気に入らんが気になるCM
2008年12月22日 連載
http://mb.softbank.jp/mb/special/wifi/index.html#bbmp
無線LANのアクセスポイントって、必要なとこに限ってないんだよなあ。それより!
MACに未練のある医師に人気のi-phone 3G。
まるで大学病院の助手のような喋り方のCM。
病院のイメージが暗くなる中、医師の募集はもうちょっと工夫したい。あの偉そうなCMみたいに・・・。
「他科合同によるカンファレンス。パソコン上でできる。美男美女が勢ぞろい。各種手技も思いのまま。給料も交渉次第で青天井。海外留学も激しく同意。医局旅行で思い出ショット。学生ナースとハーレム気分。それがうちの医局だったらね」
ジャーン(ギター)。
そんな医局などあるものか!だいいち諸君は!医局というものを何だと心得ているというのか!(←怒ったブライト調)
シャア調の勧誘↓
「私の頃は、手技は盗んで覚えた。だが今はそれを伝授してくれる。いい時代になったものだ。私はこの便利さを否定はしない。だが諸君が我が医局の入局を否定してしまえば、よそで偏った知識・偏った技術を教えられ、ひいては偏った医者に造り上げられる。するともはや気付かんさ。それを無症候性の人格梗塞と私は冠した」
そんな病名があるか!
お約束、スタローンの勧誘↓
「医局をもう決めたって?早すぎやしないか。物事は迷って迷って、結局決まらないのが物事だ。目指すゴールを決まると人生は面白みが欠ける。女遊びもそうだろ?なら俺の言うことを信じて来てみろ君が臆病者でないならな。それもできないなら医者なんてやめとけせいぜい切符切りがやっとだ。うちに来たら何でも教えてやる。俺が10年かかったことをお前は1日で出来るんだ!嫌な先輩たちに難題を押し付けられる君を想像したくないんだ!ヘエイ!採血なら俺の腕を使え!何本でも貸してやる!だからとりあえず入るんだよ!そこでまず考えたらいい!」
お前は宗教の勧誘か!
無線LANのアクセスポイントって、必要なとこに限ってないんだよなあ。それより!
MACに未練のある医師に人気のi-phone 3G。
まるで大学病院の助手のような喋り方のCM。
病院のイメージが暗くなる中、医師の募集はもうちょっと工夫したい。あの偉そうなCMみたいに・・・。
「他科合同によるカンファレンス。パソコン上でできる。美男美女が勢ぞろい。各種手技も思いのまま。給料も交渉次第で青天井。海外留学も激しく同意。医局旅行で思い出ショット。学生ナースとハーレム気分。それがうちの医局だったらね」
ジャーン(ギター)。
そんな医局などあるものか!だいいち諸君は!医局というものを何だと心得ているというのか!(←怒ったブライト調)
シャア調の勧誘↓
「私の頃は、手技は盗んで覚えた。だが今はそれを伝授してくれる。いい時代になったものだ。私はこの便利さを否定はしない。だが諸君が我が医局の入局を否定してしまえば、よそで偏った知識・偏った技術を教えられ、ひいては偏った医者に造り上げられる。するともはや気付かんさ。それを無症候性の人格梗塞と私は冠した」
そんな病名があるか!
お約束、スタローンの勧誘↓
「医局をもう決めたって?早すぎやしないか。物事は迷って迷って、結局決まらないのが物事だ。目指すゴールを決まると人生は面白みが欠ける。女遊びもそうだろ?なら俺の言うことを信じて来てみろ君が臆病者でないならな。それもできないなら医者なんてやめとけせいぜい切符切りがやっとだ。うちに来たら何でも教えてやる。俺が10年かかったことをお前は1日で出来るんだ!嫌な先輩たちに難題を押し付けられる君を想像したくないんだ!ヘエイ!採血なら俺の腕を使え!何本でも貸してやる!だからとりあえず入るんだよ!そこでまず考えたらいい!」
お前は宗教の勧誘か!
何年かごとにメガヒット的売上げを記録しているユニクロ。
大阪も多数店舗があるが、自分の周りの医者らにも人気が高い。どうやらそのメリットは・・・
・ 駐車場がある安心感(仕事の移動時に寄れる)
・ ラフでも入れる雰囲気
・ 店員の視線を感じない
・ 分かりやすい配置
・ 何となく立ち寄っても、買うものが自ずと決まる
・ 目の保養になる靴下コーナー
・ あの匂いがいい(?)
・ 平日はスカスカで、ブルース・ウェイン的に買い物ができる。(←自分の感想)
・ 無理な宣伝をせず、いつも変わらない安心感
・ 着ても<ユニクロだ!>となかなか気付かれないから
つまり、服のセンスなどよく分からない者でも好意的に寄れる店。それがユニクロ。
確かに、非常勤先の病院の移動時に時間が余ったとき。こういう時間を利用して寄ることが多い。気分を入れ替えたいときなど、同時に古い服まで処分してしまおうという前向きな気分(?)になる。オレは女か?
http://www.city.osaka.jp/emergency/medical/suddenly.html
いちおう、チェックしておこう。年末年始はいろんな人間と長時間喋ったりカラオケしたりするため、病気がうつされやすい。さらに家に持ち帰り、家族が発症することもありうる。
「(年末年始で)もしものときの風邪薬ください」ということで何人かは処方した(特に山間部の人たち)。インフルエンザキットを渡したケースもある(小児:親の希望)。
これらは使う前に病院に問い合わせるように言ってある。ということで、当直医の先生すまんがよろしく。
ここ最近の不景気の影響か、うつ症状で受診してくる人が増えた。初診するにあたって、精神科では抵抗があるということで内科の医者に処方を依頼するケースは多い。SSRIの処方数は明らかに増えた。ただ、マニュアル通りに薬を漸減することがなかなかできない(同意が得られない)のが課題となっている。
あと、ストレス・酒による潰瘍、食道炎も増えたような。そのためPPI+ガスモチンの処方が増えた。しつこい食道炎はバレット食道を経た癌の原因にもなるため、おさえておきたい。内視鏡なしでそのつど処方だけしてる医師は、軽率そのもの。
http://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/esophagus/esophagus_05.html
テレビの売り上げが頭打ちのようだが、あれだけ店にテレビが溢れたらいかんだろう。いや、消費者には良い。とにかく安い。あちこち当直に行くが、どこもテレビが一新。14型のテレビデオが、ワイド20以上+DVDプレーヤーに大出世だ。ただ皆の残してくれたVHS(内容は、っと!)が見られなくなるのは残念。
しかし当直医に高画質テレビは、違和感がある。やはり14型のカチカチ回すツマミでないと、らしくない。電源は押しポチ、抜きポチ!
だが3年後にはスーパーハイビジョン(テレビ)が・・・こればっかりだな。ええい!斬れ!斬れ!斬り捨てい!
欲が強いと、こういうものができる。
2008年12月15日 連載
内科・小児科をやってる開業医に出向くことがあるのだが、今年のクリスマス会は大変らしい。そもそもクリスマス会におもちゃを抽選すること自体(違法?)凄いと思うが、子供に人気のおもちゃ単価が物凄い。そのバラエティも多い。
昔馴染んだ戦隊ものも、今ではメンバーが7人、ロボットが3~4体も出てきて尋常ではない(正直カッコよくない)。しかもそれぞれに向けた商品が出ている。これらを売りさばいたクリスマス商戦のあと、年明けには新番組に切り替わるわけだ。
恐ろしい戦略だ・・・。
病院ものとか、ないかな。教授+准教授+講師の3体合体で。論文をカードで認可させ(カードでスラッシュ!)、それに応じた武器。前半は講師+准教授で戦い、後半は教授がおしいところを持っていく(オペみたいだなぁ)。敵はもちろん多数の助手軍団とクローン対戦だ!バイト出張目くらましだキーキー!負けるとどっかへ飛ばされるぞキーキー!
昔馴染んだ戦隊ものも、今ではメンバーが7人、ロボットが3~4体も出てきて尋常ではない(正直カッコよくない)。しかもそれぞれに向けた商品が出ている。これらを売りさばいたクリスマス商戦のあと、年明けには新番組に切り替わるわけだ。
恐ろしい戦略だ・・・。
病院ものとか、ないかな。教授+准教授+講師の3体合体で。論文をカードで認可させ(カードでスラッシュ!)、それに応じた武器。前半は講師+准教授で戦い、後半は教授がおしいところを持っていく(オペみたいだなぁ)。敵はもちろん多数の助手軍団とクローン対戦だ!バイト出張目くらましだキーキー!負けるとどっかへ飛ばされるぞキーキー!
ちょっとしたことだが・・・
2008年12月12日 連載 今回は冬休みがわりと長い、ということは以前にも触れた。病棟のあるところはたいていが12/29で切り上げる。開業医は12/26までが多いから、この日(12/29)はかなり混雑する。当然、入院要患者も増える。
12/29の晩に入院すれば、主治医が決まらないまま当直医が交代で診ることになる(常勤のみが当直ならそうでもないが)。それが1/5の朝まで続く。病棟のナースは結構、困る。家族への説明のときなど特に。
このため、気の利いた(?)病院では、正月の間に1日出勤を命じる。そこでいったん入院患者の振り分けを行う。ついでに病棟の要件も聞く。
確かに休暇が1週間もあって、その間に(主治医が関与しての)検査がなしでは、放置診療になりかねない。みんなの病態が安定していてもだ。
自分は12/31か1/1のどちらかに顔を出すのだが・・・やはり今年も12/31のほうだ。紅白が始まると、詰所が何やら騒ぎ出す。病院の外で初詣のカランコロンが聞こえてくる。そこで一通り仕事を終えて・・・
「(よ)しっ!じゃ!よいお年を!俺、帰ってから紅白見るから!じゃあ!」
せめて今年こそは、家で見たい。
12/29の晩に入院すれば、主治医が決まらないまま当直医が交代で診ることになる(常勤のみが当直ならそうでもないが)。それが1/5の朝まで続く。病棟のナースは結構、困る。家族への説明のときなど特に。
このため、気の利いた(?)病院では、正月の間に1日出勤を命じる。そこでいったん入院患者の振り分けを行う。ついでに病棟の要件も聞く。
確かに休暇が1週間もあって、その間に(主治医が関与しての)検査がなしでは、放置診療になりかねない。みんなの病態が安定していてもだ。
自分は12/31か1/1のどちらかに顔を出すのだが・・・やはり今年も12/31のほうだ。紅白が始まると、詰所が何やら騒ぎ出す。病院の外で初詣のカランコロンが聞こえてくる。そこで一通り仕事を終えて・・・
「(よ)しっ!じゃ!よいお年を!俺、帰ってから紅白見るから!じゃあ!」
せめて今年こそは、家で見たい。
カレンダーが来ない病院
2008年12月11日 連載年末商戦は下火でも、病院経営にとっては・・・ここでいかに頑張るかにかかっている。個人病院で必死なところは年末閉めるどころではない。ただし医師会に所属していると、そこにも制限がかかるので困る。
自分の友人(開業医)も医師会を辞めたがっているが、遠まわしな<いじめ>を恐れて脱退しにくいのだという。卸業者を通じて薬や検査キットを回させない(もちろん直接の命令ではない)、というのは日常茶飯事だが、年末ではなんと
「カレンダーを配布させない」
という技も持っている。
そうなんだ。医師会に入ってないと、なぜかそういう小物が回ってこない・・・。
自分の友人(開業医)も医師会を辞めたがっているが、遠まわしな<いじめ>を恐れて脱退しにくいのだという。卸業者を通じて薬や検査キットを回させない(もちろん直接の命令ではない)、というのは日常茶飯事だが、年末ではなんと
「カレンダーを配布させない」
という技も持っている。
そうなんだ。医師会に入ってないと、なぜかそういう小物が回ってこない・・・。
さすがに医学部で内定取り消しの話はないものの、科によってのバラツキは依然目立っている。関西のある大学眼科の入局希望者が100人(!)という事実もあり、マイナー科人気は今も健在だ。
内科系では、外科系くずれ(失礼!)の参入も増えているという。特に消化器科。外科系からの<転職>は、良く言えば大胆、悪く言えばガサツ、そんな印象(偏見かもしれん)を持っている。理系から文系へ移るのとは、ワケが違う(?)。
ただ、コンサルタント業者にはくれぐれも気をつけて欲しい。最近では研修医レベルでも引き抜こうという気概が、彼らにはある。大学離れを利用してエスコートしようとするのだ。こういう業者は上品でゴージャスに見えるが中身はたいていギャンブル(借金)生活であって、数打ちゃ当たると思っている反面教師だ。
ハンコを押す前に、せめて相談してほしい。なんなら僕でもいいが・・・(←こういうのも気をつけよう!)。
内科系では、外科系くずれ(失礼!)の参入も増えているという。特に消化器科。外科系からの<転職>は、良く言えば大胆、悪く言えばガサツ、そんな印象(偏見かもしれん)を持っている。理系から文系へ移るのとは、ワケが違う(?)。
ただ、コンサルタント業者にはくれぐれも気をつけて欲しい。最近では研修医レベルでも引き抜こうという気概が、彼らにはある。大学離れを利用してエスコートしようとするのだ。こういう業者は上品でゴージャスに見えるが中身はたいていギャンブル(借金)生活であって、数打ちゃ当たると思っている反面教師だ。
ハンコを押す前に、せめて相談してほしい。なんなら僕でもいいが・・・(←こういうのも気をつけよう!)。
活気をもらおう(梅田の阪急百貨店)。
2008年12月9日 連載 お歳暮を贈りに行ったが、独特の雰囲気だった。お歳暮コーナーは(時期過ぎたからか)すでに閑散としていて、カタログが転がってるだけ。従業員にも覇気がない。ここで贈るのはやめた。
やはり自分の大好きな、地下の食品売り場だ!
ここは大阪で活気の密度が最も高い気がする。惣菜売場の他に、各地の名産。ケーキ売場。洗練された職員たちが、愛想良く声をかけてくれる(背筋がしっかりしてる!)。うちの病院職員も、こういったところで接客を学んでほしい。
この高揚感著しい雰囲気は何だ?思わず無駄な買い物までしてしまう・・・。
とにかく、元気をもらえる場所だ。何のためのアドバイスかって?それは・・・
「あなたのためだから」
「はっ?」
「あなたのためだから」
「・・・・・それ、どういう意味っすか?ふざけんのもいい加減にしてくださいよ!」(← <監査法人>)
やはり自分の大好きな、地下の食品売り場だ!
ここは大阪で活気の密度が最も高い気がする。惣菜売場の他に、各地の名産。ケーキ売場。洗練された職員たちが、愛想良く声をかけてくれる(背筋がしっかりしてる!)。うちの病院職員も、こういったところで接客を学んでほしい。
この高揚感著しい雰囲気は何だ?思わず無駄な買い物までしてしまう・・・。
とにかく、元気をもらえる場所だ。何のためのアドバイスかって?それは・・・
「あなたのためだから」
「はっ?」
「あなたのためだから」
「・・・・・それ、どういう意味っすか?ふざけんのもいい加減にしてくださいよ!」(← <監査法人>)
忘年会のとき、たまにサプライズゲスト(医師)を登場させることがある。水面下でのドクターのスカウトがほぼ決まれば、ここで来年度の勤務医として挨拶させておくのだ(確定でない場合も多いが)。
さて、このように医師が人事・転職などで、新たに民間病院に身柄を移されるとき。勤務先の病院には前もって個人情報がいくことになる。
まず履歴書。写真はけっこう大事だ(これがまず第一印象)。住所を見られ、通勤時間など想定(呼び出しのときも想定)、交通費がそれに合わせて考慮。履歴の数々は、まず専門科の数(多いと代診が頼める)、それと勤続年数の間隔。大学人事でない場合、勤続の間隔がけっこう重要視される。ある程度の年数なのに(ドクターバンク以外で)1年ほどで転々としてる医者は、まず警戒される(どうしてもそう取られる傾向がある)。あと独身かどうかなど(既婚の場合、相手が女医だとヘルプ要請のチャンス)。
次は、横のつながり・MRらの評判による遍歴だ。まず、<何ができるか>。これが最重要。手術なら得意分野、麻酔科領域の関与、それに何よりも積極性。検査ではこなす件数、意欲など。内視鏡では専門医取得の有無。患者の評判ももちろん重要。
あと、男性医師なら女性トラブルの有無、スポーツの趣味など(イベントへの招待)。とにかく、あらゆる手段で調べられた後、コスト(給料)の大まかな計算がなされ、そのあと医師が面接することになる。
面接では病院の(口の達者な)末端がコスト面・診療日など打診。ここで手を打ってしまうとたいてい病院の言い分が通り(その末端の功績になる)、かえって不利な条件となる場合もある。というのは、相手の最初の条件は(相手に)絶対有利なものだからだ。相手の有利は、自分の不利だと思おう。
途中で病院側とトラブルを起こす医師は、最初のツメが相当甘い。法外なコストを要求し、ひきかえにできると豪語していた仕事量に押しつぶされてしまうのだ。「話が違う」と出ていく。<過労><労働基準法>を持ち出す前に、まず考えておく必要がある。
なので。必ず文書にしてもらうべし。というか、ここはいったん引き下がること。
その人が末端かどうか・・・は、具体的内容に決定権がないことから分かる。「だと思います」「必ず言っときます」などの返事、言い回しに要注意だ。
やはり事務長職・理事職・院長と直接面会し、書面で要請・返事をもらうのが一番的確なのだが。
さて、このように医師が人事・転職などで、新たに民間病院に身柄を移されるとき。勤務先の病院には前もって個人情報がいくことになる。
まず履歴書。写真はけっこう大事だ(これがまず第一印象)。住所を見られ、通勤時間など想定(呼び出しのときも想定)、交通費がそれに合わせて考慮。履歴の数々は、まず専門科の数(多いと代診が頼める)、それと勤続年数の間隔。大学人事でない場合、勤続の間隔がけっこう重要視される。ある程度の年数なのに(ドクターバンク以外で)1年ほどで転々としてる医者は、まず警戒される(どうしてもそう取られる傾向がある)。あと独身かどうかなど(既婚の場合、相手が女医だとヘルプ要請のチャンス)。
次は、横のつながり・MRらの評判による遍歴だ。まず、<何ができるか>。これが最重要。手術なら得意分野、麻酔科領域の関与、それに何よりも積極性。検査ではこなす件数、意欲など。内視鏡では専門医取得の有無。患者の評判ももちろん重要。
あと、男性医師なら女性トラブルの有無、スポーツの趣味など(イベントへの招待)。とにかく、あらゆる手段で調べられた後、コスト(給料)の大まかな計算がなされ、そのあと医師が面接することになる。
面接では病院の(口の達者な)末端がコスト面・診療日など打診。ここで手を打ってしまうとたいてい病院の言い分が通り(その末端の功績になる)、かえって不利な条件となる場合もある。というのは、相手の最初の条件は(相手に)絶対有利なものだからだ。相手の有利は、自分の不利だと思おう。
途中で病院側とトラブルを起こす医師は、最初のツメが相当甘い。法外なコストを要求し、ひきかえにできると豪語していた仕事量に押しつぶされてしまうのだ。「話が違う」と出ていく。<過労><労働基準法>を持ち出す前に、まず考えておく必要がある。
なので。必ず文書にしてもらうべし。というか、ここはいったん引き下がること。
その人が末端かどうか・・・は、具体的内容に決定権がないことから分かる。「だと思います」「必ず言っときます」などの返事、言い回しに要注意だ。
やはり事務長職・理事職・院長と直接面会し、書面で要請・返事をもらうのが一番的確なのだが。
アクセス解析を、あくせく検索。
・ レジデント blog ・・・ これが最多。
・ レジデントファースト ・・・ 賃貸業者の名前なんだってね!
・ モンスター 患者 ・・・ なるほど!
・ レジデント・サーガー ・・・ 東北の人ですか?
・ 医師 給料 ・・・ はいはいはい!
・ 医局 いじめ ・・・ 何か、あったんですか。
・ 眼瞼アネミー ・・・ ほほう?
・ 岡村孝子 破産 ・・・ ま、確かに触れたなあ。
・ 女医 もっといじめて ・・・ そんなこと言いましたっけ?
・ 尾崎豊 肺水腫 ・・・ なつかし!
・ バーチャルネットドクター ・・・ それ俺じゃない!
たまに不動産業者のホームページだったりするんだが、あれは・・・?
これも金融恐慌か?
インフルエンザワクチンの接種もピークを過ぎたようだ(当院)。遠方の往診先(コネを通じての個人的訪問)のため、ワクチンを冷やしたまま持っていくには苦労した。
実は・・・マックの飲み物カップの中に入れた(ワクチン箱は完全防水包装)。カップを2つ買い、飲んだ後に(2つもか!)氷をカップ1つにまとめたのだ。
しかし、ウエットティッシュの容器。あれもけっこう役に立つ。さすがいつも冷え冷えしているだけのことはある(妙に感心!)。
自分は結局、自分で接種した。皮膚を持ち上げてしなかったせいか、かなり痛かった!
以前、お菓子の懸賞に募集して箱が送られてきたことがある。確か柿ピーだったと思うが・・・これがすごい。まさしく出来たてホヤホヤの味なのだ。なんていうか、ツルツルしている。店で買うのと、明らかに有意差がある。工場で食べてる職員たち(?)は既に知ってるはずだ。
ところで、たまに日・当直、つまり24時間病院にカンヅメになることがある。食事やお菓子を買いこむ。この時、自分はこれを必ず購入している。確か、小学校のときから食べている。コカコーラののどごしと、合う。「えっ?もう?」というところで1袋が終わってしまう。毎週金曜日に生産されてることなど、ウルトラクイズ王者でも知らんだろう。
これで患者に指導しているのだから・・・情けない。
「そうそう」と思った人はクリックを。
そんなボタンはない!
ところで、たまに日・当直、つまり24時間病院にカンヅメになることがある。食事やお菓子を買いこむ。この時、自分はこれを必ず購入している。確か、小学校のときから食べている。コカコーラののどごしと、合う。「えっ?もう?」というところで1袋が終わってしまう。毎週金曜日に生産されてることなど、ウルトラクイズ王者でも知らんだろう。
これで患者に指導しているのだから・・・情けない。
「そうそう」と思った人はクリックを。
そんなボタンはない!
忘年会が多くなり、外食ばっかりになる。すると肉食動物と化す。串カツなど食べた次の日はダルい。体に悪いに決まってる。
そこで合間を見つけては、簡素な食事を作る。最近ではレタスを1個買いこみ、パカッと半分に割る。半分ずつ、これを毎日食べている(醤油で)。主食の前後に半分ずつ。過食を予防できる。
ハムエッグの上にちぎって埋める。ハムエッグ後にまた敷き詰める。また食う。お茶。もう何も言えねぇ、いや食えねぇ。
医局で作る<ミニおぞうに>に、レタス1個分。モチが拾えず、ほとんどレタス汁。しかしそれがクセになる。
こういう話を周囲にもするが、僕の(食べ物の)話はみな「おいしそうですぐ食べたくなり腹が減る」らしい。そして「腹が出る」らしい。そしてそれはみな「先生のせい」らしい。
そこで合間を見つけては、簡素な食事を作る。最近ではレタスを1個買いこみ、パカッと半分に割る。半分ずつ、これを毎日食べている(醤油で)。主食の前後に半分ずつ。過食を予防できる。
ハムエッグの上にちぎって埋める。ハムエッグ後にまた敷き詰める。また食う。お茶。もう何も言えねぇ、いや食えねぇ。
医局で作る<ミニおぞうに>に、レタス1個分。モチが拾えず、ほとんどレタス汁。しかしそれがクセになる。
こういう話を周囲にもするが、僕の(食べ物の)話はみな「おいしそうですぐ食べたくなり腹が減る」らしい。そして「腹が出る」らしい。そしてそれはみな「先生のせい」らしい。
早めに年賀状を完成させないと。去年みたいに、紅白と交互にするのは能率が悪い。しかし真の年賀状は、本来リアルタイムで書いてこそ気持がこもるもの。
研修医のときは名簿を見て、全員に出した(喪中は秘書さんに確認)。やり過ぎた感があったが、強いインパクトの内容だったためか、のちの会合・地方会などで話題になり何人か知りあうことができた。
ここで面倒でも1つずつ伝える。「分からない症例など相談していいでしょうか?」
おかげで自分の受け持ち患者(の症例検討など)をかなり優先・率先して頂いた。こうしていろんな医師と知りあって、ウラ名簿的な一大帝国を築こうと思った。
ところが。15年ほどたつとそれが・・・<少数精鋭>を好むようになった。教えてもらう側から、教える側へ。教えたはいいが、イエスマンになろうとするのが多い。すると愛想程度の人間が多くなる。偏見を恐れず言えば・・・医者なんて仕事場だけでいい、と思うようになる。
というのは・・・飲み会でもいろんな人間と触れ合うと、同じ会話を毎回しないといけない。(自分の)経験が多いと尚更で、相手も聞きたい話題が最初からある。それに限って、話したくない内容だったりする。
みんな知りたい。不安。気になる。自分が出世しないままなのか。相手はどこまでデキるのか。いくらもらってるのか。俺より多いのか。自分より手技が上手いのか。そうじゃないよな。俺たち似た者どうしだよな。
そういう気持が伝わってくると、切り上げたくなる。
そんなとき、自分はこうやって話題を変える。
「でな、そうだおい!」(肩をたたく)
外来でも似たのをやるんだが、これがかなり効果ある(なんのこっちゃ?)。
相手の記憶が一瞬のうちに飛ぶ。
「こいつはトぶぜ!」(←トラボルタ)
研修医のときは名簿を見て、全員に出した(喪中は秘書さんに確認)。やり過ぎた感があったが、強いインパクトの内容だったためか、のちの会合・地方会などで話題になり何人か知りあうことができた。
ここで面倒でも1つずつ伝える。「分からない症例など相談していいでしょうか?」
おかげで自分の受け持ち患者(の症例検討など)をかなり優先・率先して頂いた。こうしていろんな医師と知りあって、ウラ名簿的な一大帝国を築こうと思った。
ところが。15年ほどたつとそれが・・・<少数精鋭>を好むようになった。教えてもらう側から、教える側へ。教えたはいいが、イエスマンになろうとするのが多い。すると愛想程度の人間が多くなる。偏見を恐れず言えば・・・医者なんて仕事場だけでいい、と思うようになる。
というのは・・・飲み会でもいろんな人間と触れ合うと、同じ会話を毎回しないといけない。(自分の)経験が多いと尚更で、相手も聞きたい話題が最初からある。それに限って、話したくない内容だったりする。
みんな知りたい。不安。気になる。自分が出世しないままなのか。相手はどこまでデキるのか。いくらもらってるのか。俺より多いのか。自分より手技が上手いのか。そうじゃないよな。俺たち似た者どうしだよな。
そういう気持が伝わってくると、切り上げたくなる。
そんなとき、自分はこうやって話題を変える。
「でな、そうだおい!」(肩をたたく)
外来でも似たのをやるんだが、これがかなり効果ある(なんのこっちゃ?)。
相手の記憶が一瞬のうちに飛ぶ。
「こいつはトぶぜ!」(←トラボルタ)
0系といえば、N95などの医療用のマスクを思い出す。これをつけて突進してくるスタッフは0系そのもの。鳥インフルエンザの予防にも勧められる。
http://www.mask.co.jp/disupo/disupo04.htm
プアーン!(入院入院!ベッド空けベッド空け!)
ゴーーーーーーー!(ベッド搬送)
ブアッ!(怒号)
ヒュゥゥウ・・・(散らかし)
自分は鉄道マニアではない。当たり前だったものが無くなる・・・これはいつも突然やってくる。
「先生。今日で私、病棟を辞めます」
「ええっ?うそ?」
ある程度勤務の病院職員なら、誰もが経験済みのリアクション(呼びかけも)。
だが、自分は必ず辞めた理由を探る。いやらしい行動ではあるが、ここでかなりの内部事情が明らかにされることもある。
その時、思い知らされる。こちらがどれだけ鈍感で、気づいてあげなかったのかを。
そして翌日、すでに決定済みの新職員が入ってくる。
「右も左も分かりませんが、宜しくお願いします!」
フアーン(不安)!
http://www.mask.co.jp/disupo/disupo04.htm
プアーン!(入院入院!ベッド空けベッド空け!)
ゴーーーーーーー!(ベッド搬送)
ブアッ!(怒号)
ヒュゥゥウ・・・(散らかし)
自分は鉄道マニアではない。当たり前だったものが無くなる・・・これはいつも突然やってくる。
「先生。今日で私、病棟を辞めます」
「ええっ?うそ?」
ある程度勤務の病院職員なら、誰もが経験済みのリアクション(呼びかけも)。
だが、自分は必ず辞めた理由を探る。いやらしい行動ではあるが、ここでかなりの内部事情が明らかにされることもある。
その時、思い知らされる。こちらがどれだけ鈍感で、気づいてあげなかったのかを。
そして翌日、すでに決定済みの新職員が入ってくる。
「右も左も分かりませんが、宜しくお願いします!」
フアーン(不安)!
もうじきボーナス時期ではあるが・・・
2008年11月28日 連載 自分は悲観主義ではない。
とっくに予測されていた、市立松原病院閉鎖のニュースがあった。リフォームの予算がない。人件費が間に合わない。これは切実な問題。建て替えを余儀なくされてる病院が多いが、つまりここが選択を迫られる分岐点。さらなる融資をしてくれるかどうか。
大阪の各病院も例外ではなくなってきている。経営悪化で破綻寸前の病院がおそらく・・・来年はモロに出てくると(にわかに)予測されている。ボーナス融資を銀行から取り付けるのも、(大半の病院は)今回ハラハラドキドキものだったらしい。
銀行も病院に対しては態度が変わって、<黒字なければ融資なし>の姿勢で対応しているそうだ。もはや企業と変わりない。数年前までは、あれだけ貸しまくっていたのに・・・。
ヤバそうな病院を見抜くには・・・これが簡単に分かるなら苦労しない。とりあえずネット広告などを出しまくってるとことか、外来診療が激減してきてるとこは要注意だ。
これからも情報入手は大事。末端同士では憶測・パニックにしかならない。非常勤先などから潜り込み、何かを与える(特殊技能の指導など)代わりに源流により近い情報を手に入れろ!
特にこのシーズン。目上との飲み会にはなるべく参加すべし(少人数ならなおさら)!
具体的には・・・
・ 目上をまずほめる → 過大評価する → 自分を過小評価 → でも目上のおかげでマシ → でも将来が不安です → 僕も先生のようになりたい → 職場もスタッフの雰囲気も安定してそうですし。と褒めまくった挙句、そうでもないですか?と切り返す
すると・・・
・ 目上のグチが始まる → 聞きに徹する → 要約し、反復 → 目上がウンウンと頷く。これで相手の心の扉が開く。
そこで!自分の本題に入る。声をひそめ、
「あの。これは、先生だからこそご相談したいのですが・・・」
これだ!これでいけ!
とっくに予測されていた、市立松原病院閉鎖のニュースがあった。リフォームの予算がない。人件費が間に合わない。これは切実な問題。建て替えを余儀なくされてる病院が多いが、つまりここが選択を迫られる分岐点。さらなる融資をしてくれるかどうか。
大阪の各病院も例外ではなくなってきている。経営悪化で破綻寸前の病院がおそらく・・・来年はモロに出てくると(にわかに)予測されている。ボーナス融資を銀行から取り付けるのも、(大半の病院は)今回ハラハラドキドキものだったらしい。
銀行も病院に対しては態度が変わって、<黒字なければ融資なし>の姿勢で対応しているそうだ。もはや企業と変わりない。数年前までは、あれだけ貸しまくっていたのに・・・。
ヤバそうな病院を見抜くには・・・これが簡単に分かるなら苦労しない。とりあえずネット広告などを出しまくってるとことか、外来診療が激減してきてるとこは要注意だ。
これからも情報入手は大事。末端同士では憶測・パニックにしかならない。非常勤先などから潜り込み、何かを与える(特殊技能の指導など)代わりに源流により近い情報を手に入れろ!
特にこのシーズン。目上との飲み会にはなるべく参加すべし(少人数ならなおさら)!
具体的には・・・
・ 目上をまずほめる → 過大評価する → 自分を過小評価 → でも目上のおかげでマシ → でも将来が不安です → 僕も先生のようになりたい → 職場もスタッフの雰囲気も安定してそうですし。と褒めまくった挙句、そうでもないですか?と切り返す
すると・・・
・ 目上のグチが始まる → 聞きに徹する → 要約し、反復 → 目上がウンウンと頷く。これで相手の心の扉が開く。
そこで!自分の本題に入る。声をひそめ、
「あの。これは、先生だからこそご相談したいのですが・・・」
これだ!これでいけ!
インフルは各地で小規模流行がみられるようだが、気管支炎もよくみかける。
風邪で薬だけ欲しくても、病院によっては2・3時間待ちは当たり前。テレビを見て週刊誌を読んで・・・気の遠くなる時間が流れる。これではむしろまるで悪化するように思える。
大した話じゃないが、こんなことがあった。
朝、出勤すると玄関前で<ある>患者が待っている。自分はいきなり、そこで問診されてしまうのだ。迷惑でない範囲で会話が終わる。
で、外来が始まるといきなり<薬のみ>記載でカルテが回ってくる。事務がいうには「さっき話した者ですが、急ぐので処方してほしい」。混んでいることもあり、せっせと処方。その患者は待つこともなく処方箋を手に入れるわけだ。
あまりお勧めしないが、場合によっては(ある程度顔見知りになると)可能な技だ。
風邪で薬だけ欲しくても、病院によっては2・3時間待ちは当たり前。テレビを見て週刊誌を読んで・・・気の遠くなる時間が流れる。これではむしろまるで悪化するように思える。
大した話じゃないが、こんなことがあった。
朝、出勤すると玄関前で<ある>患者が待っている。自分はいきなり、そこで問診されてしまうのだ。迷惑でない範囲で会話が終わる。
で、外来が始まるといきなり<薬のみ>記載でカルテが回ってくる。事務がいうには「さっき話した者ですが、急ぐので処方してほしい」。混んでいることもあり、せっせと処方。その患者は待つこともなく処方箋を手に入れるわけだ。
あまりお勧めしないが、場合によっては(ある程度顔見知りになると)可能な技だ。
年末当直の話がそろそろ・・・
2008年11月26日 連載各ドクターも、そろそろ依頼が舞い込んでいるはず。今年もさらに容赦なく、救急が運ばれてくるだろう。大きい病院では2人体制をとることも多いが、多くは医師1人で戦うことになる。
内科医では今では小外科(ナート)ができなくてはいけないし、挿管に自信がない人も(特に年末当直は)すべきでない。便利な道具があると思ったら大間違いのこともある。なお小児科ぎらいも、今後苦労する。
これは偏見かもしれないが、大阪にはまともに呼吸器疾患をみれる医者が少ない・・・呼吸管理ができても、病態の解釈がなされてない。これまであちこちの医者たちと話をして、そういう印象を持った。
どうも、大阪の多くの民間病院が呼吸器科自体を軽視してるようだ。気管支鏡では病院はもうからないのが背景にあるという。午前中に胃カメラ10件できても、気管支鏡は5例がやっとだ。
呼吸器科を目指してる・また民間へ(呼吸器科として)これから羽ばたく人は、もう1つ何かつかんでおいたほうがいい。例えば消化器内視鏡(気管支鏡が得意だと胃カメラ系の上達が速い)、心臓超音波(医局を通じ、週に1回<修行>に行く)など。
病院に「こいつに辞められたら不便だ」とまず認めさせることが重要だ。