうかというと・・・今年もやはり、いっそうの資金繰りに喘いでいた。来年はもっと厳しい。銀行の貸しはがしなどが、当たり前になる。病院も企業と同じ洗礼を受け始めるだろうと、ここで予言する。
自分は、少なくとも長年付き合いのある患者さんらを守るのに必死。これ以上増えたらどうなるのかという心配もあるが、外来での<勇気づけられる前提での奉仕>によってバランスが保たれている。
不景気の影響、ここにも。
2009年12月13日 連載この数カ月で、顧客(VIP的患者)が大きく減ったことがあった。不動産、大企業関係者。彼らは医師や病院が都合いいと、親族や子会社、友人まで引き連れてやってくる。ものすごい数だ。口コミを聞いた仲間は使命を帯びたかのようにやってくる。
ところが、その不動産や企業が破綻。直前に当たる日、彼らから本音が出た。近いうち開業して欲しい、というような内容。それと同時に患者数がまた溢れた。
もちろん断った。すると・・・次の日から、嵐が過ぎ去ったように彼らは来なくなった。パッタリと。で、破綻の噂。
ああ、これも今の社会の特徴だなあ・・・。
時間は待ったなしだ。いい意味でも悪い意味でも。北新地もひどい有様だった。この1年で潰れた店は多く、景観のためとりあえず電気だけ点けて、周囲の雰囲気を暗くしない、つまり客足を遠ざけないようにしているのだという。余談だが、仕方なくついていったキャバクラの質も著しく低下していた(オーマイ?)。
いま病院で非常に責任ある職務についているが、かろうじてナンバーワンは引き受けなかった。病院はあちこち資金繰りに苦労している状態であり、経営存続のために常に<借入れ>が必要な状態。よって借金が積み重なる。もし、この借入れを断ったら?その負債はナンバーワンに来る。その代償として外車や経費は自在だが、次の長が決まるまでに破産しないようヒヤヒヤしないといけない。
ほとんどの民間病院が、このような状態だ(大阪)。
このため、ナンバーワンには責任感だけでなく精神的に大きな器も求められる。
でもまあ、こういうことだ。いまの日本の不景気の正体は。知っておけば役に立つし、いろいろ応用できる。