政治も病院も、なかなか変えられない。昨日はNHKで夕張病院の特集を久しぶりにやっていた。ほとんどが前回のおさらいだが、今回は近所の診療所の先生が過労になり、しばらくサポートを引き受けるというものだった。また村上医師も診療を重ねていく上で、人ぞれぞれの生き方そのものについて共に考えるようになった。
う~ん・・・けっこう(家族に)大事にされているお年寄りのみクローズアップされていたような(そこがNHK?)。それにみな結構しっかりしているのも演出か(ますますNHK)。
自分から見ると、自分らの世代は果たしてそこまで充実できるのかな(そこまで長生きできるのかな)と思ってしまう。貧乏→信仰→戦争→高度成長バブル→大家族という構図は過去のもの。振り返ると壮大だ。自分らはどう辿るのか。平和という過保護→反抗期→受験戦争→バイト生活→激務→(?)。この(?)のところがどうなるか、今後気になるところだ。方程式のXの答えは出るか?(<i=虚数>と答える友人がいて困る)
都会の病院でも高齢者は多いが、賃貸で1人頑張っている人も多い。彼らの話の内容にこれまで以上耳を傾けるになったのは、自分の将来への不安と関係なくはない。いやむしろ、不安でなるまいとしているエゴ生意気な自分に気付いている。そういやここまで年を取ったのも無駄じゃなかったな、と思ってしまうわけだ。
う~ん・・・けっこう(家族に)大事にされているお年寄りのみクローズアップされていたような(そこがNHK?)。それにみな結構しっかりしているのも演出か(ますますNHK)。
自分から見ると、自分らの世代は果たしてそこまで充実できるのかな(そこまで長生きできるのかな)と思ってしまう。貧乏→信仰→戦争→高度成長バブル→大家族という構図は過去のもの。振り返ると壮大だ。自分らはどう辿るのか。平和という過保護→反抗期→受験戦争→バイト生活→激務→(?)。この(?)のところがどうなるか、今後気になるところだ。方程式のXの答えは出るか?(<i=虚数>と答える友人がいて困る)
都会の病院でも高齢者は多いが、賃貸で1人頑張っている人も多い。彼らの話の内容にこれまで以上耳を傾けるになったのは、自分の将来への不安と関係なくはない。いやむしろ、不安でなるまいとしているエゴ生意気な自分に気付いている。そういやここまで年を取ったのも無駄じゃなかったな、と思ってしまうわけだ。
日常の小さなことにも、一生懸命の毎日。携帯電話の長持ちもその1つで、使ってもう5年以上。もう何度も落としたし踏んづけたりもした。それでもなんとか使えている(トイレにはまだ落ちたことない)。
新製品を買う時は一生もののつもりで買うが、実際には消耗品の寿命は短い。製品の魅力は、せいぜい次のモデルが出るまでの宿命だ。
こういう話を友人の医師にすると、必ず女の話題に置き変えるのがいて困る。
自分が新製品を買う時は、しばらくその類似製品の情報を回避する。価格ドットコムでその後の価格を追いかけるなどもってのほかだ。
ただ、医学書は別。いくら<~大全>みたいな本を購入したとしても、その本ができたときから情報の更新は始まっている。要点をまとめても、現在の情報との時間差を確かめないといけない。特に大規模試験などの結果は後になって逆の解釈がされることもあり、次の版が出たら買い替える必要が出る。
このような事情があるので、本を何冊も買い続けるのには無理がある。
なので、今でも自分は紀伊国屋で立ち読みしている。
自慢かい! ← ターちゃん風のツッコミ(寒)
大阪の治安は悪い。もともとだが、最近は特に際立っている。それにしても、この<ひったくり>の多さ。通院患者さんらの被害もよく耳にする。家探しする人も、これを参考にするべき。
http://www.info.police.pref.osaka.jp/
病院内の盗難も決して珍しくない事件だ。ただ、患者側が警察にダイレクトに届けた場合、(社会的な配慮のため)徹底的な捜査ができないらしい。僕の記憶では、たいてい事務的処理で済まされている。やはり貴重品は受付に預けておく、というのが正しい。
病院内は盗難だけでなく、患者同士の暴力(言葉の中傷含む)もたまに見かける。安易に入院させたような妙な患者が入ると、病院の治安もあっという間に悪くなり、<院内感染>する。
今はやりの高齢者マンション(医療用)も所によっては凄いらしい。プライベートと称してスタッフが関与しない分、前述の盗難や迷惑行為、それと<恋愛>も割と横行しているという(半同棲とか)。往診で驚いたドクターの話も聞く(とても話せない内容)。これらがなんと70-80歳代の間で行われているのだから驚きだ。
http://www.info.police.pref.osaka.jp/
病院内の盗難も決して珍しくない事件だ。ただ、患者側が警察にダイレクトに届けた場合、(社会的な配慮のため)徹底的な捜査ができないらしい。僕の記憶では、たいてい事務的処理で済まされている。やはり貴重品は受付に預けておく、というのが正しい。
病院内は盗難だけでなく、患者同士の暴力(言葉の中傷含む)もたまに見かける。安易に入院させたような妙な患者が入ると、病院の治安もあっという間に悪くなり、<院内感染>する。
今はやりの高齢者マンション(医療用)も所によっては凄いらしい。プライベートと称してスタッフが関与しない分、前述の盗難や迷惑行為、それと<恋愛>も割と横行しているという(半同棲とか)。往診で驚いたドクターの話も聞く(とても話せない内容)。これらがなんと70-80歳代の間で行われているのだから驚きだ。
<ニュースウォッチ>が良い。
2009年1月22日 連載 NHKの9時からのニュース番組。派手さがなく、如何にもNHKっぽい番組なのだが・・・進行の雰囲気がなかなかいい。
なんとなく会話のかみ合わないキャスター2人。男性キャスターが(伏せ目がちに)各話題の最後に自分流の解釈を加え、(何か言いたげな)女性キャスターはフンフンと聞いている。ボニーピンク風女性キャスターのビジュアルも、ハイビジョン画面に十分対応(笑)。
1つ1つの話題がなんとなく不発に終わっているのだが、妙な細工がないので安心して見られる。
最近、2人に笑顔が少し見られるようになった。なぜか目が離せないニュース番組だ。
なんとなく会話のかみ合わないキャスター2人。男性キャスターが(伏せ目がちに)各話題の最後に自分流の解釈を加え、(何か言いたげな)女性キャスターはフンフンと聞いている。ボニーピンク風女性キャスターのビジュアルも、ハイビジョン画面に十分対応(笑)。
1つ1つの話題がなんとなく不発に終わっているのだが、妙な細工がないので安心して見られる。
最近、2人に笑顔が少し見られるようになった。なぜか目が離せないニュース番組だ。
病院経営は大変だなあ・・・(ひとごと?)。
2009年1月20日 連載 コメント (2) 大阪のあちこちの病院を徘徊し、かつての知り合いと会ってきた。医師も10数年も過ぎると院長職などは珍しくなくなり、ほとんどが医長クラス以上。ただし病院によっては院長以外全員が医長というところもあり、複雑で敏感な人間関係を思わせる。
経営者・院長らの話、悩みで最も多かったのは・・・やはり人件費。銀行からの融資に関しては、今年は予測不能のようだ。今まで以上に黒字の報告をしないと渋られると<真剣に>恐れているのが目立った。ニュース風に言うと、<ここにも大不況の波が>。
あと、建造物の老朽化。老朽化したら、当然建て替えが必要になる。建て替えとなるとこれまた莫大な融資がいる(新建築基準のからみもある)ので金の問題となる。各病院はこれまでなんとかやってはきたが、建物自体が崩壊寸前になってきた病院も増えてきている。冷暖房設備がすでに故障して、夏は扇風機・冬は電気ストーブの病院も多いのには驚いた(病室までがだよ!)。夏は熱中症が多発するという。冬は・・・?
病院の見た目は大事だなあ。病院をこれから選ぶ人、内装だけでなく気温?もよく観察して見てみよう。面接のときにも聞いてみよう。
「かなり古い病院ですね~」
「いやはや、伝統がありましてな」
「ここまで古いと・・」
「ミソ⇒近々、建て替えの予定をしておりまして・・・」
たいてい、こう切り返されるが。
経営者・院長らの話、悩みで最も多かったのは・・・やはり人件費。銀行からの融資に関しては、今年は予測不能のようだ。今まで以上に黒字の報告をしないと渋られると<真剣に>恐れているのが目立った。ニュース風に言うと、<ここにも大不況の波が>。
あと、建造物の老朽化。老朽化したら、当然建て替えが必要になる。建て替えとなるとこれまた莫大な融資がいる(新建築基準のからみもある)ので金の問題となる。各病院はこれまでなんとかやってはきたが、建物自体が崩壊寸前になってきた病院も増えてきている。冷暖房設備がすでに故障して、夏は扇風機・冬は電気ストーブの病院も多いのには驚いた(病室までがだよ!)。夏は熱中症が多発するという。冬は・・・?
病院の見た目は大事だなあ。病院をこれから選ぶ人、内装だけでなく気温?もよく観察して見てみよう。面接のときにも聞いてみよう。
「かなり古い病院ですね~」
「いやはや、伝統がありましてな」
「ここまで古いと・・」
「ミソ⇒近々、建て替えの予定をしておりまして・・・」
たいてい、こう切り返されるが。
もう肺炎やら胃腸炎やらなんやら・・・インフルエンザはもう当たり前。感染症がこんなに集中するには久しぶりのような気がする。これでノロやロタが流行すれば・・・ああ、考えたくもない。レジオネラの流行もありそうだ。
なので、たまに行く健康ランドも通うのをやめた。飲み会の機会も減らす。味噌汁を作る。わかめ(一握り)+玉ねぎ(半分)+油揚げ+豆腐。熱いうどんのつけダシに生姜。毎年これを飲む(うどんダシも飲む!)と首の後ろからパワーがわいてきて、冬を乗り越えれる気分になる。ロッキーのサントラも効果あり!
この「ひかないぞ!」という姿勢があれば大丈夫だ。
受験生のみなさん。一次がどうあろうと、まだ大丈夫です(久々!)。
なので、たまに行く健康ランドも通うのをやめた。飲み会の機会も減らす。味噌汁を作る。わかめ(一握り)+玉ねぎ(半分)+油揚げ+豆腐。熱いうどんのつけダシに生姜。毎年これを飲む(うどんダシも飲む!)と首の後ろからパワーがわいてきて、冬を乗り越えれる気分になる。ロッキーのサントラも効果あり!
この「ひかないぞ!」という姿勢があれば大丈夫だ。
受験生のみなさん。一次がどうあろうと、まだ大丈夫です(久々!)。
この時期になると、毎年同じことを書いているような・・・<デジャブログ症候群>と名付けよう。処方は1ヵ月以上のネット中止もしくは10万円以上の罰金。
センター試験はそうそう、こんな寒い時期だった。えっ、今年の医師国家試験http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/1.htmlはバレンタインデーにやるのか!と意味もなく驚いてみる。
ところで話が全然変わるが、日本医療政策機構というところで発火した物議はこれ?(http://hpij.exblog.jp/10052772/)
熱意のある文章は好きだ。おそらく今までの不満の蓄積が、何かのきっかけで爆発したんだろう。ただ残念なのは、It’s true A but Bの文章が見られない点。ひたすらE=mc2の文章(不満の分だけどんどん爆発する)だ。気分が悪くなり、読むのを途中でやめた。
そりゃ昔の医師は良かった・・かもしれないが、医療の未発達なりに(患者への)デメリットもあったはず。それと「自分がいいからいいのだ」、という態度を自分勝手と否定しているが、それはそのまま自分のことを言っているように思える。デリカシーがない。
ときには以前を振り返って、ある検査が発達してなかったために診断に至らなかった、治療に至らなかった自責の経験とかあったと思うんだが。
ふと立ち止まり、現在の自分に疑いをかける。文章でも同じ。そして軌道修正。それができないから、経済も医療も崩壊するんじゃないのかな・・・。
でもいい内容の文もある。読み手は、有効なものを頂いたらいいと思う。
センター試験はそうそう、こんな寒い時期だった。えっ、今年の医師国家試験http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/1.htmlはバレンタインデーにやるのか!と意味もなく驚いてみる。
ところで話が全然変わるが、日本医療政策機構というところで発火した物議はこれ?(http://hpij.exblog.jp/10052772/)
熱意のある文章は好きだ。おそらく今までの不満の蓄積が、何かのきっかけで爆発したんだろう。ただ残念なのは、It’s true A but Bの文章が見られない点。ひたすらE=mc2の文章(不満の分だけどんどん爆発する)だ。気分が悪くなり、読むのを途中でやめた。
そりゃ昔の医師は良かった・・かもしれないが、医療の未発達なりに(患者への)デメリットもあったはず。それと「自分がいいからいいのだ」、という態度を自分勝手と否定しているが、それはそのまま自分のことを言っているように思える。デリカシーがない。
ときには以前を振り返って、ある検査が発達してなかったために診断に至らなかった、治療に至らなかった自責の経験とかあったと思うんだが。
ふと立ち止まり、現在の自分に疑いをかける。文章でも同じ。そして軌道修正。それができないから、経済も医療も崩壊するんじゃないのかな・・・。
でもいい内容の文もある。読み手は、有効なものを頂いたらいいと思う。
政治家ノ体質ハ、病院デモミラレル。
2009年1月15日 連載 オシゴトハ、アト、ゴジカンデ、ハジマル(懐)!
造反組が注目を浴びている。これにはもちろん、再選挙に備えての売名・・・というメリットを見込んでのことだと思う。
病院でも必ずいくつかの組織が対立しており、微妙なバランスで成り立っている。お互いに境界線をひいて直接的な行き来を無くすことで、それぞれの統治が安定する。
ところが、たまに突然変異のように反乱を扇動する者が出てくる。たいていそれは末端で、上層部は変えるまい、変えるまいと抵抗し続ける。
この上層部の抵抗がなかなか手ごわいのだが、なるほどそれなりに長期間勤めているだけのことはある。
① 態度で威圧(有無を言わせない態度)⇒ 相手の思考を真っ白に
② 無反応(黙秘権) ⇒ そのうち相手の発言にアラが出てくる(アイスマンかお前は?)
③ 時間差攻撃(情報の風化を待つ) ⇒ 新たなスキャンダルとともに話題を焼却
④ 話し合い予定に参加せず(③に通じる)⇒ 相手の戦意喪失
⑤ イエスマンの末端を送り出し、鈍い伝聞形式を作る ⇒ 情報が混乱する
⑥ 同じ理屈で何回もごねる ⇒ 相手を疲弊させる
⑦ あることないことをまくしたてる(妄想癖から生じる) ⇒ 相手への中傷に
実は今の政治家と、何ら変わりなかったりして。
戦後の貧困へのコンプレックスが、こういう耐性をつけたのか。
造反組が注目を浴びている。これにはもちろん、再選挙に備えての売名・・・というメリットを見込んでのことだと思う。
病院でも必ずいくつかの組織が対立しており、微妙なバランスで成り立っている。お互いに境界線をひいて直接的な行き来を無くすことで、それぞれの統治が安定する。
ところが、たまに突然変異のように反乱を扇動する者が出てくる。たいていそれは末端で、上層部は変えるまい、変えるまいと抵抗し続ける。
この上層部の抵抗がなかなか手ごわいのだが、なるほどそれなりに長期間勤めているだけのことはある。
① 態度で威圧(有無を言わせない態度)⇒ 相手の思考を真っ白に
② 無反応(黙秘権) ⇒ そのうち相手の発言にアラが出てくる(アイスマンかお前は?)
③ 時間差攻撃(情報の風化を待つ) ⇒ 新たなスキャンダルとともに話題を焼却
④ 話し合い予定に参加せず(③に通じる)⇒ 相手の戦意喪失
⑤ イエスマンの末端を送り出し、鈍い伝聞形式を作る ⇒ 情報が混乱する
⑥ 同じ理屈で何回もごねる ⇒ 相手を疲弊させる
⑦ あることないことをまくしたてる(妄想癖から生じる) ⇒ 相手への中傷に
実は今の政治家と、何ら変わりなかったりして。
戦後の貧困へのコンプレックスが、こういう耐性をつけたのか。
さてと、明日は・・・!
2009年1月4日 連載早めに出勤して、怒涛の挨拶。
詰所で。事務所で。廊下で。
「あっ。あけましておめでとうございます。今年もはっ。宜しくお願いいたしますはっ!(礼)・・・っと!」
昨年はウケを狙うため、左手グーで右手パーにして(向いあわせ)、カンフーあいさつ(?)をしまくった。
今年もやるか・・・!
讃岐うどんを自宅で。
2009年1月4日 連載 コメント (1)讃岐うどん。年末年始の時間を調整して行こうと思ったが、ほとんどが休日。
http://homepage.mac.com/onsen/wintervacation0809.html
そんなこともあろうかと、現地で買っておいた<うどん>を取り出す。お湯を沸かすその前に。スーパーへ。
大きなカットネギ、油揚げ、ポン酢、大根(あとですりおろす)、おっと忘れちゃいかんのが天ぷら系統!ちくわ天は必携!
釜揚げのつもりで、徹底的にゆがく。鍋に穴が開きそうなほど。箸でつまみ上げ、コシのほどを推定。味見してフニャフニャ前に撤収(火消し)。瞬間的にザルに移し、超低温の冷水を叩きつける。すりおろした大根を上乗せ。
ダシを温め、とき卵を足し、すりごま・ネギを追加。たぁ(気合い)!近くに刻んだ油揚げ・しょうが。
別のお皿にてんぷらを複数。
「決して余らせたりはしない!」
食べたい量と、腹八部の量が釣り合うかどうかで、自分の貪欲さが分かる。
写真のアップとはならなかったが・・・。当直医といっしょに、医局のコンロで雑煮を作った。
まずお湯をわかし、
・ 太いネギ(およそ2センチ間隔)
・ 白菜(4分の1に割り、うち1つを縦に3センチ間隔で切る)
・ カマボコ1本分(5ミリ間隔でスライス)
を勢いよくぶちまけた。
みそ(マルコメ)をオタマ一杯にぐわっと入れ、網の道具(名前知らん)で徐々に溶かす。
フタをし、近くで雑談。
すると突然、ドカン!とフタが吹っ飛ぶ。いや、落下は避けられた。
病院職員がついたモチを7個ほど入れる。僕の希望で、うどんも1玉(いかにもダルそうな伊勢うどんを選んだ)。当直医より「炭水化物ばかり入れないでください」と注意あり。
フタをし、またドカン!となる前にフタを開け、ぐるぐる。モチがある程度柔らかいのを確認し、火を止めた。
小さなおわんに入れる。
すると、具がモチの周囲に張り付いて・・・それごと食う。
「うめえ!」
ちょっと呼ばれて来てた自分は・・・
「じゃ、残り食っていいから」と帰った。
その代わり後片付けして帰れよ!当直医(推定50代)!
まずお湯をわかし、
・ 太いネギ(およそ2センチ間隔)
・ 白菜(4分の1に割り、うち1つを縦に3センチ間隔で切る)
・ カマボコ1本分(5ミリ間隔でスライス)
を勢いよくぶちまけた。
みそ(マルコメ)をオタマ一杯にぐわっと入れ、網の道具(名前知らん)で徐々に溶かす。
フタをし、近くで雑談。
すると突然、ドカン!とフタが吹っ飛ぶ。いや、落下は避けられた。
病院職員がついたモチを7個ほど入れる。僕の希望で、うどんも1玉(いかにもダルそうな伊勢うどんを選んだ)。当直医より「炭水化物ばかり入れないでください」と注意あり。
フタをし、またドカン!となる前にフタを開け、ぐるぐる。モチがある程度柔らかいのを確認し、火を止めた。
小さなおわんに入れる。
すると、具がモチの周囲に張り付いて・・・それごと食う。
「うめえ!」
ちょっと呼ばれて来てた自分は・・・
「じゃ、残り食っていいから」と帰った。
その代わり後片付けして帰れよ!当直医(推定50代)!
アケマッス!パトラッシュ(寒)!
2009年1月1日 連載今年もよろしくお願いいたします。病院や銀行がいきなりつぶれませんように。
やはり元旦早々のお客は少なかった。小児がほとんどでインフルエンザ、胃腸炎が多数。溶連菌もちらほら。いずれも自力で治すのは困難だ。
自分にとっての本格的な休みは来週末の連休・・となりそうだが、実際そうはいかないだろう(新入院の関係で)。
今年の経済の先行きを誰もが<悪化>ととらえている。今年から病院経営もそれが反映されてくるものと思われる。スタッフの待遇も、前ならえの雰囲気になるかもしれない。病院転職を考えている人は、好き嫌いだけでなくその病院の予後も含めて検討されたい。
基本はメリットとデメリットをハカリにかけること。自分のとりまくキーワードを記し、その長所短所を客観的に評価できているかどうか。今年もこれを忘れないようにしたい。
紅白をヘッドフォンで鑑賞中。演出に手間がかかっているだけに中身が濃く、やはり生放送で見ないと価値がない。ふだん演歌を聴くことがない自分にとって、見直すのにいい機会だ。
出演者のトークが長い時の司会(中居)の遮り方・アドリブは、小さな講演会で困り果てていた座長を思い出す。
さて、実は明日の元旦は急きょ入ったアルバイト。正月1日は比較的混まないという。夜更かし、初詣で寝るのが深夜~早朝だからか。1日は結構みんなグッタリして、テンション吹っ切れた2日にリバウンドがきそうだ。
だが、カウントダウンまでは起きておく。これは小学校のときから一貫している。そして、カウントダウンの瞬間直後にチャンネルを変えまくる。
「なんや。何も変わらんな?」
何を期待していたのか、複雑な心境で迎える毎度の新年・・・。
どうしても郵便受けに一番乗りできなかった実家時代を思いつつ。
今年もお世話になりました。
2008年12月31日 連載 コメント (2) ネットを通じて、会えるはずもない人々に意見を<見て>もらえるというのが嬉しい。自分の方も、書き込むことでいろいろ掘り下げられた内容もあり、得られたものも大きい。
ところで関西での事件が突出して多かった。これは恥ずべきことだった。日本で一番不景気が反映されているのはここ。上層部と末端の一方通行な関係(上から下への流れ)がこれほど明瞭な地域もない。これはつまり上層部からの命令だけがあって、下からの声が届かない。そういう旧態然としたシステムが、何層にも折り重なっている。
医師会などがインフォームドコンセントなど道徳性を強調してきたはいいが、結局医療側と患者側との間にかなり距離を置く結果になったような気がする。自己満足してカッコつけて終わりのような。
今後は職場での責任がますます重くなる分、少しでも悪をはびこらせないよう監視していきたい。
ところで関西での事件が突出して多かった。これは恥ずべきことだった。日本で一番不景気が反映されているのはここ。上層部と末端の一方通行な関係(上から下への流れ)がこれほど明瞭な地域もない。これはつまり上層部からの命令だけがあって、下からの声が届かない。そういう旧態然としたシステムが、何層にも折り重なっている。
医師会などがインフォームドコンセントなど道徳性を強調してきたはいいが、結局医療側と患者側との間にかなり距離を置く結果になったような気がする。自己満足してカッコつけて終わりのような。
今後は職場での責任がますます重くなる分、少しでも悪をはびこらせないよう監視していきたい。
今日は何十人もが医局に挨拶に来る日だ。
「先生、今年はお世話になりました。よいお年をお迎えください」
それに対し
「え。ええ。はい。こちらこそお世話になりました。来年も」
(同時)「宜しくお願いいたします」
この儀式、昼には疲れて惰性になる。するとだんだん、こんな言い方になる。
「こちらこそお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします」
↓
「こちらもお世話になりました来年宜しくお願いします」
↓
「はいはいお世話になりまし来年お願いします」
↓
「はいお世話にはい来年はいお願い!」
↓
「はいどうも!来年うん!はい!」
↓
「え!はい!ほい!」
(帰り際。日勤ナースらの帰る前)
「はーい!はいっ!っしゃ!また!」
(車のドアを開ける際)
「じゃ!また来年!」
しかし、こんなときに限って
(事務員)
「先生。当直の先生が今日は来られないと申しておりまして。いま先生しかおられないので、居残りを・・・」
「ふんぎゃあああ!」
周囲を通り過ぎるスタッフたち。
「よいお年を」「よいお年を」
こうして、同じ人間と結局2度挨拶する羽目になる。
小雨が降ったりして湿気があったせいか本日のインフルは少なめに思えた。しかし気圧の完全な冬型配置、今後の天気(晴れ多い)を考えると乾燥傾向となり、インフルの流行はまだまだ続きそうだ。それに年末はインフルの人も多数(非発生地へも)帰省してくるだろう。
「お前なにしに帰ってきた?この寄生虫(帰省中)が!」(寒)
インフル、インフルといっても、世はインフレでなくデフレの流れ。
さて病院は2学期(?)大詰め。通知表こそないものの、年末のかけこみ外来に備える体制に入った。特に老健施設からの紹介、開業医休業のためのかけ込み受診は毎度のこと。開業医休業でよそにかかる人は、くれぐれも定期薬が分かるようにして来てくれ。頼むから。
「お前なにしに帰ってきた?この寄生虫(帰省中)が!」(寒)
インフル、インフルといっても、世はインフレでなくデフレの流れ。
さて病院は2学期(?)大詰め。通知表こそないものの、年末のかけこみ外来に備える体制に入った。特に老健施設からの紹介、開業医休業のためのかけ込み受診は毎度のこと。開業医休業でよそにかかる人は、くれぐれも定期薬が分かるようにして来てくれ。頼むから。
クリスマスといえば、これもだろう。
2008年12月24日 連載 コメント (3) 浜田省吾のアルバムに「ひとりぼっちのクリスマス・イブ」という、なんともストレートな歌がある。まるで突き放すような内容だが、そこが直球でいい。
http://www.asahi-net.or.jp/~uq6h-hrym/785.txt
この中に「食事してドライブしてベッドに入るだけ」とあるが、これが独身のさびしい老後を想像させるような気がしたのは私だけではないだろう。
医者だったら「外来して回診して指示を出すだけ」か。内科医で悪かったな!
この歌では、空港で彼女を引きとめることができなかったわけだが、それと対照的なのが近藤真彦のあの歌だ。
http://www.evesta.jp/lyric/artists/a2857/lyrics/l23350.html
足早の彼女をつかまえて、車に押し込んだ。カッチョエー!だが、トランクを想像したのは私だけではないはずだ。ギャング映画の見過ぎか。
とにかく、カラオケでは最後の方に皆で歌うと決めている。
病院の外、日勤ナースを待つヤンキー車。クリスマスではこれが絵になる!
http://www.asahi-net.or.jp/~uq6h-hrym/785.txt
この中に「食事してドライブしてベッドに入るだけ」とあるが、これが独身のさびしい老後を想像させるような気がしたのは私だけではないだろう。
医者だったら「外来して回診して指示を出すだけ」か。内科医で悪かったな!
この歌では、空港で彼女を引きとめることができなかったわけだが、それと対照的なのが近藤真彦のあの歌だ。
http://www.evesta.jp/lyric/artists/a2857/lyrics/l23350.html
足早の彼女をつかまえて、車に押し込んだ。カッチョエー!だが、トランクを想像したのは私だけではないはずだ。ギャング映画の見過ぎか。
とにかく、カラオケでは最後の方に皆で歌うと決めている。
病院の外、日勤ナースを待つヤンキー車。クリスマスではこれが絵になる!
今週各病院に配られた小冊子、<インフルエンザ診療マニュアル>より。
○ 新型インフルエンザは、通常のインフルエンザAウイルスが変異した場合にそう呼ばれる。誤解しがちだが、鳥インフルエンザA/H5N1は変異型でないため<新型インフルエンザ>ではない。毒性が強いため話題となっているが、最も恐れられるのがこれがさらに変異してとうとう<新型>になった場合。
以下、A/H5N1について。
○ A/H5N1の死亡率は63.3%と高率で若年者に多い(鳥の世話をする年齢と関連)。ほとんどが病鳥・死亡した鳥からの感染。そりゃ発症が出た養鶏場が閉鎖されるのもやむを得ない。
○ 通常のインフルエンザと違って血液中から検出されることがある(RNAが半数以上から検出)。よって血液から全身に運ばれ、多臓器不全となる理由がここにある。体の過剰な炎症反応(高サイトカイン血症)が結局全身を悪化させる。
○ ウイルスは1週間したら出ていくイメージもあるが、この場合それを超えて長期間とどまる(3週間以上!これでは体がもたない)。よって死亡率も高い。
○ 上気道感染(のど)<下気道感染(肺炎)、血液検査では多臓器不全を反映しほとんどすべての緊急項目が異常値に(肝・腎障害、DICなど)。
○ 病院に通常置いてある検査キットではA/H5N1は検出できない。研究用のキット(Flu A)の組み合わせがいる。現在最新のFlu H5キットを開発中。
○ 通常のインフルエンザウイルス同様、タミフルは早期の投与ほど有効。なおA/H5N1にはリレンザも有効で、タミフル耐性タイプでもリレンザが有効だったという報告もある。
○ 前述のように体内にとどまる期間が長いので、使用量は通常より多く長期間、さらには併用療法まですすめられる。
○ 予防はマスク(サージカルマスク・N95マスク)、予防内服、プレパンデミックワクチン(あらかじめ作成済みのもの)、パンデミックワクチン(実際の流行に合わて開発した出来たてワクチン。6か月~1年もかかるが)。
○ 開発中の新薬は内服でRNAポリメラーゼ阻害剤のT-705(富山化学)がⅡ相試験中。あと(以下2つはタミフルタイプのノイラミニダーゼ阻害薬)タミフルより10倍強力とされる吸入薬のCS-8958(第一三共)がⅢ相試験中、注射剤ペラミビルが間もなくⅢ相試験に入る。
この内容は参考になりましたか?
はい いいえ
そんなボタンはない!
今、(関西で)新型が発生した場合の隔離先施設が話題になっている。阪大近くの万博公園が有力のようだ。
○ 新型インフルエンザは、通常のインフルエンザAウイルスが変異した場合にそう呼ばれる。誤解しがちだが、鳥インフルエンザA/H5N1は変異型でないため<新型インフルエンザ>ではない。毒性が強いため話題となっているが、最も恐れられるのがこれがさらに変異してとうとう<新型>になった場合。
以下、A/H5N1について。
○ A/H5N1の死亡率は63.3%と高率で若年者に多い(鳥の世話をする年齢と関連)。ほとんどが病鳥・死亡した鳥からの感染。そりゃ発症が出た養鶏場が閉鎖されるのもやむを得ない。
○ 通常のインフルエンザと違って血液中から検出されることがある(RNAが半数以上から検出)。よって血液から全身に運ばれ、多臓器不全となる理由がここにある。体の過剰な炎症反応(高サイトカイン血症)が結局全身を悪化させる。
○ ウイルスは1週間したら出ていくイメージもあるが、この場合それを超えて長期間とどまる(3週間以上!これでは体がもたない)。よって死亡率も高い。
○ 上気道感染(のど)<下気道感染(肺炎)、血液検査では多臓器不全を反映しほとんどすべての緊急項目が異常値に(肝・腎障害、DICなど)。
○ 病院に通常置いてある検査キットではA/H5N1は検出できない。研究用のキット(Flu A)の組み合わせがいる。現在最新のFlu H5キットを開発中。
○ 通常のインフルエンザウイルス同様、タミフルは早期の投与ほど有効。なおA/H5N1にはリレンザも有効で、タミフル耐性タイプでもリレンザが有効だったという報告もある。
○ 前述のように体内にとどまる期間が長いので、使用量は通常より多く長期間、さらには併用療法まですすめられる。
○ 予防はマスク(サージカルマスク・N95マスク)、予防内服、プレパンデミックワクチン(あらかじめ作成済みのもの)、パンデミックワクチン(実際の流行に合わて開発した出来たてワクチン。6か月~1年もかかるが)。
○ 開発中の新薬は内服でRNAポリメラーゼ阻害剤のT-705(富山化学)がⅡ相試験中。あと(以下2つはタミフルタイプのノイラミニダーゼ阻害薬)タミフルより10倍強力とされる吸入薬のCS-8958(第一三共)がⅢ相試験中、注射剤ペラミビルが間もなくⅢ相試験に入る。
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今、(関西で)新型が発生した場合の隔離先施設が話題になっている。阪大近くの万博公園が有力のようだ。
遅ればせながら、PSP-3000。
2008年12月24日 連載忘年会のビンゴでも景品でラインアップされていたPSP-3000・・かと思ったら、PSP-1000の中古だったらしいぜおい!さすが不景気のことだけある。
今回、このPSP-3000を購入。いくぶんか軽量化されている。そのためかボディが脆く感じるが、そこがいかにもソニー・ピクチャーズらしい。
ここ最近ソニー・ピクチャーズのプロデュースする映画には共通点があって、
・ ハイテク機器(バイオなど)
・ ハードロック系音楽(もちろんソニー)
・ 舞台は日本も関連。電気屋もよく出す(ソニー商品のみ陳列)。
・ 日本人俳優(ソニー関連)
・ ゲームへの応用可能な舞台設定(PS3向け)
・ テレビ画面に映る関連作品
・ エンドロールの主題歌すり替え(もちソニー)
・ 続編への露骨な布石(ヒットした場合に備えて)
・ 前作の主役にフラれると、<留学>か<死亡>の設定に
・ 短い上映時間(1時間40分あたりが多い)
・・・意図的なものを感じてならない。ただ反面教師としては、非常に役に立つ(どうやって利益を生むかの勉強)。
やっと年賀状を仕上げた。この10数年で枚数が加速度的に増えていくものの、大半の人は年賀状だけ、つまり皮(紙?)一枚の付き合いだ。みんな家族を持つようになるとコメントも無くなり、子供の写真だけの掲載となる。
先輩からの返事も変遷がある。
「つらいだろうが、がんばれ!」⇒ 「転勤しても、初心を忘れるな!」
⇒ 「元気か?」 ⇒ 「こっちにも来てください」
⇒ 「僻地はどうですか?」 ⇒ 「また会いましょう」
と、だんだん無難な内容になってくる。
それにしても・・・いまだにこういう内容で実家に送ってくるバカもいる。
「今年は女を泣かすなよ!」
「飲み屋で暴れないように」
「後輩をいじめないように」
「親に仕送りしてますか?」
「患者さんだけでなく、あたし(←アラフォーナース)にもやさしくしてね♡」
密告同様のハガキが届く。こうなると、父親からの偏見に満ちた説教が始まる。
「ほれほれ。ここに書いてあるように。なになに。後輩をいじめる?いじめて終わりではいかん!最近自殺が増えとるし・・・!それにおい。この看護婦さんは、お前に気があるんではないか?ひっひ・・・」
こうして、里帰りからのUターンが前倒しになる。
先輩からの返事も変遷がある。
「つらいだろうが、がんばれ!」⇒ 「転勤しても、初心を忘れるな!」
⇒ 「元気か?」 ⇒ 「こっちにも来てください」
⇒ 「僻地はどうですか?」 ⇒ 「また会いましょう」
と、だんだん無難な内容になってくる。
それにしても・・・いまだにこういう内容で実家に送ってくるバカもいる。
「今年は女を泣かすなよ!」
「飲み屋で暴れないように」
「後輩をいじめないように」
「親に仕送りしてますか?」
「患者さんだけでなく、あたし(←アラフォーナース)にもやさしくしてね♡」
密告同様のハガキが届く。こうなると、父親からの偏見に満ちた説教が始まる。
「ほれほれ。ここに書いてあるように。なになに。後輩をいじめる?いじめて終わりではいかん!最近自殺が増えとるし・・・!それにおい。この看護婦さんは、お前に気があるんではないか?ひっひ・・・」
こうして、里帰りからのUターンが前倒しになる。